河野裕のレビュー一覧

  • その白さえ嘘だとしても(新潮文庫nex)

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    最初はなんだかよくわからない

    クリスマスイブの階段島で何が起こっていたのか

    それらのことがどう繋がっていくのか

    七草の頭の中はどうなっているのか

    でも今回、何人かの心の中がわかったし
    魔女の正体もわかったので
    今後の展開か楽しみではある

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    2019年07月28日
  • つれづれ、北野坂探偵舎 著者には書けない物語

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    読書録「つれづれ、北野坂探偵舎著者には書
    けない物語」3

    著者 河野裕
    出版 角川文庫

    p38より引用
    “ 雨坂続ー小説家は現実の情報を「設定」
    として、物語を創る。推理ではない。あくま
    で物語だ。だから、突飛な内容でも平然と語
    る。
     佐々波蓮司ー編集者は物語の矛盾点を指摘
    する。ストーリーが自然なものではなかった
    なら、あるいは現実と僅かでも齟齬があった
    なら、詳細にそれをつつく。
     小説家が創り、編集者が崩す。崩れたらま
    た創り直す。こうして二人は真実ににじり寄
    る。”

    目次より抜粋引用
    “バッド・クォートに憑く幽霊
     TO MY SISTER
     アナグラム・プログラム
     著者には

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    2019年07月23日
  • 汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

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    階段島シリーズの3冊目。

    今回の舞台は階段島ではなく元の世界ということで、人格の一部を捨てた側の七草と真辺の物語。
    1冊目の感想に『元の世界にいる彼と彼女も含めたふたり(4人?)の関係が、これからどう展開していくのかは楽しみ』と書いたところ、2冊目では全く触れられず、どうなってるのと思っていたが、ここで来た。
    通勤電車の中でサラッと読むには話が分かりにくく、冒頭から暫く同じところを二度読みし、お話が並行して進んでいるの分かってからは1冊目をチラ見しながら読み進む。
    しかし、なんだかまだるっこしい。
    内省的というか思わせ振りな文章はこのシリーズの特徴とは思うけど、今回はいささか冗長に感じる。

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    2019年07月16日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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    本屋の新刊コーナーで、5巻の郵政カブのイラストを見て、へぇ、と気になった。
    で、デザイナーの川谷さんの特集(この間休刊したMdN)を見て、読まねばなるまい、と思って古本で順次集めた。
    (この6巻目だけは新刊で購入)
    イラストがビブリアの越島さんだということには、つい最近になって気が付いた。

    2巻まで読んだ後、しばらく間が開いたけど、3巻以降は割と一気に読み進んだ。
    で、この作り物の世界を美しいとか愛しいとか感じるか、というと、それはないなぁ。

    6巻の帯の「映画化」に、シャフトですか、と思ったら実写だ、と。
    その映画の幸福な未来はまるで思い描けないね。

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    2019年07月07日
  • 夜空の呪いに色はない(新潮文庫nex)

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    最終巻が出たということで、積んでいた山から引っ張り出して一気読み。1年も積んでいたことに驚き。ラストに向けて伏線とか、いろいろと繋がってきました。内容を忘れてしまう前に次も早く読まないと。
    トクメ先生の大人の話が好きでした。

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    2019年06月09日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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    星を見る物語だった。それは手が届かない理想を求める物語。そして誠実を求め続けた物語だった。

    6巻に渡る階段島シリーズの完結巻。本作を簡潔に総括することは大変な困難なのだけど、ワシはこの美しい言葉の群れに耽溺したと言える。

    それは同時に、木を見て森を見ずになってしまっている、すなわちこの物語をまだ咀嚼できてないのかもな、とも思っている。それでもその木は美しく、特に突然現れる、カタルシスとも違う唐突な登場人物の言葉に心揺さぶられる。

    人は何も捨てずに成長できるのか。捨てられた人たちの、捨てられなかった声に沈思する。

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    2019年06月06日
  • 最良の嘘の最後のひと言

