河野裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作の自分のレビューを見返したんですが自分的には
結構素直な感想を書いてました。この続編を読んだ後
の感想もまさに同じ感覚です。
ライトノベルというよりもほぼ一般の文芸書としても
遜色のない作品のような気がします。
ややもすれば入り組んで分かり難くなにりそうな
タイムリセットの繰り返しは、読書がそう混乱しないように
丁寧に書かれていて、時間の経過と繰り返しが非常に
分かり易い。この力量だけ見ても作家さんの力が
伺い知れます。
主人公ケイと春埼との絶対的な関係性は揺るぎなく、
清らかで、脆くて、切ない...。今作中で登場する
「魔女」の問い...あなたは石に恋することが出来る?
ケイと春埼のそれぞれの答え。胸の奥がググっと来ます。
ライトノベルに手を出してみて良かったと思える名作...か? -
Posted by ブクログ
あれ、架見崎の8月って終わったんだっけ?
前巻で終わってましたね。
1年経ってたのですっかり忘れてました。
舞台は変わらず架見崎でアポリア社の新サービスがラウンチしました。
「ハローワールド」は架見崎の住人が5人一組で闘うゲームアプリ。
AI香屋くんは8月の架見崎が終わっても、相変わらず怯えたままトーナメントに参加することになった。
プレーヤー葉入兎季は香屋の助言に従い、5人を操作するも、それは彼女自身の能力あってのものだった。
トーナメント一回戦、チーム香屋と対戦するのは平穏な国のリーダー・リリィだった。
新たな戦場で闘いが始まる。
始まるも何も、また次の巻が出るころには内容を忘れてそうです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ再読。
真辺由宇の人格・考え方・生き様を何よりも自分の信条とし、そのままでいてほしいというビッグラブを拗らせてしまったがゆえに階段島という自分に捨てられた人格が行き着く島で生活をする七草の話。とはいえ、七草と真辺が階段島に来た日にズレがあること、階段島に来る前に消された記憶の期間に差があること、なぜ人格を捨てるに至ってしまったのかなど謎が多い。七草が「階段島に真辺由宇が来たことが許せない」って言ってるくせに「真辺由宇が帰らないことが自分にとっての幸福だった」と矛盾を抱えた大拗らせ野郎だから、真辺由宇のビッグラブを叫べるようになるしか、七草が階段島から出る方法はない気がする。七草がこの島にいてもいいやって思い続けているのも変えないといけないし道のりは長そう。 -
Posted by ブクログ
シリーズ第5弾
今回は表紙に着目してみました
表紙に描かれている女性は郵便配達人の時任さんだと思われます
そして、彼女が座っているのはカブ
子どもの頃、郵便配達の人が真っ赤なカブに乗ってブ〜ンブブンって手紙を届けにやって来ていました
今でもそれは変わらない光景と思っているあなた、それは必ずしも正解ではありません
最近は、ブ〜ンブブンって言わないのも増えてます
そ!
奴らが活躍しているからです
電動バイクです
環境対策として導入されたやつらは優秀です
ガソリンをまき散らしながらブ〜ンブブンって言わずに静かにスーーっとやって来ます
この前、ポストの近くを歩いていると背後から奴がスーーっと来たことを知らず、気付けば隣いたのでビクッ!ってなってびっくりしました
ちょっと恥ずかしかったです
環境に配慮され静かなのはいいことでしょうが、静かすぎるのはどーなんでしょうか?
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Posted by ブクログ
架空の世界を舞台に、特殊な能力やポイント設定を持つキャラクターたちが織りなす、ゲーム的リアリティに満ちた青春ファンタジーです。
本書の最大の特徴は、ライトノベルのような軽快な読み心地の中に、高度な「メタゲーム」の視点が組み込まれている点にあります。各キャラクターには明確な特性や数値化されたポイントが設定されており、物語の展開は単なる感情のぶつかり合いではなく、リソース配分や状況判断といったRPG的、あるいはシミュレーションゲーム的なロジックで進行します。
注目するのは、主要キャラクターたちが随所で見せる「戦術思考」です。彼らは与えられたルールの枠内で最適解を導き出すだけでなく、ルールそのものを俯瞰し、相手の裏をかく「メタスキル」を駆使して状況を突破していきます。これは、現代のビジネスや戦略ゲームにおける勝負の鉄則とも通底するものです。
隙間時間でスルスルと読めてしまうエンターテインメント性を持ちながら、その根底には「システムをいかにハックし、勝利を導き出すか」という冷徹な知略が走っています。知的な刺激と物語の疾走感が同居した、現代的な多層構造を持つシリーズの幕開けと言える一冊です。 -
Posted by ブクログ
お久しぶりになりました
シリーズ第2弾
舞台は、階段島
そこは捨てられた人たちの島だ
自分自身に欠点だとみなされて切り離され、ゴミ箱の中に押しこまれた人たちの島だ
欠点ばかりが寄り添って生きている島だ
階段島の人々は、ある種成長を奪われている
決して捨てられない欠点をそれぞれ背をわされているからだ
それでも、変化をすることならできるのかもしれない
欠点を抱えたままでだが、変化することができるのかもしれない
それでもいいと思う
現実にいる誰だって、どうしても乗り越えられない欠点くらい持っているはずだ
レビューを読んでくれているあなたも、きっと持っていますよね
階段島でも、現実でも、どこでもいい
少しずつ少しずつ変化していければいい
欠点を抱えたままでも