あらすじ
ウラル。彼女の存在は特別だった。あるいは一般的に、彼女の外見は地味に見えるかもしれない。悲しみも、怒りも、他の感情も、彼女が外に見せることは少ない。だが、それでも。架見崎の最強、月生亘輝にとって彼女だけが、美しかった――。冬間美咲に追い詰められた香屋歩は、起死回生の構想を実行に移す。それは、月生と「七月の架見崎」に関わる秘策だった。償いの青春劇、第7弾。
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Posted by ブクログ
1人の物語の答えはその人にしか分からない。
過去を生きる事は不可能で未来も分からないが、今を生きる事はできる。
人という種別に1つの答えを見つけるのは難しいものであるんだろう。
Posted by ブクログ
7巻も面白かったー。
兵糧攻めバトル。相変わらずシステムの外でバトルしているのが良すぎる。
月生に対してはとりあえず大きめの見せ場はこれで終わりかな?
あと3巻。ユーリィと白猫黒猫、パンもじっくり描いてほしいし、最終巻はウォーター、香屋、秋穂と桜木、ヘビの話で終わるのかなあ。
ずっと続くと思っていた話がだんだん終わりを見せてきたことに悲しみと、次のシリーズを作るであろうことへの希望が入り混じってきた。
Posted by ブクログ
生きる意味とはなんなのか?
生きる意味は過去ではなく、未来にある…
生きる意味なんて、実はすごく身近にあるものでいいのではないか…
全て自分の思い通りになる世界は決して満たされない…
この考えを自分の頭の中に取り入れたいと思うけれど、なかなかスーっとは入ってくれないものだな。
でも、とても大切なことを言っているということはわかるから、ゆっくり一文字一文字噛み締めて読みたくなるような話だった。
Posted by ブクログ
言葉にならないエグさが今回多かった。
食糧危機やAI等の発達による生きる意味の欠落といった現実世界でも起こり得るような内容だからこそ本能的な拒絶反応が現れるような場面もあった。
この現実は「現実」ではなくAIによって演算された世界なら、という根底をひっくり返すような世界だったら、私はデータの一部でしかないとしたら、どう生きるだろうか。
Posted by ブクログ
やってしまった。
新刊出たと思って読んだら、6巻読んでなかった。。。
道理で話がつながらないわけで。
シリーズ7巻目、架見崎に残る食糧はエデンに奪われていた。
限られた量の食糧をめぐって、平穏な国内部でも隠し切れない諍いが起きていた。
一方、7月の勝者である月生が勝者に与えられる、何でも一つ叶う願いについて、それでも月生が8月に残った理由。
それは月生が願った「生きる理由が欲しい」という希望がいまだにかなえられていないことに起因することに、香屋が目を付けた。
もう一度7月をやり直す。
一方、ウォーター&ビスケットの監督からのメッセージは、次々回ループ後にDVDの内容が書き換えれるという情報もつかむ。
架見崎の8月に進展が起きる。