河野裕のレビュー一覧

  • いなくなれ、群青(新潮文庫nex)

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    「失ったものは、何か。心を穿つ青春ミステリ。」

    生きていれば色んな感情が生まれては沈められ、その度に何かを得ては失われてゆく。
    失われたものって何だ?
    大人になるに連れ、手元に残ったものだけが「今の自分の姿」だと思うようになった。
    これまで手放したものたちの中に、自分が自分たらしめるものがあったのではないか。
    幸せを得るために不幸を受け入れることも覚えた。
    だから少なくとも不幸ではないと言えるのに。
    なのに この本を読んでこんなに 切なくて眠れなくなるのは 一体なぜなのか…

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    2024年03月24日
  • 猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット1

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    河野裕がうらやましい。
    再読で、なお私の感性を殴りつけてくるような文章を読ませてくる。
    この表現が書きたかった、そのフレーズであふれている。

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    2024年03月21日
  • サクラダリセット(角川文庫)【全7冊 合本版】

    購入済み

    綺麗な話

    言葉が遠回りでとっつきにくいところはあるけど、私は好き。
    正しい表現をするために遠回りしているような文章。

    なにより能力という美しい設定がいい。
    世界観も統一されていて読んでいて引き込まれた。

    ちなみに本編とは関係がないけど、「ホワイトパズル」という短編も収録されていて、それが一番好きだった。

    #深い #感動する

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    2024年03月07日
  • さよならの言い方なんて知らない。5(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    自分がどのように捉えていたかの記録の意味でのメモ。

    架見崎は一体なんなのか。
    AI感を出さないように意識されている気はしたが、仮想世界なのではという仮説はあった。しかし、微妙な知識の食い違いは何を意味するのかわかっていなかった。
    (並行世界とかいうSF的な話なのか?と思いつつそれは安直なアイディアとも思っていた)
    一部の登場人物たちは特別な役割と持っている様子なのも運営という安易な発想しか持てていなかった。
    まさか、ほとんどが作られたデータだったとは、そして命を失ったと思われていたヒロインが生きていて、むしろ主人公の命がなかったとは。。

    驚きつつ、ほとんど生きた人間が存在しないこの世界の話

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    2024年02月12日
  • さよならの言い方なんて知らない。8(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    月生さんと白猫の対決
    はらはらしながら読みました
    まさか月生さんがここで退場になると思ってなくてびっくりしました
    ヘビとの戦いはすごく頭を使いながら読んで、読み応えがありました
    ユーリィが好きなので続きが気になります

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    2024年02月06日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    ネタバレ

    キッカケ不明の『愛されてんだと自覚しな』(河野裕)。

    自身がヘビ&オオカミ好きで気になったのかもわかりません。

    輪廻転生の話も『犬夜叉』(高橋留美子)や『神風怪盗ジャンヌ』(種村有菜)、『美少女戦士セーラームーン』(竹内直子)など、子供の頃に何度か触れたという事もあって、

    久々に関連話を読みたくなったのかもしれません。

    いずれのキッカケにせよ、楽しめましたし、切なくもなりました。   

    輪廻転生を1000年繰り返し、生と死、出会いと別れの連続だし、

    途方もない時間を過ごしているわりには2人の時間は短すぎるし…

    非常に切ない。

    しかしその切なさを感じられるからこそ何か惹かれる部分

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    2023年12月22日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    ネタバレ

    「人と神とが駆け回り、時を超えた愛と欲とが入り乱れる、けれどその背景のスケールに比べればずいぶんこぢんまりとした物語」
    これは盛大にネタバレた感想を書きたい。

    いやー、騙された!
    一千年の想い人が「だれか」については序盤で勘付いてはいたものの、「どっちか」については考えようともしてなかった。
    しかもこれが設定の妙で、どっちなのかを誤認するということは、もれなく"愛することで失くす"ことと"愛することで得る"ことの誤認でもあるわけで、まんまと作者が意図したとーりのポイントで、本編が後日談だったと気付かされるという……。
    読者としては優等生さながらに騙され

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    2023年11月13日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    設定が特殊で一瞬「?」になったのですがテンポよく話が進むのですぐに入り込めました。ドタバタ気味ですが読みやすくまとまっていたと思います。たしかに、しあわせなだけの後日談で、読んでいて胸があたたかくなりました。河野先生の台詞回しやキャラクターの思想が毎度好みです。

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    2023年10月29日
  • 昨日星を探した言い訳

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    登場人物が軒並み頑固、意地っ張りでそんな彼らが正義のぶつけ合いをするから読んでいて疲れた…w
    しかし終盤のヒロインのモノローグはとてもよかった。本編に描かれていない空白の時間に思いを馳せると胸が痛くなるが、同時にこれからの2人の未来も想いたくなるそんな青春話だった。

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    2023年10月25日
  • 昨日星を探した言い訳

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    2023/10/01
    青春小説と大きく宣伝されていて気になって読んでみました。
    私立の学校生活が中心となる恋愛の話なのかなーと思います。
    最後の数ページに至るまでの過程がとても丁寧に描写されていました。
    読んでて少し現実離れしてる感があるような気がしました。
    なんかファンタジー的な要素のある青春小説としては楽しめるんじゃないかと思います。

