河野裕のレビュー一覧
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"熱烈なキスを交わした結果、ふたりは二度と会えなくなった"
"のろまを見捨てたため、彼女の出費は倍増した"など、12の謎めいたシチュエーションの真相を、イエス・ノーで答えられる質問だけで探り当てろ。
推理カードゲーム、「ブラックストーリーズ」が初の小説化。
「ブラックストーリーズ」というカードゲームを小説化したという、一風変わった本です。
出題者に、はい・いいえだけで答えられる質問をしていき、真相を突き止める「ブラックストーリーズ」。あるいは、「水平思考クイズ」や「ウミガメのスープ」と言ったほうがしっくりくる方もいるかもしれません。
いや、カードゲームの小説化ってどんな? と思いますが、それぞれの回答者や小説パートをそれぞれ別の著者が担当しているらしく、ちょっと不思議な話を集めたショートショート集としても読めますし、ゲームのリプレイ実況のように楽しむのもありかなと思います。不思議な読み心地。
ちなみに私この「ブラックストーリーズ」というカードゲーム持ってるのですが、友人がいないためプレイしたことがありません。悲しい。 -
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過去のレビューを振り返って思うのが、『概要です』が概要になっていない件。
実際の作品内容にかすってもいない思わせ振りな表現もあったりして、もはや映画の予告編ですがな(^_^;)
ですので『概要です』はやめて、『マメムの勝手な予告編』にしてみます。どう皆さんは感じられたか、コメントいただけたら嬉しいです♪
■マメムの勝手な予告編
急に世界はちっぽけとなり、そして『あの存在』で世界の見方は変わった。
真相に近づいていくほど、震えが止まらなくなる香屋歩(かやあゆむ)は、それでも架見崎の未来に向けた戦術を考える。今回はユーリイが鍵だ。
そんな香屋の前に、また『あの人』の戦略が…。
■読後の感想
正直な感想ですが、ちょっと今作はキャラクターが多すぎて、
「もしもし、今、どんな状態ですか?」
って、安否確認したくなりました笑
主役級のメンバーは分かるとして、その他大勢が大勢すぎて、お涙くださいエピソードは出てくるんですけど、
「すみません、どなたでしたっけ?」
と、前作から時間を空けすぎたマメムは、お口ぽか〜ん。ごめんなさいm(_ _;)m
ちょっとずつお気に入りになってきた秋穂さんの出番が少なかったし、天然なリリィに少し苛つくし、白猫さんと黒猫さんのキャラクターイラストが見たくなってきてるし…。
話の展開は難しくなってきましたけど、皮肉にもシンプルな構図になってきたので、次回作ではどんな攻防が繰り広げられるのか楽しみです♪ -
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ネタバレ村上春樹を思い出させる語り口だが、彼ほど陶酔的でなく、個人的でない部分は、村上春樹が好きな人と嫌いな人がいるように、この作品もまたしかりなのだと思う。
ライトノベル文庫なので、表紙の感じからしてターゲットは中高生向けに書かれた本だと思うが、大人が読んでも十分耐えうる作品になっていると思った。
自分のこれまでをこういった形で考えたことがなかったのですごく新鮮だったのと同時に、過去の恥ずかしい自分や今はなかなか出せていない当時の自分もどこかの島にいるのかと思うと、久々に会いたくなった。
最後の最後まで話の結末が見えず、ワクワクしながら読めたこともいいことだったと思う。 -
Posted by ブクログ
ちぃーと昔に、
祭りじゃあーーーー!\(^o^)/
グループSNE祭りじゃー!
と、ひま師匠が騒いでいました
なので手にとりました、、、
というわけではございません
ひま師匠、すみませんm(_ _;)m
だけど、aoiさんはSNE祭りに惹かれて手に取ったのかもしれません
たぶん違うな
たぶんでなく絶対に違うな
だって、SNE祭りではなくこのシリーズに興味があってと言い切ってましたからね
で、私はaoiさんのレビューに書かれていた「村上春樹の描く世界と似ているかも」という一文に惹かれて手に取ったのです
んで、読んでみた結果、春樹の世界観に似ている気がします
んでんで、気になってウィキってみたら河野裕さんは影響を受けた作家として村上春樹の名を挙げてるじゃないの!
じゃあ、間違いないよ
河野裕さんと春樹の世界観は似ている
たぶん、、、
念の為、シリーズを追いかけて見ようと思います -
Posted by ブクログ
ネタバレ「階段島」と呼ばれる不思議な場所を舞台にした青春ファンタジー小説。そこは、捨てられた人間だけがたどり着く島。島から出るには「自分が失くしたもの」を見つけなければならない。
主人公の七草は徹底した悲観主義者。対する真辺は理想を追い続ける少女。島からの脱出をめぐって、痛みを伴なおうとも突き進む真辺と、小さな損失であっても拒む七草の対立は、本作の軸であり最大の見どころです。理想も損失のない世界も、結局は現実には存在しえない幻想に過ぎません。それでも、届かぬと知りながらも譲らない姿に、青春の苦さと眩しさが凝縮されています。
印象的だったのは、七草と真辺が「大人になった彼ら自身が切り捨てた人格」であるという設定です。彼らは、現実の七草達が既に捨て去った理想の化身であり、その擬人化とも言える存在。彼らが理想の体現者であれば、外敵のいない「虚無の楽園」としての階段島は、彼らの心象風景を映す舞台だと思いました。
その空虚さが物語に独特な空気感を醸成している一方、終盤に至るまではやや退屈さを覚える場面もあるのが正直なところです。
本作を読み進めると、妥協することを拒み、大人になることを拒否した彼らの叫びが、ひしひしと伝わってきます。理想を信じ続ける強さと、妥協を選べない弱さ。そのどちらも抱えながら足掻く姿は、読む者に「自分は何を切り捨てて大人になったのか」と問いかけてくるかのような小説です。