河野裕のレビュー一覧

  • その白さえ嘘だとしても(新潮文庫nex)

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    シリーズ2作目。
    それぞれが探し物をする様子にそれぞれの人柄がとてもあらわれている。それがどんどん交錯していくところが面白かった。

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    2023年12月16日
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    階段島という不思議な島でおきる話。
    ファンタジー色強い。
    登場人物は少ないが関係は複雑。後半いろいろなことが明らかになっていくところがよかった。

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    2023年12月10日
  • 君の名前の横顔

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    家族とはなにか。血の繋がりとはなにか。名前の持つ意味。正義とは?常識とは?
    高揚した議論の賜。ちょっと哲学的な。
    パラレルワールド的な。
    ジャバウォック、記憶に残るな。

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    2023年11月23日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    生まれ変わりを繰り返して毎回出会うけれど決して結ばれない……最高に私の好みの設定!だったけれど、少し私の肌には合わなかったかな。
    文章がサラッとしていて設定の割に重苦しさがないのは良かった。登場人物もみんな個性的だけど親しみやすい。
    最後はまんまと騙されましたー。

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    2023年11月01日
  • さよならの言い方なんて知らない。8(新潮文庫nex)

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     シリーズ8巻目。
     設定と進行具合をだいぶ忘れている。
     
     今回のメインは白猫VS月生の闘い。
     両者70万ポイント超のブースター同士の闘いは、どんなシャーチャーでもとらえることはできなかった。

     その決着がついたとき、ヘビの記憶を得るべくユーリィが動く。
     そしてまた、新たに架見崎に一人のプレーヤーが現れた。

     次巻に続く。

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    2023年09月24日
  • 昨日星を探した言い訳

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    発売されると手に取っちゃう作家さん。
    まさに青春と帯にあって、確かに青春だけど、青春、青春かぁ…という感じ。若気の至りというか、自分が一番正しいとか周囲の大人がバカに見えるとか、このやり方が一番と思うと他の選択肢が目に入らないその一途さも確かに青春なのかもしれないなぁ。

    いまだに女性の総理大臣も選出されないわが国で、例えば少数民族だったり、日本国籍以外の人間が国のトップに立つ、なんて日が来るのはいつだろう。大体、アメリカの大統領を目指すのは夢があると漠然と思う人でも、日本の総理大臣を目指すという子供がいたら夢があるって言うかなぁ?と思っちゃうぐらいだし。自分が嫌な大人になっただけかもしれない

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    2023年09月06日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    日経夕刊で紹介されていた本。
    千年の愛というと壮大だけど、物語は軽やかでどこかユーモアがある。個人的には少し読み進めにくいな、と感じたけど、最後、そういうことだったのね〜とスッキリした気持ちで読み終わった。

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    2023年09月03日
  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    高校生たちが織りなす、まさに青春ミステリな話。登場人物がみんな魅力的に描かれていて良かった。本格的ミステリとは違うけれど、適度にミステリアスで青々とした青春を感じました。

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    2023年09月11日
  • その白さえ嘘だとしても(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    映画を観て、このシリーズのいいとこ取りだと気付いた。
    色んな話が同時進行しつつ、最後に1つに収束するのがよかった。
    前の話よりも自分が自分を捨てるっていうのがしっくりきた。

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    2023年08月12日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    千年前に、女は神からの求婚を袖にして愛する男と共に輪廻転生の呪いを掛けられた。時には動物、時には人。色々な姿に転生を繰り返し、そして令和。壮大な過去を背負う筈の岡田杏は「運命の恋人探し」を放棄して、ルームメイトの祥子と平和に過ごしていたが…

    過去編は壮大な輪廻転生を繰り返し、愛する人を探し続けていたけれど、現代の2人は何とも緩い感じが対照的で、そこが良い感じに明るくて好きでした。

    タイトル回収のセリフがとてもお気に入りでした。

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    2023年08月08日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    なかなかのドタバタ劇でポップな物語。

    1000年の輪廻転生はなかなかのハードだと思う。
    人、動物などに輪廻転生し、お互いにこっそり支え合っているのがよかった。
    それでも色々な苦悩もありと考えるとすごいと思う。

    『ラブレターは短く、正直に』に生きていこうと思います。

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    2023年07月22日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    千年の愛がテーマ。悲しい輪廻転生を繰り返す2人の話…ですが、全体の雰囲気はポップというかライトな感じで、最初は??と思いましたが、確かに悲しい輪廻転生でも、生活は日々続くのだから1日1日を切り取ったら実際のところはこんな感じかもしれないな…と思いました。
    最後のどんでん返しがびっくりでしたが、要所要所で違和感を覚えながら読み進めていたので、なるほど!と思いました。

