あらすじ
クリスマスを目前に控えた階段島を事件が襲う。インターネット通販が使えない――。物資を外部に依存する島のライフラインは、ある日突然、遮断された。犯人とされるハッカーを追う真辺由宇。後輩女子のためにヴァイオリンの弦を探す佐々岡。島の七不思議に巻き込まれる水谷。そしてイヴ、各々の物語が交差するとき、七草は階段島最大の謎と対峙する。心を穿つ青春ミステリ、第2弾。
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相手の言葉をそのまま受け取る。受け取ってもらうというのは、相手が白である事を信じていないと思います。白だと思っている相手から、自分の事を白だと思われているという事を知るのはたとえ嘘だとしても嬉しいです。
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祭りは続く
はい、本作は「階段島」シリーズ全6巻の2巻目になります
ざっくり説明しますね「階段島」
階段島はおよそ七平方キロメートルくらいの小さな島で、そこにはおよそ二千人ほどの人が住んでいます
そこの住人たちは「捨てられた人」なのです
誰に捨てられたのかというと…自分自身
自分の欠点や不必要な部分を捨てた結果、島に住むのは欠点を抱えた人たちばかり
なぜそんなことができたのか?
答えは簡単、魔女が魔法をかけたから…
そんな世界であーだこーだ繰り広げるわけですが、もうこの設定が上手い
誰かが捨てた「欠点」である登場人物たち
だからこそキャラクターがめちゃくちゃ分かりやすく尖ってる
むしろこの尖りを自然にするための、この設定なんじゃないかっていうね
でね、全6巻の第2巻でもう分かっちゃいました
欠点こそが、その人の魅力なんじゃねーの
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どの文章も無駄な言葉がない。
いや、無駄な言葉はあるのだけれど、どれひとつとして、その章の主人公の痛みに根ざしていない言葉はない。
すべて痛々しくて、なのに楽しげでひたむきで、どうして彼らが「捨てられた」ものなのか、不思議でしかたなくなる。
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彼女の言葉を、また思い出す。
「人に合わせてばかりだと、自分にできることがわからなくなるよ。」
自由というのは呪いだ。ケーキを買うお金を持っていない子供だけが本当のケーキの価値を知っている。いつでもそれが手にはいっているようになったころには、本質は失くしてしまっている。ケーキも、季節も、自由も同じだわ。
「彼女に対して、なにか、愛情と呼べるものがあることは間違いない。でもそれを好きって言葉でまとめちゃうと、色々とややこしいことになる」
ふざけんな。ふざけんな。諦めることを、手放すことを、恰好悪くなることを成長だなんてごまかすんじゃない。
七草はほほ笑む。その表情は粉雪に似ていた。優しいのに冷たくみえた。
才能を理由に、壁を乗り越えろなんて怖ろしいこと、僕は口にしたくない。
できるなら、がんばれとさえ言いたくないのだ。もちろん努力を続けた人には本心から拍手を送るけれど、でもなにかを諦めた人を、悪者のようには扱いたくない。
期待というのは本来、極めて個人的なものだ。
鍵のかかる引き出しの奥に隠した、秘密の日記みたいなものだ。
ひとにみせびらかすものじゃないし、相手に裏切られるものでもない。一方的に寄せた期待が、その通りにならなかったときにつくため息は、決して他人にみられてはいけ
ない。傍からはまるで、相手を呪っているようにみえるだろうから。
階段島は捨てられた人々の島だ。
現実の自分自身に捨てられた、どうしようもない欠点を抱えて、この島で生きていくしかない。あの少女はいつまでも、極度に緊張しやすいままなのかもしれない。それは
だれかがなれもしないヒーローに憧れつづけ、ある人が優等生の仮面を被り続けるのと同じように。
階段島の人々は、ある種の成長を奪われている。
決して捨てられない欠点を、それぞれ背負わされている。
それでも僕たちは、変化することならできるのだと思う。どう生きても堕落もしないというのは考え難かったし、あるいは成長と呼べる変化だって手に入れられるのかもしれない。あくまで、欠点を抱えたままで。
だとすれば、僕たちから奪われているのは、完璧になることだけだ。
そして悲観的な私たちは、ついこう考えてしまう。
「どうせ階段島じゃなくても、完璧になんてなれやしないさ。現実にいる誰だって、どうしても乗り越えられない欠点くらい持っている。
であればこの島は、現実に似ている。あちこちが単純化されて、わかりやすくはなっているけれど、まったく同じではなかったとしても、とてもよく似ている。きっと絶望の量も、希望の量も、だいたい現実と同じだけある。」
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あらすじ
「いなくなれ、群青」の続きである、第2巻。
季節は冬。ちょうどクリスマス真っ盛りの時期。
主人公、七草の住んでいる周りから隔離されている島「階段島」の唯一の外部との通信手段の通販が停止されてしまった。
そんな中「クリスマスの七不思議」という噂が広まっていた。
そこで、七草とその友達の真辺は共に七不思議の真相を明らかにさせようとする。
どんどんと明らかになっていく真相。
最後には魔女の正体まで……?!
