河野裕のレビュー一覧
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読書録「つれづれ、北野坂探偵舎著者には書
けない物語」3
著者 河野裕
出版 角川文庫
p38より引用
“ 雨坂続ー小説家は現実の情報を「設定」
として、物語を創る。推理ではない。あくま
で物語だ。だから、突飛な内容でも平然と語
る。
佐々波蓮司ー編集者は物語の矛盾点を指摘
する。ストーリーが自然なものではなかった
なら、あるいは現実と僅かでも齟齬があった
なら、詳細にそれをつつく。
小説家が創り、編集者が崩す。崩れたらま
た創り直す。こうして二人は真実ににじり寄
る。”
目次より抜粋引用
“バッド・クォートに憑く幽霊
TO MY SISTER
アナグラム・プログラム
著者には -
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階段島シリーズの3冊目。
今回の舞台は階段島ではなく元の世界ということで、人格の一部を捨てた側の七草と真辺の物語。
1冊目の感想に『元の世界にいる彼と彼女も含めたふたり(4人?)の関係が、これからどう展開していくのかは楽しみ』と書いたところ、2冊目では全く触れられず、どうなってるのと思っていたが、ここで来た。
通勤電車の中でサラッと読むには話が分かりにくく、冒頭から暫く同じところを二度読みし、お話が並行して進んでいるの分かってからは1冊目をチラ見しながら読み進む。
しかし、なんだかまだるっこしい。
内省的というか思わせ振りな文章はこのシリーズの特徴とは思うけど、今回はいささか冗長に感じる。
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Posted by ブクログ
本屋の新刊コーナーで、5巻の郵政カブのイラストを見て、へぇ、と気になった。
で、デザイナーの川谷さんの特集(この間休刊したMdN)を見て、読まねばなるまい、と思って古本で順次集めた。
(この6巻目だけは新刊で購入)
イラストがビブリアの越島さんだということには、つい最近になって気が付いた。
2巻まで読んだ後、しばらく間が開いたけど、3巻以降は割と一気に読み進んだ。
で、この作り物の世界を美しいとか愛しいとか感じるか、というと、それはないなぁ。
6巻の帯の「映画化」に、シャフトですか、と思ったら実写だ、と。
その映画の幸福な未来はまるで思い描けないね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ平熱系超能力コン・ゲーム小説。Googleをモデルにしたと思わしきハルウィンという企業が超能力者探しをするという、一見すると壮大なシチュエーションだが、その大風呂敷に反して、話自体は緻密なトリックと嘘の応酬である。限定条件のバトロワ的な、血で血を洗う荒っぽさや緊張感はないものの、応用力のある超能力や偏執的なまでのルールの恣意的解釈などはこの作者ならではの持ち味だろう。他の作家ならもっと大仰な嘘をつくのだが、この作者は他の作者なら捨てる部分を拾って有効活用するような、謂わば捨てられた食材で美味しく調理するスキルに長けた作家だと思う。
ただ、いくつか難点もあり、まず登場人物の描写がやや薄っぺらい -
Posted by ブクログ
シリーズ最新刊。
自分は大分ラストの方から読みだしたからアレですが、いなくなれ群青から読んでいた人だったら感慨深いだろうなぁ。青春小説なんだけれどもチープな(本人たちにしてみればチープじゃないのかもしれないけれども)恋愛モノではなく、実際に起きているネグレクトをどう解決していくか、という重いテーマが裏にあってどう終わるんだろう?と思ってました。なるほど。でも確かに精神的支えとか逃げ場って大事だよねぇ、ウン。
あまりにもまっすぐで正しいマナベさんが苦手だったんだけれども彼女は現実の彼女に拾われて良かったな、とも思う。階段島の彼女は尖りすぎていてある意味怖かったので。理想のために理想を追いかける -
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ネタバレ皆に優しいのは、誰にも優しくないのと一緒だよ?
なんて10代の頃から云われ続けている。ひとによっちゃトラウマになるところだぞこれ。
欲張りなんだろうなぁ、と思うことが多い。
何かを捨てる、捨てない、
選ぶ選ばない、という道程で、
選ぼうとするものがひとよりも多い?
いや、正確には
選ばないと決めるものが極端に少ないのだ。
はふう、である。いやほんとに、はふう、だとは思ってんだよ?(笑
思ってんだけどさ。
さて。
一作目をタイトル買いしたのがもう五年も前なのかと思うとぞっとしますね。
シリーズ後半から少し観念的になってきたな、と思いながら、それでも青春小説として楽しく読めました。
それで -
Posted by ブクログ
ネタバレ三冊目にして初めて、現実世界の七草と真辺、大地が描かれる。階段島にいる「捨てられた七草」が思っているのとは現実は少し違いそう??
前二巻に比べて少し現実みが出てきた気がする。捨てた側の葛藤?も描かれて、一巻を読んだときのような違和感は少し薄らいだ。
しかしやはり、文章はすごく読みやすいのだけど、なにかが徹底的に自分とは合わないなと感じてしまう。観念的すぎるのかなー。私とは論点が違うのかな。最後まで読んだらもう少しスッキリするかなと思ったり、とりあえず彼らの着地点が気になったりするので読み進めてはいるけれど。
そもそもスッキリする話ではないのかもしれないなー。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ"3D小説"というリアルタイムで書かれていくWeb小説に、小説内の登場人物ソルとして読者が干渉していく新しい試み
を文庫本にしたもの。
登場人物はおおよそ以下のように大別される。
* 小説内での登場人物
* 読者
* 主人公である久瀬にメールを通して干渉ができ、読者ともTwitterを通して交流ができる"ベル"
読者はTwitter上でベルに依頼をすることで物語に干渉できる仕組みになっている。
読者には定期的にバッドエンドの未来が提示される。
物語中で提示されるリアル脱出ゲームのような謎がバッドエンドに結びつくため、それを読者が解いてTwitter