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Posted by ブクログ
小説家の里見青から絵を探してくれと頼まれ、元編集者の佐々波蓮司は作家の雨坂続ととある洋館に向かう。大学生の小暮井ユキと彼女に取りついた幽霊の雨坂ノゾミも一緒に。
洋館では次々に不思議なことが起こる。ただの幽霊騒動かと思われるが、これが里見青の過去の真実を探し出すこととなり、小説を書くということ、プロット、構造の意味をも探し出す物語となっていく。
なかなか上手く仕組まれた小説であり、結構謎をかんがえることに惹きつけられた。影、カラス、赤・青・黄の色などの言葉が深層心理っぽく意味ありげである。それに、どうもまだ謎は完全に解決されていないようだ。雨坂ノゾミも謎である。さて、どうなっていくのか。
Posted by ブクログ
シリーズ3冊目。作家先生がふたり登場するせいか、さらに文章がきれいになり洗練されてておしゃれでハイセンスで…途中、少し話についていけなくなりました。小説家の人の思考を一般人が読み解くのは難しいですが、その飛躍しているところがいい。佐々波さんの気持ちがわかります。メインストーリーは、切なくて苦しくて暖かい、そんな素敵なお話でした。根底に続いている紫色の指先についての話は、相変わらず伏線がたくさん出てきましたが、少しだけ回収されたのでしょうか?紫色の指先の目的が垣間見えて、背筋が凍りました。これからどう話が進むのかとてもたのしみです。この作品、回りくどくて過剰な言葉が多くて、わたしはとても好きです。
Posted by ブクログ
非常に冗長な物言いが好きな人は気に入る作品だと思う。
かくいう私は文体が好きなのでお気に入りだ。
本シリーズにおいては、設定がある種「奇をてらった」と言わんばかりの設定ではあるもののそこを気に入ってしまった。
作家と編集者がそれぞれの立場、目線から物語を進めていく様子は新鮮であり、作者のキザったらしい文体も相まって掛け合いを見ているだけで楽しい。
彼の物語の登場人物にはそれぞれ役割が与えられていると思う。物語である以上、役割があるのだろうが彼の物語ではより明確にその線引きがなされているように思う。
それぞれの役割を最大限にこなそうとする登場人物に私は好感を覚える。
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小説・文芸