あらすじ
『いなくなれ、群青』の著者が描く、最高にポップなファンタジー
恋人と再会するため千年の輪廻を繰り返す杏。今はルームメイトと共に満ち足りた日常を満喫中……のはずが、封印した神が顕現し――!?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
面白かった!!
独特な設定だけどそれに負けないくらいの世界観で、登場人物が生き生きとしていました。
見事に騙されて脳汁がドバドバでました。最高。
Posted by ブクログ
表紙に惹かれて読みました。
主人公2人の恋愛話かと思って読み進めていたら、神様がでできたり、個性豊かな他の登場人物が登場し、ある本を入手する目的で話は進んでいきます。
誰が、運命の人なのか想像して読み進めていく、あの言葉が伏線だったのかぁと最後にはどんでん返しも用意されていてとても面白かったです。
言葉のひとつひとつも、文学的なものが多く辞書で引かながら読みました。
日本語ってまだまだ知らない、良い言葉がたくさんあるんだなぁと感じました。
Posted by ブクログ
とても驚きました。面白かったです。
主人公の岡田杏が1,000年間転生し続けていると知り、読むことを決めた本ですが、徒名草文通録を巡る物語がとても魅力的でした。この物語の中に登場する様々な神様も自然と人間の日常に溶け込んでいて、正に平穏で満ち足りた、ただの日常のお話でした。
登場人物の中にいる浮島龍之介のモノローグ的な部分でのとある言葉が特にお気に入りです。その言葉はこの物語の中核を担うような言葉だと感じましたし、浮島龍之介自身がその言葉を体現するような人間でした。とても好感を持てましたし、その言葉がより一層好きになりました。
最後は読者の前提をひっくり返してきて、とても驚きました。また、タイトルの言葉が使われる瞬間もとても素晴らしく、思わず鳥肌が立ちました。この作者さんの小説を読むのは初めてですが、とても読みやすく、宣伝と違わず、最高にポップなモダン・ファンタジーでした。
「ラブレターは短く、正直に」
ありがとうございました。
Posted by ブクログ
【ネタバレ無】【感想】
ハラハラ!ワクワク!が持続して没頭!!
輪廻転生のファンタジーでありながら現代を生きる様はリアル。
神戸/姫路/城崎。
舞台が身近で現実世界としても想像できる〜!
巻き起こる思惑バトル。輪廻とのつながり。
現代の出来事と輪廻の出来事を行き来して読者の頭も縦横無尽。
好き!!
日本神話も関連するので神社巡りが好きな方はよりなじみ深く感じられそう。
とはいえ当然本書にはその知識がなくても楽しめるし、むしろ神話エピソード調べてみよっかな、と世界観に引き込まれる。
それくらい登場する神様の性格も魅力的。
世界観の設定=制約が序盤でさらっと潔く描写されるので、世界観を咀嚼するための我慢の時間がいらない!
序盤から一気にのめりこめる。だから飽きない。すぐに制約が開示されるからこそ、それがこの物語でどう活かされるのか期待で手が進む。
Posted by ブクログ
千年を越える神を巻き込む恋物語の設定だが、すでに終わった恋の話。
とある男女の恋に、神が嫉妬し呪いをかけた。
これから先、二人は転生を繰り返す。
女は今までの記憶を持ったまま生まれ、男と出会うと記憶を失くす。
男は、女と出会えば今までの記憶を取り戻す。
そうして男と女はこの千年、出会っては別れを繰り返してきた。
そして現世、神戸にて千年の記憶を持つ杏は、ルームメイトの盗み屋・祥子に、ある古書の盗みを依頼する。
その書物「徒名草文通録」をめぐり、人と神との思惑が交差する。
最初の「この物語は、始まっているどころか、すでに終わっているのかもしれない」の意味を読み違えていた。
千年経ち、すでに恋に興味はなく、今の生活が一番だと断言する杏のセリフに、いいように勘違いをしていた。
エピローグで反転する物語に、思っていた以上の深い二人の愛に気づく。
神と人間がわちゃわちゃする楽しげストーリーが、千年の恋も軽やかな読み応え。
Posted by ブクログ
「最高にポップなモダン・ファンタジー」だそうです
ふーん
ちょっぴり悲しい設定なんだけど、コミカルが際立っておりました
こんなんも書ける人なんやな〜
でもね
悲しみも3周くらいするとちょっと笑けてくるんよね
なんでやろうね
ていうかあらゆる感情って閾値を突破すると、笑える瞬間が1回あるような気がするんよ
1,000年も転生を繰り返しても成就しない恋
本人たちはもう笑うしかないよな〜
Posted by ブクログ
2025.5.25
タイトルが好きで一目惚れして買ったものの、結局あたためていた本。今思えば、刊行記念の掌編ついてたので当時買っていて正解でした。
そろそろ読むか〜!と引っ張り出してきたんですが、ペースが乗ってくると面白い面白い!
