河野裕のレビュー一覧

  • さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    架見崎シリーズの第一編とあるように設定が細かく描かれたり伏線をたくさん張っていたりと、これからの導入という側面が強いような印象を受けた。最後まで謎が明かされない異世界の場所や仕組みなど、階段島シリーズと似た舞台設定の印象がした。

    頭脳によって決められたルールの外側をいこうとする主人公香屋歩は最近流行りの異世界転生ものの主人公像そのまんまだと思った。個人的にルールの穴を突くタイプの話は最初に設定が練られているかどうかで面白さが決まると思うが、その点で言うと階段島のよく練られた設定が思い起こされるため安心して読み進められた。
    作中の主軸となっている『ウォーター&ビスケットの冒険』の中で語

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    2021年01月27日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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    最終巻にしてイマイチよく分からない終わり方になってしまったか。
    大地はあれで良かったと思うけれど、最大の課題である七草と真辺の関係にはキッチリと決着をつけて欲しかったな。更に言うと、他の人たちも全て放ったらかしは無いだろう。
    せっかくここまで読んだのに不完全燃焼です。

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    2020年11月25日
  • 汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

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    階段島の3巻目。今回は、オリジナルの人物が登場して話が進むけど、オリジナルの方はオリジナルなりにいろいろと悩みもある、ということが分かる話だった。結局のところ、安達が何ものなのか、というところが気になるところ。

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    2020年11月16日
  • さよならの言い方なんて知らない。4(新潮文庫nex)

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    歩とトーマのやりとりがとても好き。
    秋穂は歩を裏切るのかな、トーマの方に味方を着くのでは?と思う場面がありハラハラしたし、歩がトーマに殺されてしまうと正直思った。


    お前はこれでいいのかよ
    めっちゃ好きです♡
    紫耀くんぽい!

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    2020年11月07日
  • 最良の嘘の最後のひと言

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    ネタバレ

     7人の超能力者が,年収8000万円の地位をめぐり,採用通知書を奪い合うという設定は極めて魅力的。ジエンターテイナーの音楽が度々登場するように,スティングのようなコンゲームを意識しているとも思われるが,登場人物の超能力が便利すぎて,登場人物間での騙し合いという感じはあまりしない。
     特に,ナンバー2穂積のトレード,ナンバー4日比野のフェイク,ナンバー5高橋のビジョンの能力が,採用通知書を奪い合うという設定にマッチし過ぎている。これらの能力が強すぎるので,頭脳ゲームにはあまりなっていない。
     この小説の肝は叙述トリック。ナンバー4である日比野が何かを企んでいると見せ掛け,ナンバー3の仲秋の考えが

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    2020年10月28日
  • さよならの言い方なんて知らない。4(新潮文庫nex)

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    最新刊。
    前回の終わりに結構衝撃事実が判明したので、これからどうなるんだ~と思いながら読みました。個人的にヒーロー君はあまりヒーローっぽくない感じが好感度上がるのかと思ったらそうでもなかった。断然トーマ派なんだよなぁ、自分は。

    戦闘シーンはアニメーションで見たいかなぁなんて思いました。自分あまりアニメ化押しではないんですけどね。やっぱり動画って圧倒的にわかりやすい。そんなことを思う辺り、自分も想像力も年取ったのかな~なんて思いました。

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    2020年10月08日
  • 凶器は壊れた黒の叫び(新潮文庫nex)

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    階段島シリーズ第4弾。今まで隠されていた事実がだんだんと明らかになっていく。理屈っぽい言い回しがいつもより多く、途中で飽きてしまうこともあった。

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    2020年08月23日
  • 最良の嘘の最後のひと言

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    初読み作家さんが続きます。

    ちょっとスピード感がありすぎな感じはあるけど、The Entertainer をBGMに展開するストーリー。The Sting が一番好きな映画である自分、この雰囲気を嫌いになれるはずはない・・・ただし評価は厳しめにならざるを得ない(^^;

    全体を通して、登場人物の区別がつきづらかったのが惜しいところ。かなり捻られてるので、もうちょっと特徴を出して区別しやすく描かれてたら。
    そういう意味では、映像向きかも?

    PS
    グループSNEの方なんですね。気になります。

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    2020年08月11日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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    4巻から5.6巻を読むまで時間が開いたからか、私には上手く理解出来ませんでした。
    どうか私に全ての解説をして欲しいです。
    トクメ先生や時任さん、堀さん、美絵さんのことなど…

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    2020年07月11日
  • さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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    二年前、トーマは居なくなった。
    その親友を探しに、香屋は秋穂と共に「架見崎」へ行く。

    突然、香屋の元に奇妙な手紙が届いた。それには「架見崎」と言う町の名前が書かれていて、トーマが最後に残したマークも記されていた。手紙で指定された場所へ行くと、「架見崎」へ飛ばされた。「架見崎」は滅亡した世界に唯一残存する街で、領土を巡る異能力者同士の戦争が行われていた。その抗争に巻き込まれながら、香屋と秋穂はトーマを探す。

    香屋は人一番怖がりだが、目的を達成させる力は優れていて、逆境と取れる場面での恐ろしい発想力と行動力が読んでいて気持ちが良かった。オリジナルスキルや、ループの機能の設定があるから、単調なシ

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    2020年07月06日
  • 夜空の呪いに色はない(新潮文庫nex)

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    前回からだいぶ時間が経ってから読んでしまったので内容を忘れていた部分もあって理解が難しい部分もありましたが…

