【感想・ネタバレ】さよならの言い方なんて知らない。3(新潮文庫nex)のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年06月08日

各陣営の思惑渦巻く月生攻略作戦ももちろん素晴らしいが、0番目のイドラ、人間が元々持っている偏見、生きる理由なんて油断すれば直ぐに陳腐になってしまうというような本作のテーマとも思える話の深掘りが始まり、俄然面白くなってきた。

0

Posted by ブクログ 2022年04月20日

月生戦の臨場感がハンパなかった…
それにしても、三揃えのスーツ着ながら能力使って戦争する様子をイメージするとやっぱりシュール。

0

Posted by ブクログ 2021年02月15日

待ちに待った続編でした。またしても近くの書店にはなく、取り寄せてもらった記憶があります。届いてから、すぐ読み、登場人物一人一人への思い入れが強くなっていったことを覚えています。
一人一人の気持ちがあって、仲間を思う気持ちがあって、成り立っている素敵な作品です。
本当に好きだなぁと思った作品です。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年01月08日

ユーリイの戦い方が結構好きだ。ただ単純な強さではなく場を支配できるところにカリスマ性を感じた。0番目のイドラの意味が判明し、香屋の目的も明かされて物語的には大きく進展した。これからがすごく楽しみ。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年12月29日

難しい設定やややこしい部分も多かったけれど、結できちんと伏線が回収されうまくお話が収束するのはさすがだなぁといつも思います。
人が増えると名前や能力を覚えるのが大変ですが、まだなんとかついていけそうです。
哲学やギリシャ神話など見慣れない単語が多いので難しいですが、続きが気になって仕方ない。これから...続きを読むさらにどうやって話が進むのだろう……全然読めない。
キドが好きなので、これからも彼が生き続けてくれることがうれしいです…
香屋はただ怯えてるだけじゃなくてその理由が少し見えたのでちょっとすっきり。

0

Posted by ブクログ 2024年03月31日

『さよならの言い方なんて知らない。3』の概要と感想になります。

概要です。
シリーズ3巻目ですので、ざっくりと。
架見崎という広大な異世界?で繰り広げられるポイント争奪戦、前作でチーム勢力図は大きな変化を遂げた。
仕掛人の1人である香屋歩は誰も描かない架見崎の未来を想像し、誰も気づかないうちに創造...続きを読むしていく。架見崎で1番のポイント所持者である月生が多勢力のターゲットになった本作で、また香屋歩は生き抜くためのカードを捲っていく。

感想です。
前作以上にアクション性が高くなっている本作でしたが、映像で味わいたいと思ってしまいます。さぞかし月生はイケオジなんでしょうね。(脳内では呪術廻戦の七海建人をイメージしてました)
今作もエピローグで衝撃的な事実が明かされ、次回作を読みたくさせる引き込み方は恐れ入りました。4巻目も購入しましたよ。(←良いカモですよね笑)

0

Posted by ブクログ 2021年11月20日

新事実が次々と明らかになって、続きが気になり過ぎます。やっぱり月生さんはカッコいいですね。アニメか実写映画化してくれないかな、、、

0

Posted by ブクログ 2020年10月23日

えー!それ最後にぶっ込んでくる?その引きは卑怯だよ!

とラスト数ページを読んで思わず叫びそこまでの話が飛びかけたが、ともあれ、加見崎という閉鎖世界での異能バトル、その人間関係と人々の思惑を追う物語は、今作も面白かった。

この小説は、手数が膨大でプレイヤーの多い詰め将棋を見ているような感覚になる。...続きを読むなんじゃそれだろうけど、それが一番しっくりくる。一手一手、決められた結末に向けて間違えずに進むことが出来るか。世界背景も少しずつ明かされ、「ゼロ番目のイドラ」なるキーの概念も輪郭を持ってきた。‬まだまだ先が楽しみ。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年07月23日

