河野裕のレビュー一覧
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ネタバレずっと不思議な世界が広がっていて、ちょっと中二病っぽい(?)主人公の言い回し。けどこのミステリの核心に迫るにつれどんどん引き込まれる感じ。
以下はネタバレになるけど、
"成長"の傍らには自分の中で捨てた自分がいる、ということ、これが今までは考えたこともない発想だった。
そして自分が恋する相手の捨てられた部分に出会ったとき、走り出してしまうまっすぐさはいかにも青春って感じ。
個性が、人と人の関わりの中で、または大人になっていく中で、そのままである尊さと丸くなっていく必要性。なにが正しくて間違ってるのか、ぐるぐると考えさせられた。 -
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ネタバレ2025.5.25
タイトルが好きで一目惚れして買ったものの、結局あたためていた本。今思えば、刊行記念の掌編ついてたので当時買っていて正解でした。
そろそろ読むか〜!と引っ張り出してきたんですが、ペースが乗ってくると面白い面白い!
相手は想像通りだったけれど、最後の最後まで生まれ変わりの相手に騙されていたのでびっくり!
記憶をなくしても、この恋がすでに後日談だったとしても、杏が大きなこころで祥子を愛してるのが伝わってきて、読み終わった後もう一度最初から読み返してしまいました。
よくよく読み返すと、杏の方が最初に愛を交わした男が出家していて神事により近かったこと、愛したものが死にそう=祥子が落 -
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ネタバレ七草と真辺の関係性が面白いと思った。
自分の性格が真辺とよく似ていて、理想を貫きたいと思う心境に共感できた。そんな真辺の人格が七草は自分にないものを持ってるから、好きなんだろうと思う。反対に真辺は自分についてくれる人が居ないから孤独を感じていて、それを埋めてくれたのが七草なんだろうと思う。
捨てられた人格が集まった島。
もし自分が主人公ならどんな人格を捨てるだろうかと考えてみたが、うまく言葉にできないと思った。
自分で自分自身の人格を理解していないからなのか
自分にコンプレックスがあるとしても何かよく分からない。改めて自分に対して向き合えるような小説だった。 -
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Posted by ブクログ
この作家さんの作品は2作目。
「サクラダリセット」を読んだことがありますが、ファンタジー要素が強目で途中で読むのをやめたような記憶が。
この作品もファンタジー要素はありました。また、文調になかなか馴染めなかったのですが、物語の続きが気になって読み終えることが出来ました。
物語はプロローグとエピローグ、21の話で構成されています。話の視点というか語る人物は、登場人物が交代でなっています。
主な登場人物は、
シングルマザーの三好愛
10歳で愛の息子、冬明
愛の夫の連れ子で大学生の牧野楓
楓の同級生だった有住梓
楓と同じ大学でサークル仲間の千守遼
そして、怪物 ジャバウォック
色んな事が描かれて