相手は想像通りだったけれど、最後の最後まで生まれ変わりの相手に騙されていたのでびっくり!
記憶をなくしても、この恋がすでに後日談だったとしても、杏が大きなこころで祥子を愛してるのが伝わってきて、読み終わった後もう一度最初から読み返してしまいました。
よくよく読み返すと、杏の方が最初に愛を交わした男が出家していて神事により近かったこと、愛したものが死にそう=祥子が落ちるからという理由で水神を動かしたりと、納得の要素も多くて分かることも多くてより楽しめます。
事件が起こったり、神々のあれこれに巻き込まれたりとさまざまなことが起こるけれど、最終的にうまくまとまっていて良かったです。
やっぱり4、4、5のリズムが刻めるタイトルは神タイトルだな……
Posted by ブクログ
神様から呪いを受けた恋人同士のお話なんてファンタジーだなって思ったのですが、サスペンスになったり冒険譚になったりと忙しいストーリー展開でした
単純な私はミスリードしました
ラストはとても良き
Posted by ブクログ
河野裕さんの文章が大好きです。
千年もの転生や神々の登場にも関わらず、杏が現在の自分の感覚や感情を大事にしているのがいいなと思った
終始ほとんどの登場人物が敬語で話しているのも、話全体の丁寧さや人物同士の不思議な距離感が感じられて好きだった。
ストーリーが軽やかでとても読みやすい!
Posted by ブクログ
キッカケ不明の『愛されてんだと自覚しな』(河野裕)。
自身がヘビ&オオカミ好きで気になったのかもわかりません。
輪廻転生の話も『犬夜叉』(高橋留美子)や『神風怪盗ジャンヌ』(種村有菜)、『美少女戦士セーラームーン』(竹内直子)など、子供の頃に何度か触れたという事もあって、
久々に関連話を読みたくなったのかもしれません。
いずれのキッカケにせよ、楽しめましたし、切なくもなりました。
輪廻転生を1000年繰り返し、生と死、出会いと別れの連続だし、
途方もない時間を過ごしているわりには2人の時間は短すぎるし…
非常に切ない。
しかしその切なさを感じられるからこそ何か惹かれる部分もあります。
キュンキュンする話がちょっと苦手な私にはちょうど良かったかも。
そして四文字熟語が幾度も現れ、
非常に勉強になりました。
特に威風凛然。
威風堂々以外にもこんな言葉があったとは。
Posted by ブクログ
「人と神とが駆け回り、時を超えた愛と欲とが入り乱れる、けれどその背景のスケールに比べればずいぶんこぢんまりとした物語」
これは盛大にネタバレた感想を書きたい。
いやー、騙された!
一千年の想い人が「だれか」については序盤で勘付いてはいたものの、「どっちか」については考えようともしてなかった。
しかもこれが設定の妙で、どっちなのかを誤認するということは、もれなく"愛することで失くす"ことと"愛することで得る"ことの誤認でもあるわけで、まんまと作者が意図したとーりのポイントで、本編が後日談だったと気付かされるという……。
読者としては優等生さながらに騙された悔しさと、目一杯この作品を楽しめた満足感で、結果ご満悦です。
いや、でもマリオのくだりの「的外れな愛情」とか、ミスリードの矢印が鋭利すぎる気がしなくもないけど、まあ愛情なんてどんな形にも解釈できる……といえばまあ……。
毎年2年生相手に神話を絡めた取り組みをいろいろするけど、オモイカネさんへの見方にちょっと色がつきそうで、読書の副産物はこういう楽しみがあってイイ。
中学生向けにはどんなPOPを書こうかワクワクする。
これは実写よりもアニメかなー?どちらにしろ彼らが文字通り軽やかに躍動する未来を疑っていないので楽しみ。
千年繰り返す悲恋はもちろん、文通録に刻まれる咲き誇った方の徒花も彩豊かに軽やかに描いて欲しい。
祥子が三味線で奏でるペニシリンにちょっとだけ吹いたけど、若者には通じないんだろうなと思うとちょっと寂しいので、せめてあのメロディを若者の耳にも届けて欲しい。
Posted by ブクログ
設定が特殊で一瞬「?」になったのですがテンポよく話が進むのですぐに入り込めました。ドタバタ気味ですが読みやすくまとまっていたと思います。たしかに、しあわせなだけの後日談で、読んでいて胸があたたかくなりました。河野先生の台詞回しやキャラクターの思想が毎度好みです。
Posted by ブクログ
ポップなモダンファンタジー、という惹句がぴったり。
設定が重そうに見えて、なんだかみんな軽やかだし、神様たちとの話し合いも、コンゲームのようでどたばた感が楽しかった。
主人公の運命の相手はすぐに見当つくけど、条件がひねられてて、最後に納得させてくれるのもよかった。
このまま2人で幸せに生きていけるといいね♪
Posted by ブクログ
千年の時を転生を繰り返した純愛のドタバタ喜劇。祥子と杏の二人の友情と隠された真実。綿々と綴られた「徒名草文通録」を巡っての泥棒たちと神の攻防。最後に嬉しい驚きとひとまず収まるべく収まった安心感。楽しい本です。
Posted by ブクログ
河野裕の作品は、すぐ手に取ってしまう。
神様に愛されてしまったが故に、1000年の間、転生を繰り返しては、好きな人と結ばれないという悲劇を送る、杏。
運命の相手を見つけることは出来ても、片方はそれまでの記憶を失ってしまうし、片方はそこで記憶を取り戻し、すれ違う。
出会うことを拒絶したくはならないのだろうか、と思いながら読んでいた。
けれど。
割と、この作品に登場する神様がイヤじゃない。
二人に呪いをかけたイチさんだって、ページを追う毎に、なんだか可愛くさえ感じられる。
そんな中で、今世の杏の相手とは誰か。
その謎も、とても良い形で明かされる。
1000年に亘る、想いのやり取り。
それは遺されて、二人だけではない、何か普遍の価値すら持つ。
いいラブストーリーじゃないか。拍手。
Posted by ブクログ
輪廻転生を1000年も繰り返し、愛する人とそれぞれの時代で姿形を変えて出会う。そこに神様まで登場。
なんだかとても壮大なストーリーなのだけど、ポップな筆致で楽しく読めた。
現代での二人は…なるほどね。
「愛されてんだと自覚しな」だなんて、言われてみたい!
