河野裕のレビュー一覧
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前作が真辺エンドな感じだったのでちょっと手に取りにくかったのですがようやく読みました。何やら五巻目も発売されているらしいし本屋に行かなくては。
今回で階段島の成り立ちと、前巻に登場したいわくありげな魔女の目的とが明確になりました。なるほど、そう言う話だったのか。ちょっと違うかもしれないけど七草の初恋と次の恋の対決みたいな話だなぁ。
一巻を読んだときから思ったけれども現実の二人が二人であるために捨てた人格が同じ島に居るんだから衝突は免れないし、分かり合えるはずもない。でも真辺のまっすぐさを一番美しいと理想に掲げる七草の方が分は悪いのはワカル。
だから今の七草が堀さんサイドに着くのはワカルけど、なんとなくモニョっとはする。人格を拾った魔女が悪いのではなく、捨てた方が悪いのでもない、でも捨てられた人格が現実世界に生きていないにも関わらず現実と繋がって居たいと考えることが悲劇なのか。悪者がいない事と、おとしどころを見つけるのはどうするのかな~というので次巻買ってこよう。 -
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ネタバレ前回から随分時間が経ったので、話がうろ覚え、かつ前巻のレビューのテンションだけが高くて、いまいち分からないことに笑った(笑)
以下、思いっきりネタバレ注意。
捨てた自分を否定するために再度拾う、七草。
それは結局、魔法なんてなくても、要らない自分を黙殺してしまえることの証でもあった。
けれど、真辺は拾わない。
今の自分にないものを実感しながらも、彼女は自分でしかないと考えて、現実の七草を頼る。
果たして、現実の二人は、今の自分で満足しているんだろうか。ここが、最終巻でどうなるかだなー。
七草が消えた階段島で、堀は先代魔女の時任に魔法を奪われる。
そのことで、時任が魔法に絶望する理由が分かる。
大地の母の恋人から諦めを奪った結果の自死。
そして、大地の母から愛情を奪った結果の大地という繋がりが出来る。
助けたいと願いながら、不幸を振りまくしか出来なかった悪い魔女の出来上がり。
なるほど。
万能だからこそ、どう幸せに魔法を使うのかの呪いがかけられる。
そして魔女の選択は、時に過ちを起こし、魔女自身も傷付いてしまう。
じゃあ、そんな万能に、意味はあるのか。
結末巻が楽しみ。 -
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階段島ではないあの時期の捨てた方の彼らのお話。
ヒロインが(どうしてか名前が覚えられない… マカベだったかマナベだったか…)私はヒーローを呼ぶ人間だ、と語った事で何でこうもこのヒロインが苦手なのかわかったような気がしました。結局(そうでは無いのかもしれないけれども)彼女は自分では何も解決しないんですよね。もっと解決策を見つけるのには適した人が居るからと思考を七草に丸投げしているように見える。それが偶々成功していたから彼女もそれで良いんだと成長せずにいた。そこに痛烈な違和感を感じていたんだろうな。そういう意味では二年の別離と別れの際に傷をつけられた彼女の方が人間的で好感は持てる。
階段島の彼女は正論だけを持ち解決法を持たないから苦手なんだな…となんか腑に落ちた気がします。誰もそれが正解だとは思っていない。間違いだと知っている。でもそれをどうただしていいのかわからない…と皆が手をこまねいている所に彼女はズカズカ入って行って「それは間違っている」と断言する。じゃあどうするんだよ?と問うと「それはわからない。でもコレは間違っている」と指摘だけをする。基本的にはKYというか人の感情がわからない人間なんじゃなかろうかと。
そんなヒロインの周囲に迎合出来ないまっすぐさを愛する主人公もある意味同じ人種なんだろうなって思います。子供が思ったことをすぐに口にする事で、周りを傷つけたり、疎まれたりする事があってもそれを無邪気と呼び大人になってもそのままでいてほしい…というような歪んだ願望を彼は彼女に押し付けようとしていた。この二人はよく似ている。ある意味二人だけで居られる世界ならきっとカンペキなのだろうし、二人はそれで問題ないのだと思う。でも世界は二人だけでは構成されてないのだと気づいた二人が引き算した結果が今の二人だとしたらそちらの二人の方が私は好感を持つなぁ…という感想。
そしてなんか意味ありげに力を持つもう一人の魔女登場。私は堀さんが好きなので結構ドッキドキです。 -
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シリーズ二冊目。
主人公らしき立ち位置の少女が大学生になってた。出しゃばられると結構ジャマそうな存在を上手に使っているなぁという印象。でもやっぱりパスティーシュさんがイイ。
ようやく主要人物の人物像と過去が明らかにされ、さあ次の巻で本格的に動き出すのか?という所。
それにしても雨坂先生は結構メンドクサイファンが多いんだな… まあ本人もそんな感じだから類は友を呼んでいるのか?