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    ネタバレ

    平熱系超能力コン・ゲーム小説。Googleをモデルにしたと思わしきハルウィンという企業が超能力者探しをするという、一見すると壮大なシチュエーションだが、その大風呂敷に反して、話自体は緻密なトリックと嘘の応酬である。限定条件のバトロワ的な、血で血を洗う荒っぽさや緊張感はないものの、応用力のある超能力や偏執的なまでのルールの恣意的解釈などはこの作者ならではの持ち味だろう。他の作家ならもっと大仰な嘘をつくのだが、この作者は他の作者なら捨てる部分を拾って有効活用するような、謂わば捨てられた食材で美味しく調理するスキルに長けた作家だと思う。

    ただ、いくつか難点もあり、まず登場人物の描写がやや薄っぺらい

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    2019年05月29日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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    人生に正解は無い。    
    人生に近道は無い。    
    群青色ってどんな色だっけってPCで調べたけど、こんな無機質な色なんかじゃなくて、自然界の中で見られる本物の群青色を見てみたいなって思った。

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    2019年05月12日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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    シリーズ最新刊。
    自分は大分ラストの方から読みだしたからアレですが、いなくなれ群青から読んでいた人だったら感慨深いだろうなぁ。青春小説なんだけれどもチープな(本人たちにしてみればチープじゃないのかもしれないけれども)恋愛モノではなく、実際に起きているネグレクトをどう解決していくか、という重いテーマが裏にあってどう終わるんだろう?と思ってました。なるほど。でも確かに精神的支えとか逃げ場って大事だよねぇ、ウン。

    あまりにもまっすぐで正しいマナベさんが苦手だったんだけれども彼女は現実の彼女に拾われて良かったな、とも思う。階段島の彼女は尖りすぎていてある意味怖かったので。理想のために理想を追いかける

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    2019年05月07日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    皆に優しいのは、誰にも優しくないのと一緒だよ?
    なんて10代の頃から云われ続けている。ひとによっちゃトラウマになるところだぞこれ。

    欲張りなんだろうなぁ、と思うことが多い。
    何かを捨てる、捨てない、
    選ぶ選ばない、という道程で、
    選ぼうとするものがひとよりも多い?
    いや、正確には
    選ばないと決めるものが極端に少ないのだ。
    はふう、である。いやほんとに、はふう、だとは思ってんだよ?(笑
    思ってんだけどさ。


    さて。
    一作目をタイトル買いしたのがもう五年も前なのかと思うとぞっとしますね。

    シリーズ後半から少し観念的になってきたな、と思いながら、それでも青春小説として楽しく読めました。
    それで

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    2019年05月07日
  • つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない

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    カフェに向かい合わせで座っている二人が織りなす
    奇妙な探偵物語。

    いや、探偵なのは1人だけで、もう一人は
    普通に作家、なのですが。
    元編集者は何故探偵になったのか、は謎ですが
    全ての謎を二人で、物語を作るように解いていきます。
    短編集なのですが、最終的にはすべてが合わさって…で
    解決します。

    こんな推理は? というわけではなく、本当に
    物語を作るようにピースを合わせていくので
    これはこれで面白いのですが、何だかだらだら
    話しているだけ、な感じもします。

    作るのが趣味なだけで美味しくないケーキ。
    ちょっと食べてみたいです。

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    2019年02月12日
  • 汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    三冊目にして初めて、現実世界の七草と真辺、大地が描かれる。階段島にいる「捨てられた七草」が思っているのとは現実は少し違いそう??
    前二巻に比べて少し現実みが出てきた気がする。捨てた側の葛藤?も描かれて、一巻を読んだときのような違和感は少し薄らいだ。

    しかしやはり、文章はすごく読みやすいのだけど、なにかが徹底的に自分とは合わないなと感じてしまう。観念的すぎるのかなー。私とは論点が違うのかな。最後まで読んだらもう少しスッキリするかなと思ったり、とりあえず彼らの着地点が気になったりするので読み進めてはいるけれど。

    そもそもスッキリする話ではないのかもしれないなー。

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    2019年01月28日
  • bell

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    ネタバレ

    "3D小説"というリアルタイムで書かれていくWeb小説に、小説内の登場人物ソルとして読者が干渉していく新しい試み
    を文庫本にしたもの。

    登場人物はおおよそ以下のように大別される。
    * 小説内での登場人物
    * 読者
    * 主人公である久瀬にメールを通して干渉ができ、読者ともTwitterを通して交流ができる"ベル"