七草とその友達との青春?を描いたミステリー小説。
実は私、第1作の「いなくなれ、群青」を読まずに先にこの本を手に取ってしまいまして…^^;
でも、読んでてとても面白かったです。
読んでる途中気になる謎がいくつか出てくるのですが、この本を読み終わると既に全てその謎が解決されていてとてもスッキリしました!
対象年齢は「小学校高学年〜??」でしょうか?
私の独断と偏見ですいません。
是非オススメです!
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水谷さん、佐々岡、七草の心情にそれぞれ共感するところがあった。
水谷さんに共感したのは、相手が欲しい答えをしゃべろうとし、愛想笑いもする。そして出来ない人に期待はないけど、「なんで出来ないんやろな。」って思う。
佐々岡には、自分がやる善意などがその人の為ではなく、ただ自分の中にあるヒーロー像というか、カッコつける部分が出てるだけで、自分のためにやっているようなもん。でもそれは悪いことではないし、むしろ良いことやけど、本当に相手を思いやった行動ではない。どこかフェイクな行動。
七草には、物事や人間関係であったりするところに深い関心がなく、全てのことから一歩引いて俯瞰してるような、人間的には冷たい部分。
つまり七草が怒らないのは興味がないからやと思う。
でも七草が言った「信用とは、その人にどんな裏切りをされても許せること」ってのもすごいわかる。これは裏返しで、信用してない人には期待もしてないから許すも何もない。信用した人には期待を持つ。でもそれを裏切られても許せるってこと。
登場人物にここまで共感できるものはなかなかないかもしらん。
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階段島シリーズ第二弾
クリスマス目前の階段島では、インターネットが使えなくなるというトラブルが発生する。
住人たちはそれぞれハッカーを追い、ヴァイオリンの弦を探し、大量のクリスマスカードを届け、プレゼントを選び、島の七不思議に巻き込まれ…
と忙しい。
この島の住人たちはみんな、自分自身に捨てられた人。
コンプレックスと共に懸命に生きている姿は、愛おしくてたまらない。
なんだか全員私の分身みたいな気がしてきた。
わかるよ、この感情知ってるよ。
──私は、真辺由宇のようになりたいのだろうか?
優等生の仮面を被り続ける委員長の、真辺に対する嫉妬心…なんかズキズキと胸が痛む。
この物語は、私自身の物語なのかもしれない。
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・インターネット通販が利用出来なくなった階段島。
・階段島に起こる七不思議。
・魔女の正体とは。
第3話「ぼろぼろのヒーローをみて一体だれが笑えるというんだ」はすき!
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階段島シリーズ2作目。
クリスマスを目前にした階段島を事件が襲う。インターネット通販が使えなくなったのだ。
ハッカーが犯人とされ、真辺由宇はハッカーを探す。そんな最中、豊川という少女のバイオリンの弦が切れてしまう。豊川のために弦を探す佐々岡。島にはクリスマスの7不思議の噂が流れる。
実は豊川は自分でバイオリンの弦を切っていた。
演奏のプレッシャーから逃れるためだ。また、7不思議の噂も彼女が流していた。そんな彼女と向き合い、自分と見つめあわせることで演奏会を成功させる佐々岡。
物語では、島の魔女が堀であることが判明する。バイオリンの弦を島にもたらしたのも、魔女である堀であった。クリスマスカードのトリックからそのことを導き出した七草。
ただし、まだ魔女の動機や島の成り立ちの謎については語られていない。
話の最後では七草は真辺にクリスマスカードと髪留めのプレゼントを渡す。真辺の表情はまだ七草には見えない…
とても繊細な文章で綴られています。
ところで表紙の少女は誰なのでしょうか?
