河野裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
発売されると手に取っちゃう作家さん。
まさに青春と帯にあって、確かに青春だけど、青春、青春かぁ…という感じ。若気の至りというか、自分が一番正しいとか周囲の大人がバカに見えるとか、このやり方が一番と思うと他の選択肢が目に入らないその一途さも確かに青春なのかもしれないなぁ。
いまだに女性の総理大臣も選出されないわが国で、例えば少数民族だったり、日本国籍以外の人間が国のトップに立つ、なんて日が来るのはいつだろう。大体、アメリカの大統領を目指すのは夢があると漠然と思う人でも、日本の総理大臣を目指すという子供がいたら夢があるって言うかなぁ?と思っちゃうぐらいだし。自分が嫌な大人になっただけかもしれない -
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Posted by ブクログ
河野裕さんの作品が好きで読み始めたシリーズですが、今回は〜じゃなくて、〜じゃなくて。系統のフレーズがやけに目につきました。河野さんらしいけれど、なんだかもやっとします。今まで河野さんの作品を一冊読む間には必ず好きなシーン、言葉が出てきていたのですが、今回初めて何も感じませんでした。
3巻まで読んでも主要キャラクターがイマイチ好きになれません。その代わりにサブキャラクターのキド、月生あたりがものすごく好印象です。
今回は月生さんの戦闘シーンがありますが、個人的に後味の悪い結末。ここからうまく転がるの良いのだけれど、PORTリーダーのユーリイがひたすらに嫌な奴になって終わりました。
今後の展開に期 -
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Posted by ブクログ
ネタバレついに最終巻。
やはりこれは成長の話なのね(たぶん。まだ自信ない)。
成長の過程で選び取るもの、捨てるものがあって、で、「大人って何よ?」「どうなったら大人なのよ?」的な永遠のテーマともいえる疑問を大地から投げかけられて・・・
誰のどの考えが正しいのかはさておき、みんなが大地のために行動して、という姿勢がうれしいものの、元(?)魔女の時任が作った世界に、現実から一部を抜き取られた大地の両親がいて、大地は二人に会いに行く、だとか、現実に戻った大地は魔法の力で、自由に階段島と現実を行き来するとか、「えぇのん?それ」みたいなところが多々あり、真辺が魔法を使って大地の幸せをシミュレーションし出してか