脚本家は京都で芝居を書いているのだろうか、と期待させる終わり方。それにしても誰もコテコテの関西弁を使わないので地名が出てこないと関西が舞台という気がしない作品だな、このシリーズ。 -
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この辺りはアニメも見終わったし…と読みました。
相麻菫が戻ってきた後の夢の世界のお話。
アニメで一度見ているから大分情景がわかりやすいというか。これ、文章だけで読んでいたら結構リセットとか世界観とか把握しにくかったかもしれないなんて思ってしまいました。
なるほど、一見自我が無いように思えた春埼の方がケイと共に自分が居ることを望み、菫の方がケイの想いを尊重したのだなぁという事がぼんやりわかる巻。
やっぱり自分は相麻派だなぁ…と思いました。後、正義の味方のお姉さんはホント余計なお世話だと思ったり。正義を信じている人って本当に厄介だなぁ… でもケイの春埼の方が正しいってのはただの主観であり、他者の判断を左右するものじゃないよね(笑) -
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アニメから入ったので放映が大分進み、ここまでぐらいなら読んでも大丈夫かな、と手に取りました。ナルホド、ここで中学二年生に戻る訳だ。
原作を読む前にアニメから入った自分は相麻菫オシなのですが小説を読むと最初からケイは春埼に惹かれていたんだな、という事がよくわかります。
それにしても女の子を表現するのに野良猫みたいな少女ってヒドイよね(笑)猫みたいな少女、とかならワカル。でも野良猫って…。私のイメージする野良って痩せていて油断が無くていつもオドオドしていて緊張していて汚いって印象なんだけど今どきの人は違うのかなぁ。
対する春埼の描写の美しい事と言ったら!(笑)当事者意識が無く、すべてを自分と同様に捉えるって子が何であんな無感動・無機質になってしまうんだろう?まあ一々反応してたら生きていけないからああなった、という事なのか?ヨクワカラン。
そして一回の成功例であそこまでケイを心酔するって…やっぱりちょっと気持ち悪い…。無条件の肯定ってそれ、思考の否定というか自己の放棄って感じでなんかイヤだなぁと思う自分は今後出てくるウラチさんの方に共感できる人間なのかもしれない。 -
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シリーズ物のしつこい解説が苦手だったりする。
「どうやら、リセットしたみたいだね」っていう台詞も無責任な気がしてしまう。
自分が猫と戯れたかったとして、猫のことを気にも留めなかったとする。でも猫には猫の都合があるんだ。そう考えられる人になりたい。
アニメを10話ぐらいまで見てしまって、小説との順番の違いに戸惑い、とりあえず本を読み終えようと思う。
【ビー玉世界とキャアンディレジスト】
自分を曲げた現実を受け入れられずビー玉の世界に逃避した同級生
【ある日の春埼さん~お見舞い編】
風邪をひいたケイの見舞いに行くか逡巡する春埼
【月の砂を採りに行った少年の話】
野々尾と白い猫と少年の話
【ある日の春埼さん~友達作り編】
ケイに勧められた友達候補・野々尾と友達になる過程