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    2023年07月14日
  • 君の名前の横顔

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    ネタバレ

    ジャバウォックの立ち位置がよくわからなかった。良いものなのか悪いものなのか、どっちでもないものなのか
    ステップファミリーの話としては興味深いものだったけど、もうちょっと話を整理すてくれると読むほうは助かる気がする

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    2023年06月16日
  • 君の名前の横顔

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    ものすごくつらいことがあって、自分を守るために何かしらの方法を生みだす的な話だと思うのだけれども、結果として裁かれるべき奴が裁かれていないのは納得いかない。
    ちなみに国語科の豆知識として、「辛」は常用漢字としての読みは「から・い」しかないのである。「つら・い」ではないのである。からいモノが好きな人は多いから、ええ名前ちゃうか。

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    2023年06月03日
  • 君の名前の横顔

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    親目線で読むと、本当にグッとくる。子への接し方、考え方を反省させられた。
    「意味がないことに意味がある」この言葉、素敵なだな。
    集団が正義になるっていうのも頷けた。SNSとかで無責任・無意識に意見を言い合って、同じような事をしたりされたりしている人達がたくさんいる時代。その事について考えさせられるお話だった。
    奥が深い。

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    2023年05月17日
  • さよならの言い方なんて知らない。4(新潮文庫nex)

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    うーん、なんだかウォーターに都合が良すぎる気がする。運営との会話でも、香屋に対しては「それは質問ですか?」という感じなのにウォーター相手なら色々喋る。
    それに、友達というものが何なのかもふんわりしすぎている。いくら人を惹きつける才能があって友達が多くても、ウォーターのために自分の仲間を裏切るなんてするだろうか?って思ってしまいました。まだ説明されてないだけでしょうか。なんだかすっきりしませんでした。

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    2023年05月05日
  • さよならの言い方なんて知らない。3(新潮文庫nex)

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    河野裕さんの作品が好きで読み始めたシリーズですが、今回は〜じゃなくて、〜じゃなくて。系統のフレーズがやけに目につきました。河野さんらしいけれど、なんだかもやっとします。今まで河野さんの作品を一冊読む間には必ず好きなシーン、言葉が出てきていたのですが、今回初めて何も感じませんでした。
    3巻まで読んでも主要キャラクターがイマイチ好きになれません。その代わりにサブキャラクターのキド、月生あたりがものすごく好印象です。
    今回は月生さんの戦闘シーンがありますが、個人的に後味の悪い結末。ここからうまく転がるの良いのだけれど、PORTリーダーのユーリイがひたすらに嫌な奴になって終わりました。
    今後の展開に期

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    2023年05月01日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    時を超えて千年の愛物語を堪能しました。読み終えて、題名の「愛されてんだと自覚しな」わ納得すると思います。古書「徒名文通録」をめぐる騒動がなんか楽しくておもしろく読めました。そしてあなたもファンタジーの傑作を読んで楽しんで下さい。

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    2023年05月01日
  • さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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    シリーズ第一弾。設定の説明を読むのが少し辛かった。わかってしまえば単純なルールだけど、なかなか細かい。その部分だけ数回読み返しました。今のところ主役2人どちらのキャラクターもそこまで好きではないけれど、ストーリーは面白いです。
    最初に降り立った陣地「キネマ倶楽部」のリーダーキドさんがかっこいい予感。
    香屋の表情として怯えた顔で笑う、のような表現がよく出てきますが、その顔が上手く想像できませんでした。完全に私個人の問題ですが、毎度それどんな顔?って思いながら読み進めました笑
    ひとまず次巻も買います。

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    2023年04月16日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    ついに最終巻。
    やはりこれは成長の話なのね(たぶん。まだ自信ない)。
    成長の過程で選び取るもの、捨てるものがあって、で、「大人って何よ?」「どうなったら大人なのよ?」的な永遠のテーマともいえる疑問を大地から投げかけられて・・・

    誰のどの考えが正しいのかはさておき、みんなが大地のために行動して、という姿勢がうれしいものの、元(?)魔女の時任が作った世界に、現実から一部を抜き取られた大地の両親がいて、大地は二人に会いに行く、だとか、現実に戻った大地は魔法の力で、自由に階段島と現実を行き来するとか、「えぇのん?それ」みたいなところが多々あり、真辺が魔法を使って大地の幸せをシミュレーションし出してか

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    2023年02月08日