河野裕のレビュー一覧

  • 機械仕掛けの選択 サクラダリセット3

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    2018/4 10冊目(通算62冊目)。相麻菫と出会った2年前と現在の話を行ったり来たりしながら、相馬菫の復活を待つという話の流れ。ここまで読んで、1,2巻の流れが相馬菫の復活につながる話の作りには感心させられる。ただ、話のイメージが自分の中でちょっとつかめていない気がするので、ここいらで配信サービスでアニメを見て、イメージを掴みたいと思う。次。

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    2018年04月18日
  • 魔女と思い出と赤い目をした女の子 サクラダリセット2

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    2018/4 9冊目(通算61冊目)。咲良田における魔女の存在が出てきて、同じ作者の「階段島」シリーズみたいな話の雰囲気を思い起こさせる。しかも、ラストで「魔女」の後継者の候補がケイが昔リセットで死なせた女の子だということが分かり、話がどう進んでいくのか想像がつかない。その女の子は生き返るのか?。話のそちらの部分が気になり、他の部分がおろそかになりそう。春埼はケイに好意を持っているが、ケイの方は今のところは春埼に心があるようだけど、その女の子が生き返ったらどうなるのかな?どちらにしても波乱含み。次。

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    2018年04月15日
  • 凶器は壊れた黒の叫び(新潮文庫nex)

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    前作が真辺エンドな感じだったのでちょっと手に取りにくかったのですがようやく読みました。何やら五巻目も発売されているらしいし本屋に行かなくては。

    今回で階段島の成り立ちと、前巻に登場したいわくありげな魔女の目的とが明確になりました。なるほど、そう言う話だったのか。ちょっと違うかもしれないけど七草の初恋と次の恋の対決みたいな話だなぁ。

    一巻を読んだときから思ったけれども現実の二人が二人であるために捨てた人格が同じ島に居るんだから衝突は免れないし、分かり合えるはずもない。でも真辺のまっすぐさを一番美しいと理想に掲げる七草の方が分は悪いのはワカル。
    だから今の七草が堀さんサイドに着くのはワカルけど

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    2018年04月13日
  • 猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット1

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    2018/4 8冊目(通算60冊目)。アニメになっていたので気になっていたのが読もうと思った動機。「能力者」が普通に暮らしている咲良田を舞台に、所謂完全記憶能力を持つケイと時間を巻き戻すことが出来るリセットの能力を持つ春埼が「死んだ猫を蘇らせたい」という村井という女性の依頼を受け紆余曲折を経て、仲間になるという話の筋。「階段島」シリーズよりは読みやすいけど、何か主人公が斜に構えた感じで嫌な感じがするが、まあこれから読むうちに慣れてくればいいかなと思う。2巻目から話がどう展開するか、読んでいきたいと思う。

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    2018年04月13日
  • 凶器は壊れた黒の叫び(新潮文庫nex)

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    階段島シリーズ4巻目。階段島の秘密に近づいているのだが、くどくて、もうそろそろエンディングを迎えてもいいんじゃないかな。ビジネスの側面では、人気シリーズはできるだけ引っ張るのがいいんだろうが、読む側からは飽きてきてしまう。

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    2018年03月18日
  • 汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

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    階段島ではないあの時期の捨てた方の彼らのお話。
    ヒロインが(どうしてか名前が覚えられない… マカベだったかマナベだったか…)私はヒーローを呼ぶ人間だ、と語った事で何でこうもこのヒロインが苦手なのかわかったような気がしました。結局(そうでは無いのかもしれないけれども)彼女は自分では何も解決しないんですよね。もっと解決策を見つけるのには適した人が居るからと思考を七草に丸投げしているように見える。それが偶々成功していたから彼女もそれで良いんだと成長せずにいた。そこに痛烈な違和感を感じていたんだろうな。そういう意味では二年の別離と別れの際に傷をつけられた彼女の方が人間的で好感は持てる。

    階段島の彼女

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    2018年02月26日
  • 汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