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    2023年10月02日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    ポップなモダンファンタジー、という惹句がぴったり。

    設定が重そうに見えて、なんだかみんな軽やかだし、神様たちとの話し合いも、コンゲームのようでどたばた感が楽しかった。
    主人公の運命の相手はすぐに見当つくけど、条件がひねられてて、最後に納得させてくれるのもよかった。
    このまま2人で幸せに生きていけるといいね♪

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    2023年09月28日
  • 最良の嘘の最後のひと言

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    想像していたものとは違っていたけど、徹頭徹尾嘘まみれで最後のネタばらしが爽快だった。
    情報量的に(自分自身で)推理できる話ではないので、ミステリではないことを念頭に楽しむことがおすすめ。

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    2023年09月11日
  • さよならの言い方なんて知らない。8(新潮文庫nex)

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    月生さん好きの私にとっては、ある意味クライマックスな今巻。

    作品の現在を考えると、長いお付き合いだった。
    でも、「幸せ」になって欲しいと願う歩と、彼がリーダーで良かったと思う月生さんが見られて、感慨深い気持ちだった。

    しかも、VS白猫戦ときたら、アツすぎる。

    後半は、ヘビの登場で、いよいよ世界の謎が解明されるかと思われたが……。まだ引っ張る(笑)
    いつも期待しながら、一冊が終わってしまう。

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    2023年09月09日
  • 昨日星を探した言い訳

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    圧倒的なまでの青春小説で、圧倒的に面倒くさい恋愛小説だ。物語を決定づける1つの裏切り。それはほんの10分ほどのシーンなんだけど、そこに至るまでの過程や人間描写の筆致がすごい。それでも決して長くは感じないところが、この作者のすごいところだなぁ。

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    2023年08月29日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    ネタバレ

    千年の時を転生を繰り返した純愛のドタバタ喜劇。祥子と杏の二人の友情と隠された真実。綿々と綴られた「徒名草文通録」を巡っての泥棒たちと神の攻防。最後に嬉しい驚きとひとまず収まるべく収まった安心感。楽しい本です。

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    2023年08月17日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    河野裕の作品は、すぐ手に取ってしまう。

    神様に愛されてしまったが故に、1000年の間、転生を繰り返しては、好きな人と結ばれないという悲劇を送る、杏。

    運命の相手を見つけることは出来ても、片方はそれまでの記憶を失ってしまうし、片方はそこで記憶を取り戻し、すれ違う。

    出会うことを拒絶したくはならないのだろうか、と思いながら読んでいた。

    けれど。
    割と、この作品に登場する神様がイヤじゃない。
    二人に呪いをかけたイチさんだって、ページを追う毎に、なんだか可愛くさえ感じられる。

    そんな中で、今世の杏の相手とは誰か。
    その謎も、とても良い形で明かされる。

    1000年に亘る、想いのやり取り。

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    2023年06月17日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    輪廻転生を1000年も繰り返し、愛する人とそれぞれの時代で姿形を変えて出会う。そこに神様まで登場。
    なんだかとても壮大なストーリーなのだけど、ポップな筆致で楽しく読めた。
    現代での二人は…なるほどね。
    「愛されてんだと自覚しな」だなんて、言われてみたい!

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    2023年06月09日
  • つれづれ、北野坂探偵舎 著者には書けない物語

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    感想を書くのを忘れていました。少し読み返して、今更ながら感想文を書いています。

    順番がわからない脚本。どれが正しい順番なのだろう、という純粋な推理要素も含みつつ、結果は想像を越えてくるお話です。
    自殺した天才脚本家の宵野ランについて探る中で、
    レイニーの人柄(幽霊柄)がよく伝わり、一気に親しみやすくなった気がします。なんとなく悪者な印象でしたが、案外そうでもないかもしれないと思い始めました。
    話の合間に入ってきた海辺の地縛霊のノゾミちゃんと、そのお兄さんの会話が刺さります。見えていないのに語りかけるシーンを想像するとグッとくるものがありますね。

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    2023年04月14日
  • さよならの言い方なんて知らない。2(新潮文庫nex)

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    続きが気になる!!
    戦いの話なので人が死ぬのがつらいです。
    皆が元々いた世界についての話が少し掘り下げられていて、なるほどなぁと思いました。
    シリーズ1作目で理解したつもりでしたが、やはり設定が難しい。物は基本的にループで元の位置に戻るが、能力が関係した物は戻らない、ってことですよね。
    リリィの二つの能力も明らかになりましたが、二つ目の能力がよくわかりませんでした。能力自体は簡単なのですが、時間との関係がイマイチわからず。ここではあまり言えませんが、12時間で気付いたら8/1にループしているとは…?

    今回から登場した月生、かっこいいです。
    余裕があって謎が多い人物最高。
    彼が電車を待つ理由が

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    2023年04月11日
  • その白さえ嘘だとしても(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    階段島シリーズ第2弾
    前作より登場人物毎の視点が多く、読んでいて楽しかった。
    作中にあった堀さんの、発言をそのまま受け取ってくれる人は少なく、個々の解釈が伴いがちだという文に非常に共感した。

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    2023年03月16日