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架見崎。誰も知らない街。高校二年生の香屋歩と幼馴染の秋穂栞が訪れたその場所には、戦争があった。人と人が対立し、殺し合い、奪い合う。そんな世界で、二人はかつての親友トーマと再会する。架見崎で二年余りを過ごした彼女は、最大の領土を誇るチームの「伝説」となっていた……。食い違う現実。開かれる戦端。謎の核心「ゼロ番目のイドラ」。死と涙と隣り合わせの青春劇、第2弾。
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Posted by ブクログ
『さよならの言い方なんて知らない。2』の概要と感想になります。 ネタバレの境界線が未だに分からない本シリーズですが、青崎有吾さんの裏染天馬シリーズ並みに飽きることなく読み終えました。 本作はアクション映画の撮影現場に居合わせたかの如く、一つ一つの描写がイメージしやすく、そして何より鳥肌が立つような...続きを読む知略に興奮しました。早く次回作を読み進めたくなります。 簡単な概要です。 ※前作未読の方はご注意下さい。 とんでもなく臆病な香屋歩(かや あゆむ)は前作で同級生のトーマと再会を果たし、トーマが架美崎という戦場の半分の領土を占める「平穏な国」に所属していることを知る。そして「平穏な国」と同等の権力を誇示する他の勢力との戦いを前に、香屋歩の生存のための知略が前作を超えて披露される。誰も死なない平和を求めて…。
架空の世界におけるルール設定と、そのルールを活用した駆け引きの構想は常に自分の想像を上回っています。 これだけの展開を最新から想定してシリーズを書き始めたとしたら驚異的な才能だと思う。
死ぬことが安らかだって?ふざけるな。勇敢に戦うことを、まるでいいことみたいに語るな。考えてみろよ。今日、戦場で死んだ全員を想像しろよ。いったいどこに救いがある?ふざけるな。全員が生き物としてまともなら、こんなこと起こらないんだ 自己犠牲を絶対に許さない、どこまでも生きるのに愚直で、臆病で、だからこ...続きを読むそ震えながらも世界に抗う香屋が好き
続編を心待ちにして、発売日に買いに行きましたが、近くの書店にはなく、取り寄せた記憶があります。前作からどんな展開になっていくのかと心待ちにしていました。読み進めていく中で、登場人物と私自身が一緒に成長していくような錯覚を覚えました。本当に好きだなぁと思った作品です。
続きが気になる!! 戦いの話なので人が死ぬのがつらいです。 皆が元々いた世界についての話が少し掘り下げられていて、なるほどなぁと思いました。 シリーズ1作目で理解したつもりでしたが、やはり設定が難しい。物は基本的にループで元の位置に戻るが、能力が関係した物は戻らない、ってことですよね。 リリィの二つ...続きを読むの能力も明らかになりましたが、二つ目の能力がよくわかりませんでした。能力自体は簡単なのですが、時間との関係がイマイチわからず。ここではあまり言えませんが、12時間で気付いたら8/1にループしているとは…? 今回から登場した月生、かっこいいです。 余裕があって謎が多い人物最高。 彼が電車を待つ理由が明らかになる瞬間を楽しみにしています。
一巻を読み終わってから初めてシリーズものと気付き、続きが気になり過ぎたので読みました。今回の主人公は白猫と黒猫ですね。 そして今回初登場の月生さんの今後が気になりますね。是非香屋の味方になって欲しい。
ちょっと小難しいが面白いので意外とすらすら読める。 とにかく先が気になる。結果が気になる。結末が気になる。
舞台である架見崎の街のほとんどを巻き込んだ大戦が始まる。戦いを嫌悪する主人公と相棒の、まさに知略を尽くした行動が面白い。気分的には将棋やチェス、あるいはポーカーのプロの試合を見ているような、理詰めの展開に惹かれる。 だが主人公達も神ならぬ身。予見できないことは発生し、それにまた対応していく。そう...続きを読むいった所に見える無情がまた物語を色濃くする。 そんな中、ヒロインの一人・秋穂の心情、自分と仲間たちを対比して自らの役割を多少の哀しみと共に受け止めるさまが、得手不得手の結果とは言え、重くも共感する。
殺伐としたサクラダリセット、と呼ぶことにするよ。 シリーズ二巻目、破壊された無人都市・架見崎の世界が現実の世界というプレイヤー同士の認識のずれを通じて提示され始める。 八月の一か月での、能力バトル殺し合い陣地取り合戦を繰り返す(殺伐としたエンドレスエイトともいえる)。 香屋と秋穂がこの世...続きを読む界に訪れた次のループで、戦いは最大勢力の三グループ、PORT・平穏な国・架見崎駅南改札の参戦という異常事態が勃発した。 誰よりも臆病で、なるべく人が死なないように引き分けを狙う。 香屋はこの世界で再会した旧友トーマも巻き込み、戦争の結末から逆算して手札を揃える。 三つ巴の戦いの結末は。 次巻に続く。 なんとなく、”ぼくらの”っぽい話になってきたと思うのは俺だけ?
第1作から久しぶりでしたので、どんな世界観だったかなんとなくでしたが、読み進めていくうちに徐々に「あっ、こういう雰囲気だった」と掴めてきました。 前作は、たしかPoint合戦を加味しながらの頭脳戦だったと思いましたが、今回はそうしたものはなく、比較的静かでありながらも沸沸と湧き上がるような頭脳戦だっ...続きを読むた印象でした。ただ、奥行き感がないといいましょうか、それぞれのチームでの代表だけで、戦いを繰り広げています。なので、その他の脇役の人達の接戦がなく、いつのまにか死人が発生しているので、そんなに緊迫感がありませんでした。 第2作目では、新たな謎や人物が登場し、場を盛り上げている一方、なかなか謎が解決しないまま、終了でしたので、歯痒さ感はありました。次作に期待したいと思います。 でも、描写が滑らかに行動しているので、読みやすかったです。じっくりと一つの大きな戦いを描いているので、ゆっくりと味わうことができました。わかったようなわからないような展開でしたが、続きが気になりました。
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