    読者はTwitter上でベルに依頼をすることで物語に干渉できる仕組みになっている。

    読者には定期的にバッドエンドの未来が提示される。
    物語中で提示されるリアル脱出ゲームのような謎がバッドエンドに結びつくため、それを読者が解いてTwitter

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    2019年01月24日
  • ベイビー、グッドモーニング(角川文庫)

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    河野氏の他のいろいろなシリーズにある要素が混ざり合ったような印象の作品です。
    彼の魅力はシリーズとして複数本を読み進めるうちにどんどん強くなると思うので、単独作品では少し物足りなかった。

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    2018年12月26日
  • つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物

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    完結したようなしてないような終わり方でした。全体的にみんなどうなったんだろう?
    積ん読本や読みたい本がどんどんたまってきて、本を速く読みたい!と思って焦って斜め読みや流して読んでしまうこともあるのですが、この物語を読むと小説家が思いを込めて、考え抜いて書いた一文、一文字を、斜め読みや流しては読めないなと思いました。反省。

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    2018年12月02日
  • 夜空の呪いに色はない(新潮文庫nex)

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    階段島シリーズ第五弾。複雑すぎる物語と世界観に少々胃もたれ気味。もう少し簡素にと思ってしまうのは年のせいだろうか。
    あらすじ(背表紙より)
    郵便配達人・時任は、階段島での生活を気に入っていた。手紙を受け取り、カブに乗って、届ける。七草や堀を応援しつつも、積極的に島の問題には関わらない。だが一方で、彼女は心の奥底に、ある傷を抱えていた…。大地を現実に戻すべく、決意を固める真辺。突き刺さるトクメ先生の言葉。魔女の呪いとは何か。大人になる中で僕らは何を失うのか。心を穿つ青春ミステリ、第5弾。

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    2018年10月28日
  • つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない

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    さくさく読めたけれど、上手く入り込めなかった。色んな繋がりが整理されずにとっ散らかっている印象を受けてしまった。キャラクターは何となく新鮮だった。

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    2018年10月17日
  • つれづれ、北野坂探偵舎 著者には書けない物語

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    前作のことは殆んど覚えていなかった。雨坂と佐々波のやり取りとか枝葉の部分は楽しめたけれど、本筋とか深い部分はよくわからなかった。お芝居の話はすきだけれど、そういう部分もあまり入り込めなかった。終盤のお芝居が希望に転換する部分はすっきり出来て良かった。読んでいて視点が迷子になったり、幽霊のレイニーが見えている人といない人の把握がおろそかになってしまったり、「彼」や「彼女」が誰を表しているのか咄嗟にすんなりとはわからなかったりした辺り、文章はさらさらと読めるのに難しかった。

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    2018年10月17日
  • つれづれ、北野坂探偵舎 ゴーストフィクション

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    この巻でまとまる部分は一〜二巻より断然楽しめた気がする。二巻からあまり間を空けずに読めたせいか、メインの佐々波と雨坂とユキとノゾミのキャラクターに馴染み易かったことも良かった。紫色の指先関連のシリーズを通しての大筋部分は相変わらずよくわからなくて入り込めなかった。一巻の内容をちゃんと覚えていて、その辺りの思わせ振りさにもっと興味を持って着いて行けたら良かった。。

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    2018年10月17日
  • 汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

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    真辺をはじめとした登場人物や物語の一筋縄ではいかないややこしさを、ひとつひとつ理解していきたいと思わされる。物語の根源に触れる辺りはふわふわもやもやとして、すんなり入って来なかったりよくわからなかったりするのだけれど、全体の独特の雰囲気に惹かれる。根源より少し浮かんだ展開部分にはスッと引き込まれる。真空の星空みたいなひんやりと澄んだ空気を感じる反面、作中に登場する夕陽みたいな暖かさも感じた。購入してシリーズをまとめて読み返し続けたらもっとしっかりと楽しめるんだろうなあと思うと、我ながら少し勿体無く感じた。

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    2018年10月17日