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    現実サイドを書くのかー。という驚きはあったけど、前作の方がよかったかな。個人的には理想主義者のキャラクターの方がかっこよく見えるのと、階段島のあの雰囲気が好きなので。
    でもここから動き出しそうな感じ。

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    2018年02月10日
  • つれづれ、北野坂探偵舎 著者には書けない物語

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    シリーズ二冊目。
    主人公らしき立ち位置の少女が大学生になってた。出しゃばられると結構ジャマそうな存在を上手に使っているなぁという印象。でもやっぱりパスティーシュさんがイイ。

    ようやく主要人物の人物像と過去が明らかにされ、さあ次の巻で本格的に動き出すのか?という所。
    それにしても雨坂先生は結構メンドクサイファンが多いんだな… まあ本人もそんな感じだから類は友を呼んでいるのか?

    脚本家は京都で芝居を書いているのだろうか、と期待させる終わり方。それにしても誰もコテコテの関西弁を使わないので地名が出てこないと関西が舞台という気がしない作品だな、このシリーズ。

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    2017年11月27日
  • ベイビー、グッドモーニング(角川文庫)

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    ユニクロの服を着た中学生くらいの死神女子が現れて、数日後の死期を告げられたなら……さて自分ならどう動くかなぁ、なんてことにも思いを馳せながら読んだ、死期の近づいた人と、死神との物語。

    死を前にした人たちの行動は様々だ。諦観や何かを残したいという気持ちや未練、それらが筆者特有の美しい修飾と描写で、決して悲壮感ばかりではなく紡がれる。

    短編形式で書かれた物語は、そして最後にひとつになるが、なるほど、人が残すもの、魂が残すものとは、そこに収斂されるのかもしれない。

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    2017年11月23日
  • 凶器は壊れた黒の叫び(新潮文庫nex)

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    階段島が魔女の理想なら、この物語は作者の理想なのではないかと思った。
    登場人物の会話から特にそれが感じられる。
    相手のことが好きでそれを尊重すれども、理想や思想がこんなにも相入れないのにあれだけ落ち着いて会話ができるのは大したものだと思う。もちろんそういう風に会話ができればいいんだけどなと思いつつも、読んでいてフラストレーションを感じずにはいられない箇所もあった。
    最後まで読んでしまってからいうのもあれだが、共感ベースで読んでいる人は、だんだんついていけなくなるのではないかと思う。

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    2017年11月10日
  • ベイビー、グッドモーニング(角川文庫)

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    へ~新刊、と手に取ってみました。
    おじいさんと初孫の話が一番好みだったかな。

    病院の男の子と、良い人になろう会の会長とおじいさんと…後一人誰だったか… 小説家だった。死神の女の子と魂のリサイクルの話。良い所だけリサイクルするって考えはちょっと面白いかも。

    皆良い人なんだけれどもだからこそ人との付き合いに少しずつ悩んでいる。その辺りが良い感じの距離感だなぁと思いました。ファンタジーのようななんとなくふわっとした感じの小説でした。

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    2017年10月02日
  • 少年と少女と、 サクラダリセット6

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    色々なことが回収され始めている。こんがらがりながら、最後に向かっているんだなと思う。
    2017/9/25

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    2017年09月25日
  • 最良の嘘の最後のひと言

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    ある大企業が「年収8000万で超能力者を一人採用する」との告知を出し、自称超能力者の七名が一通だけの採用通知書の奪い合いを始める。果たして誰が勝者になるのか?・・・という話。
    嘘、裏切り、騙し合い、が連続するコン・ゲーム小説。そこに超能力も加わるので集中して読まないと訳が分からなくなる。良くも悪くもイマドキの小説であり、近年頭が堅くなってきた私には少なからずつらかった。
    着地点がキチンとミステリになっていたのと、エピローグで親切な解説があったのを評価。もっと若い頃読んだら傑作に思えたかな?