    魔女になることで不幸が証明されて、でも魔女でもそうでなくても自分に出来ることが限られていることがとても悲しいと思う。
    最前を尽くしたつもりが結果他の人にとっては真逆の最悪の結末になってしまう。

    誰も悪くないけれど、誰かの責任である。
    とても悲しくて、切なくて、割れやすく薄い硝子のような世界と人々のお話。

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    2020年07月11日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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    階段島シリーズが遂に完結。

    最初から最後まで、やはりこの物語は七草と真辺の物語だった。堀を真辺と対比させ、安達と七草の類似性を示す事で、より2人の性格が掘り下げられていた。多少の変化はあれど、最後まで階段島の2人は一貫していた。

    ゴール無き命題を、呆れるほどに愚直にドリブルする真辺と、どうにか目の前のディフェンダーを抜けるようにサポートする七草。この2人の関係性は、正しくないとしても、素晴らしいと思う。また、2人が成長して、足を止めてドリブル以外の選択肢を持った真辺と、それを受け入れる七草は正しいと思う。

    人生において成長は必要なもので、その過程で失われる自分は、不必要なものだったと捉え

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    2020年06月26日
  • 夜空の呪いに色はない(新潮文庫nex)

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    魔女に取っての幸せとは何か、人は何かを捨てると幸せになれるのか、など階段島の本質を問う内容で、いよいよクライマックスが近いと感じます。
    レギュラーメンバーそれぞれが抱える悩みやジレンマ、大地の母親に関する物語など、苦しい内容が多くて疲れました。
    できるだけ責任を持たず、楽な仕事で最低限の収入を得て、静かに読書をしながら過ごすような人生が理想じゃないかと言う七草君に同意したくなります。

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    2020年06月24日
  • 夜空の呪いに色はない(新潮文庫nex)

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    展開はスローテンポで、しかし着実に階段島や大地の問題について進展した。前任の魔女・時任の過去と大地との関係性、七海自身の拾う・捨てるの問題、真辺にとっての七海という存在について、主に書かれていた。

    時任が大きく問題に関わりを持ち始め、大地の問題は進展していく。大地の捨てたものが判明し、次巻では核心に迫る。また、現実の七海と階段島の七海は相容れなかった。成長した現実の七海、しかし階段島の自身を見て羨ましくも思う。

    読めない展開に、読んでいて楽しかった。
    真辺と七海の関係性はどうなっていくのか楽しみ。
    そして、階段島の存亡やいかに。楽しみ。

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    2020年06月22日
  • ベイビー、グッドモーニング(角川文庫)

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    ジョニー・トーカーの作中作は読み返したくない。読者に対してひどい。そんな話を書く河野さんもひどいっちゃひどいか。後半はちょっと前向きになれる話で良かった。

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    2020年05月01日
  • さよならの言い方なんて知らない。2(新潮文庫nex)

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    第1作から久しぶりでしたので、どんな世界観だったかなんとなくでしたが、読み進めていくうちに徐々に「あっ、こういう雰囲気だった」と掴めてきました。
    前作は、たしかPoint合戦を加味しながらの頭脳戦だったと思いましたが、今回はそうしたものはなく、比較的静かでありながらも沸沸と湧き上がるような頭脳戦だった印象でした。ただ、奥行き感がないといいましょうか、それぞれのチームでの代表だけで、戦いを繰り広げています。なので、その他の脇役の人達の接戦がなく、いつのまにか死人が発生しているので、そんなに緊迫感がありませんでした。
    第2作目では、新たな謎や人物が登場し、場を盛り上げている一方、なかなか謎が解決し

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    2020年05月01日
  • その白さえ嘘だとしても(新潮文庫nex)

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    登場人物の一人ひとりが少しずつ自分と重なる気がする。まるで、自分のことを書かれているみたいで、ちょっと自己嫌悪に陥ったりもするけど、沢山の「自分」のカケラ全てを肯定したくなった。

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    2020年04月29日
  • きみの世界に、青が鳴る(新潮文庫nex)

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    登場するだれもがやさしくてこんな世界にいられたらそれはほんとうにしあわせだろうなぁと思いました。
    ありえないけれど、理想を求める姿はうつくしくて、きれいでした。
    結末はあっけなくて、すこし切なくもありました。
    大地がこれからきっとしあわせになれることを祈ります。だれもがしあわせになれますように。

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    2020年04月17日
  • 汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    階段島シリーズ。
    だが、階段島の話でなく、こちら側の七草、真辺、大地の話。も1冊前があると良かったな。
    七草が捨てたのは信仰。真辺が捨てたのは七草。わかるような、わからんような
    汚れた赤を恋と呼ぶんだ うわー
    泣き顔を笑顔にできなくても、コートで涙を拭えるなら、それを僕は幸せと呼ぶんだ うわー
    愛する少女が傷ついたなら、臆病に傷痕をなでて、それを僕は恋と呼ぶんだ うわー
    よく思いつくもんだ、このようなセンテンスを。

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    2020年04月13日
  • その白さえ嘘だとしても(新潮文庫nex)

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    「いなくなれ、群青」の続き、階段島シリーズの第二弾です。前作で階段島の謎が明かされ、更なる謎がこの話の最後に明かされますが、予想外の結末でした。でも何故かしっくり来るものがありました。
    読み出すと何となく読み進んでしまう結果的にホッコリする小説です。
    特に好きと言う程の分野でもない正に青春ミステリーですが、また続きの第三弾が気になります。
    でも、次は気分転換で全く別のお話しを読みます(^^♪

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    2020年04月13日