泣きぼくろがあるのは魔女である堀なのですが、話のなかで白いコートを着ているのは豊川となっていて…気になりますね。
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階段島シリーズ第2弾
前作より登場人物毎の視点が多く、読んでいて楽しかった。
作中にあった堀さんの、発言をそのまま受け取ってくれる人は少なく、個々の解釈が伴いがちだという文に非常に共感した。
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階段島の魔女が明かされる第二巻。
前巻よりミステリ要素が強く、心理的な裏を読んでいくストーリーとしても面白い。
この巻の七草が大人びすぎていて、個人的にはちょっと面白みに欠けたけれど、こちらの方が好きな人も多いかもしれない。
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それほど上出来なシリーズでもないだろうと上から目線で読んでみたものの、続きを読みたい気持ちを煽られる作品。エンディングに向かってどんでん返しがうまくいくようプロットを積みあげられている。回収のうまくいっていないエピソードは一箇所残っているが、、、、。コロナ自粛の休業中に読むにはお手頃。
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河野裕のその白さえ嘘だとしてもを読みました。
階段島を舞台にした物語の2冊目でした。
主人公の七草、同級生の真辺由宇、佐々岡、学級委員長の水谷たちが、クリスマスの七不思議に翻弄されながら、クリスマスパーティの準備に走り回ります。
登場人物たちはそれぞれ性格に欠けたところがあるのですが、それでも必死に行動していきます。
七草はクリスマスのうちに、階段島を管理しているという魔女を探すことが出来るのでしょうか。
Posted by ブクログ
お久しぶりになりました
シリーズ第2弾
舞台は、階段島
そこは捨てられた人たちの島だ
自分自身に欠点だとみなされて切り離され、ゴミ箱の中に押しこまれた人たちの島だ
欠点ばかりが寄り添って生きている島だ
階段島の人々は、ある種成長を奪われている
決して捨てられない欠点をそれぞれ背をわされているからだ
それでも、変化をすることならできるのかもしれない
欠点を抱えたままでだが、変化することができるのかもしれない
それでもいいと思う
現実にいる誰だって、どうしても乗り越えられない欠点くらい持っているはずだ
レビューを読んでくれているあなたも、きっと持っていますよね
階段島でも、現実でも、どこでもいい
少しずつ少しずつ変化していければいい
欠点を抱えたままでも
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ささおか好きだよ
自分のためだろうがなんだろうが
女の子の涙みて行動おこせ るのが かっこいい。
七草嫌いだよ
ウソがうますぎるし
まなべのこと大好きなくせに
素直じゃないし。。
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映画を観て、このシリーズのいいとこ取りだと気付いた。
色んな話が同時進行しつつ、最後に1つに収束するのがよかった。
前の話よりも自分が自分を捨てるっていうのがしっくりきた。
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階段島シリーズ第2弾。
クリスマスを前にして、インターネット通販が使えなくなるという非常事態に陥った階段島。それに加え、直前に広まったクリスマスイヴの七不思議という噂・・・
七草、真辺、佐々岡、水谷、堀、豊川・・・それぞれがどんなことをしてクリスマスイヴを過ごすことになるのか。そんな話。
以下ネタバレになります。
七草、豊川、堀が各自で自分の目的達成のため、仕掛けたことはわかったけれど、あまりスッキリしなかった。ん?というか、堀の思惑はあまり理解できていない気がする。まだシリーズが続くというのに、魔女の正体がわかったのは意外だった。
階段島に住む人たちは、現実の自分に捨てられた「欠点」。佐々岡、水谷、豊川がなぜ階段島にいるのかよくいわかるストーリーとなっていた。現実の彼らがこれを捨てたのだと思うと、胸が痛む。特に佐々岡と兄のエピソードはなんだか、大なり小なりみんな子どもから大人へと変化していく中で経験があるのではないかと思うと・・・
真辺のわかりやすさに対して、七草がなぞに満ちてきた。
ほぼクリスマスイブという一日を描いただけの第2弾に、少し足止めをくらったように感じ、読後モヤモヤしたものが残ったけれど、今後このシリーズがどう完結に向かっていくかやはり気になるところ。
ところで、表紙のイラストがそう思わせるのか、どうしても漫画を読んでいるような気がしてくる。一文一文が簡潔で短いからかな~。
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読んでいて苛苛した。
皆真辺の事をよく理解してる。そんなの稀有な事で変な人は変な人って片付けられるよ。
主人公の勿体振った言動も気に入らない。
Posted by ブクログ
登場人物の一人ひとりが少しずつ自分と重なる気がする。まるで、自分のことを書かれているみたいで、ちょっと自己嫌悪に陥ったりもするけど、沢山の「自分」のカケラ全てを肯定したくなった。
Posted by ブクログ
「いなくなれ、群青」の続き、階段島シリーズの第二弾です。前作で階段島の謎が明かされ、更なる謎がこの話の最後に明かされますが、予想外の結末でした。でも何故かしっくり来るものがありました。
読み出すと何となく読み進んでしまう結果的にホッコリする小説です。
特に好きと言う程の分野でもない正に青春ミステリーですが、また続きの第三弾が気になります。
でも、次は気分転換で全く別のお話しを読みます(^^♪
Posted by ブクログ
階段島にもクリスマスがある。
物資は個々でネットで調達できてたのに、なぜかできなくなる。ハッカーのしわざ?
郵便配達人は大量のクリスマスカードを配るはめになり、バイオリン弾きの少女は弦が切れたと泣き、ヒーローになりたい少年は弦を探す。小学生の大地は行方不明になる。
これらがまとまっていく。
七草は探偵より犯人が似あう。メンドクサイのは真辺由宇かと思ってたけど、七草も一筋縄ではいかない子だったんだね。
そして魔女の正体。魔女は島でみんなに紛れて暮らしている。
クリスマスは雪が降る。魔女はなんでもできる。
ファンタジーだわー
Posted by ブクログ
クリスマスを舞台に、登場人物たちの目的を果たすまでが描かれている。最後には堀が魔女であることが判明。
また、七草が少し怖いと思った。この先どういう人物になっていくのだろう。
Posted by ブクログ
内容の面白さに関しては可もなく不可もなし。ただ、堀が魔女だとしたら時任はどういう立場なのか、以前電話をした魔女は何者かが気になったので、次巻も読みたいとは思う。