ユーリィ率いる最大勢力PORT、単体最強の月生、ウォーター率いるNo.2勢力・平穏な国の三つ巴にキネマ倶楽部が混じった戦争がメイン。PORTと平穏が協力して月生を倒すという分かりやすい構図だが、ユーリィ・ホミニニ・ウォーター・香屋各々の思惑が絡み、複雑な戦争に変貌する。ユーリィとホミニニは月生打倒を...続きを読む掲げつつ次期チームリーダーの座を争う。ウォーターと香屋は月生を殺さず仲間に誘うことを試みる。しかし、月生の圧倒的な強さに苦戦を強いられる。その時、イドというPORTのサーチャーが元キネマの銀縁だということにキドは気付く。そして、月生に一撃をくらわせたことにより、戦争は月生vsユーリィの段階へと移る。しかし、銀縁に会いたいキドが単独その場へ向かい、それに呼応して、この戦争を終結させるためにウォーターと香屋も動く。ユーリィの罠にかかり傷を負った月生の前にキド、そして元キネマの紫・ニックが現れ、共闘する。戦況は互角だったが、蘇生した黒猫の参戦により戦況は変わり、ユーリィと月生は倒れた。月生はキネマに連れられ、この戦争はPORT・平穏・キネマの引き分けで終結した。

月生の過去、7月の架見崎の回想が描かれた。月生の生き方と香屋の生に対する価値観の対比により、架見崎が香屋の登場により動かされる事が表れていた。次に、イドという今回のキーパーソンについて。元キネマの銀縁であると同時に、香屋とトーマ、秋穂の好きなウォーター&ビスケットの作者であることが判明した。生きることに価値を見出すウォーター&ビスケットの主張は、自身の息子を失った過去に起因する。そして、生と死が現実より身近なことになったこの架見崎に、彼は自分の意思で訪れた。

勢力争いを繰り広げ、この世界の勝者を目指すプレイヤー達。そこに香屋が全員の引き分けという解答を提示する。これは香屋の必死に生きようとする性格が出た解答だと思う。死んでも元の世界に戻るだけという死が軽視された世界では、戦って勝者になろうと考えるのが通常だ。そして、美しい・正しい死という選択肢が簡単に持ち出される。それに香屋は待ったをかける。この美しく正しい死で息子を失ったイドの作品に共感した香屋だから見つけられた選択肢。イドの後悔や願望を体現する香屋。現実世界の誤った生死の認識が、架見崎という顕在化しやすい世界を通して見ることによって、クリアに訴えられていると感じた。架見崎はどのような結末へ向かうのか。次巻が楽しみ。

0

Posted by ブクログ 2019年12月31日

 シリーズ三巻目。
 架見崎の二大勢力、PORTと平穏な国が手を組み、個人で最強の架見崎駅南改札前の月生に勝負を仕掛ける。

 この間、香屋は自分の能力Q&Aで架見崎の真相を調べていた。
 0番目のイドラとは「すべての生きる者たちの前に立つ偏見」だと、運営は答える。
 その真相に月生は最も近...続きを読むいところにいると、香屋は考えている。
 そのために、香屋は月生を守ることにする。


 段々と架見崎の真相が明かされてくるようで、いまだ全然謎のままの部分が多い。
 本巻で明かされるトーマの秘密。
 この世界で死ぬと元に戻る。
 死ぬとどうなるのか。
 八月がループする架見崎の先月とは何なのか。
 
 伏線が張られたまま次巻に続く。

0

Posted by ブクログ 2023年05月01日

河野裕さんの作品が好きで読み始めたシリーズですが、今回は〜じゃなくて、〜じゃなくて。系統のフレーズがやけに目につきました。河野さんらしいけれど、なんだかもやっとします。今まで河野さんの作品を一冊読む間には必ず好きなシーン、言葉が出てきていたのですが、今回初めて何も感じませんでした。
3巻まで読んでも...続きを読む主要キャラクターがイマイチ好きになれません。その代わりにサブキャラクターのキド、月生あたりがものすごく好印象です。
今回は月生さんの戦闘シーンがありますが、個人的に後味の悪い結末。ここからうまく転がるの良いのだけれど、PORTリーダーのユーリイがひたすらに嫌な奴になって終わりました。
今後の展開に期待です。

0

Posted by ブクログ 2020年01月10日

おお、新刊だ!と楽しく読んだもののルールの細かいところを忘れていて、んん?と言う感じ。ポイントってループすると戻るんだっけ?いや、戻らないよな。それじゃ意味ないし。
トーマの現実世界での現状も知り果たして他の人物たちはどういう扱いになっているのだろうというもの気になる所。そして生きるのが苦手な彼が、...続きを読むポイントの貯蓄ではなく消費を目指しているというのも面白い。普通考えないよな、確かに。
でもやっぱり自分はトーマの方が好きだな。

0

「男性向けライトノベル」ランキング