河野裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ファンタジーだった。
急に無くなってしまうものがある。
ジャバウォックが盗むから。
ジャバウォックって何だろう?と楓(冬明の義理の兄)が探る。
探り方がとても優しい。
境遇の複雑な家族。
SNSの悪意に追い詰められ自殺した父親。
ジャバウォックは、昂揚した議論のたまもの。
この世界に実在する怪物を言い表している。SNSで、大勢の人たちが昂揚した議論を交わし、そして誰かを攻撃する。巨大だけれど実態がない。怖しい怪物。
アリスが出てきてますますファンタジー色が強くなりびっくりした。
ジャバウォックは、鏡の国のアリスに出てくる怪物。
千守がとても良い友人で良かった。
冬明の話かと思ったが、この本は楓 -
Posted by ブクログ
ネタバレ架見崎シリーズの第一編とあるように設定が細かく描かれたり伏線をたくさん張っていたりと、これからの導入という側面が強いような印象を受けた。最後まで謎が明かされない異世界の場所や仕組みなど、階段島シリーズと似た舞台設定の印象がした。
頭脳によって決められたルールの外側をいこうとする主人公香屋歩は最近流行りの異世界転生ものの主人公像そのまんまだと思った。個人的にルールの穴を突くタイプの話は最初に設定が練られているかどうかで面白さが決まると思うが、その点で言うと階段島のよく練られた設定が思い起こされるため安心して読み進められた。
作中の主軸となっている『ウォーター&ビスケットの冒険』の中で語