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    2017年09月25日
  • さよならがまだ喉につかえていた サクラダリセット4

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    短編集。
    ノノオさんって結構クローズアップされてたんだなぁ…と地味に思いました。
    それにしても友人作りもケイの判断に従うとか…春埼がちょっと気持ち悪い。自分の判断よりも絶対と思えるケイにしたがってた方が楽なんだろうけど… それは人間としてどうなの?と思うレベル。

    最後の恋の話はなんだろう。何かの暗示なんだろうか?

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    2017年09月05日
  • 片手の楽園 サクラダリセット5

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    この辺りはアニメも見終わったし…と読みました。
    相麻菫が戻ってきた後の夢の世界のお話。
    アニメで一度見ているから大分情景がわかりやすいというか。これ、文章だけで読んでいたら結構リセットとか世界観とか把握しにくかったかもしれないなんて思ってしまいました。

    なるほど、一見自我が無いように思えた春埼の方がケイと共に自分が居ることを望み、菫の方がケイの想いを尊重したのだなぁという事がぼんやりわかる巻。
    やっぱり自分は相麻派だなぁ…と思いました。後、正義の味方のお姉さんはホント余計なお世話だと思ったり。正義を信じている人って本当に厄介だなぁ… でもケイの春埼の方が正しいってのはただの主観であり、他者の

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    2017年09月05日
  • 機械仕掛けの選択 サクラダリセット3

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    アニメから入ったので放映が大分進み、ここまでぐらいなら読んでも大丈夫かな、と手に取りました。ナルホド、ここで中学二年生に戻る訳だ。

    原作を読む前にアニメから入った自分は相麻菫オシなのですが小説を読むと最初からケイは春埼に惹かれていたんだな、という事がよくわかります。
    それにしても女の子を表現するのに野良猫みたいな少女ってヒドイよね(笑)猫みたいな少女、とかならワカル。でも野良猫って…。私のイメージする野良って痩せていて油断が無くていつもオドオドしていて緊張していて汚いって印象なんだけど今どきの人は違うのかなぁ。
    対する春埼の描写の美しい事と言ったら!(笑)当事者意識が無く、すべてを自分と同様

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    2017年09月01日
  • さよならがまだ喉につかえていた サクラダリセット4

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    シリーズ物のしつこい解説が苦手だったりする。
    「どうやら、リセットしたみたいだね」っていう台詞も無責任な気がしてしまう。
    自分が猫と戯れたかったとして、猫のことを気にも留めなかったとする。でも猫には猫の都合があるんだ。そう考えられる人になりたい。
    アニメを10話ぐらいまで見てしまって、小説との順番の違いに戸惑い、とりあえず本を読み終えようと思う。
    【ビー玉世界とキャアンディレジスト】
    自分を曲げた現実を受け入れられずビー玉の世界に逃避した同級生
    【ある日の春埼さん~お見舞い編】
    風邪をひいたケイの見舞いに行くか逡巡する春埼
    【月の砂を採りに行った少年の話】
    野々尾と白い猫と少年の話
    【ある日の

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    2017年08月22日
  • 猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット1

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    機会があって一巻をいただいたので、読んでみました。

    ちょっと村瀬さんの能力の仕組みを理解するのに細切れに読んでたのもあって?となったところもあったけど、面白かったかと。

    まだこの巻だけじゃ分からないところもあるので、折角なので続きも読んでみようかな。

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    2017年07月20日
  • 魔女と思い出と赤い目をした女の子 サクラダリセット2

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    村瀬の能力とリセットの関係が難しいがスルー。タイムリープものにつき物の、誰に影響があるかこじれてくる感じは苦手なので、これがもっとこじれてくる展開になったら厳しい。今のところ好きなシリーズ。

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    2017年07月04日
  • さよならがまだ喉につかえていた サクラダリセット4

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    4冊目。話のひとつひとつよりも、そこで語られるささやかな言葉や表現が好きだと思う。もちろん話も好きだけれど。
    2017/6/6

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    2017年06月06日