Posted by ブクログ
途中から
この人が生まれ変わりの愛する人なんじゃないかなあと目星がついたミステリー系ポップな本。
色んな人の回想録みたいのが載ってて面白かった!
Posted by ブクログ
タイトルと装丁に惹かれて。あらすじ読んでなかったので、読み始めてファンタジーだとわかりちょっと思ってたのと違った……。(あらすじはあまり読まない)
Posted by ブクログ
突拍子もない設定から始まるのでどうしたものかと思うけれど、文章の軽快さであれよあれよと読まされている。お見事。結末も、ああなるほどそっちかと思う内容。帯にある「一途でかろやか」はまさにその通り。ライトに読めて良かった。
Posted by ブクログ
何度、生まれ変わっても必ず出会いひかれ合う2人。しかし、どんなに愛しあっていても、白蛇の神様の呪いによって報われる事はなかった。一冊の本を求めて、杏、祥子、ノージー、浮島、和谷の5人が争う。この中に運命の2人はいるのか❓
Posted by ブクログ
神の求婚を無下にした事で呪いをかけられ千年にも及ぶ輪廻転生を繰り返す男女の物語。
様々な登場人物に掻き回されついて行くのに必死だったが「愛されてんだと自覚しな」のセリフが出た場面はかっこよかった!
後半、いろんな出来事が過去と繋がっていく伏線回収も見事。
長きに渡る男女の、その生における関わりの様子も興味深かった。
気持ちよく騙された感もあり。
再読してみたい1冊。
Posted by ブクログ
生まれ変わりを繰り返して毎回出会うけれど決して結ばれない……最高に私の好みの設定!だったけれど、少し私の肌には合わなかったかな。
文章がサラッとしていて設定の割に重苦しさがないのは良かった。登場人物もみんな個性的だけど親しみやすい。
最後はまんまと騙されましたー。
Posted by ブクログ
日経夕刊で紹介されていた本。
千年の愛というと壮大だけど、物語は軽やかでどこかユーモアがある。個人的には少し読み進めにくいな、と感じたけど、最後、そういうことだったのね〜とスッキリした気持ちで読み終わった。
Posted by ブクログ
千年前に、女は神からの求婚を袖にして愛する男と共に輪廻転生の呪いを掛けられた。時には動物、時には人。色々な姿に転生を繰り返し、そして令和。壮大な過去を背負う筈の岡田杏は「運命の恋人探し」を放棄して、ルームメイトの祥子と平和に過ごしていたが…
過去編は壮大な輪廻転生を繰り返し、愛する人を探し続けていたけれど、現代の2人は何とも緩い感じが対照的で、そこが良い感じに明るくて好きでした。
タイトル回収のセリフがとてもお気に入りでした。
Posted by ブクログ
なかなかのドタバタ劇でポップな物語。
1000年の輪廻転生はなかなかのハードだと思う。
人、動物などに輪廻転生し、お互いにこっそり支え合っているのがよかった。
それでも色々な苦悩もありと考えるとすごいと思う。
『ラブレターは短く、正直に』に生きていこうと思います。
Posted by ブクログ
千年の愛がテーマ。悲しい輪廻転生を繰り返す2人の話…ですが、全体の雰囲気はポップというかライトな感じで、最初は??と思いましたが、確かに悲しい輪廻転生でも、生活は日々続くのだから1日1日を切り取ったら実際のところはこんな感じかもしれないな…と思いました。
最後のどんでん返しがびっくりでしたが、要所要所で違和感を覚えながら読み進めていたので、なるほど!と思いました。