河野裕のレビュー一覧

  • 凶器は壊れた黒の叫び(新潮文庫nex)

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    この巻は、過去と魔法の物語だ。
    階段島がなぜできたか、なぜ堀が魔女なのか、過去を交えて語られる。

    この巻の主人公たちは悩み、迷い、その姿を読んでいくのは悲しい。
    なんでもできるということは、決して幸福ではない。しかしそれを幸福と呼べなければ、魔女は魔女としてあれない。その矛盾を幼い子供達が背負うとき、魔法は彼らにとってどんなものになるのかを、考えさせられる。

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    2022年06月26日
  • 汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

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    引き算の魔女に依頼し、自分を捨てた現実世界の七草たちが登場し、物語の核心へ近づく第三巻。
    ストーリーのほうは、その分説明的な要素が多く、この巻単体での満足度は、正直なところあまり高くないが、前の巻を含めて現実のほうの七草がなぜその決断に至ったのか、考えると切ない。

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    2022年06月17日
  • その白さえ嘘だとしても(新潮文庫nex)

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    階段島の魔女が明かされる第二巻。
    前巻よりミステリ要素が強く、心理的な裏を読んでいくストーリーとしても面白い。
    この巻の七草が大人びすぎていて、個人的にはちょっと面白みに欠けたけれど、こちらの方が好きな人も多いかもしれない。

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    2022年06月16日
  • 君の名前の横顔

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    不思議な物語でどう評価して良いのだろうか迷う。

    登場人物のキャラクター、繊細な子や周りの先生方は実際にもいそう。

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    2022年03月25日
  • 君の名前の横顔

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    シングルマザーの愛さんと、自殺した旦那の連れ子で大学生の楓、「世界の一部を盗む」想像上の怪物・ジャバウォックを怖れ、学校に行きたがらない冬明くん、の家族のつながりのお話。

    リアルとファンタジーが交差するような物語。
    ジャバウォックが本当にいるという流れは、下手するとシラケてしまうのに、登場人物の心の動きが繊細に表現されていて、面白く読み進められた。
    ジャバウォックよりも、現実の人間の行動の方が恐ろしく描かれていたのが、バランスとれていたのかも。
    冬明くんの担任の先生、楓くんの実母、愛さんの会社の同僚、絶対関わりたくないわぁ。特に同僚の園田さん。最低最悪のタイプだけど、結構いるかもしれないと思

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    2022年03月17日
  • さよならの言い方なんて知らない。6(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    トーマと歩の目指す世界の違いが似通ってきて、どちらに感情移入したら良いか分からなくなってきた。トーマは一度世界を終わらせてみんなが望む世界を作る、歩はこの世界を平和な世界として継続させる。
    キャラが減ってきて寂しいけど、次回どう歩がトーマに追いつく追い越すのか期待。

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    2022年03月12日
  • さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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    主人公たち3人は異世界に連れてこられる。そこでは不思議な能力を使って戦争が行われる世界だった。死と隣り合わせの青春を描くファンタジー小説。登場人物一人ひとりが本当に実在する人物のように胸に迫ってくる。

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    2022年03月07日
  • さよならの言い方なんて知らない。6(新潮文庫nex)

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    思い出しながら読むのが大変だった

    相変わらずこの人の言葉遊びというか台詞回しはとても上手いし、頭に残る
    読んでいて飽きないのはおそらくキャラが生きているからだと思う
    某漫画家さんが言っていたように、キャラが勝手に動いて話しているように思えるのがこの作品の、この人の作品の魅力なのだと感じる

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    2022年03月03日
  • 君の名前の横顔

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    この本のファンタジー要素の部分で、少し現実味が薄れ、没入はしにくいと思った。

    でも、自分のアリスのイメージである不思議な感覚を、この本でも表現しているのだとすると、それもありなのかなぁと思う。

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    2022年02月18日
  • 君の名前の横顔

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    河野さんの好きな感じ満載だった。何かを失くした世界とか、少年の考え方とか。いい家族の話である反面、負のパワーが凄すぎて恐ろしい。

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    2022年02月12日
  • さよならの言い方なんて知らない。2(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    生きる理由も分からずに死ぬなという言葉に感動しました。命の尊さを訴えながら能力などを使うアクション系なのでとても面白いです。生きる理由を見つけるために生きたいと思います

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    2022年01月26日
  • さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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    購入してからシリーズ5まであることを知りましたが続きが気になって早く読みたいです。どのように物語が終わるのか気になりながらハラハラしながら読んでいます。SF系を初めて読んだのですが初めてでも読みやすかったです。SF系に挑戦したい人にはオススメです

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    2022年01月22日
  • 君の名前の横顔

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    『この世界はまだ、オレの知らないところで、かけ続けているんだろう。誰かが信じた正義が、世界を切り取っているんだろう。』

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    2022年01月22日
  • 君の名前の横顔

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    ネタバレ

     とあるキッカケでシングルファザーと結婚し、冬明と言う息子を授かり、兄になる連れ子の楓と幸せに暮らしていた愛。所が、夫の設計した家が原因で住んでいた住人が自殺し、SNSで実名で主人が晒され、主人まで自殺してシングルマザーとなってしまう。
     息子の冬明は感受性が人より豊かで想像上の「ジャバウォック」なる怪物を恐れ、学校へ行きたがらなくなる。愛と楓は冬明に寄り添おうとするが、ジャバウォックが紫色の絵の具を盗んだと言い始めてから現実が変容していき、空想のジャバウォックがどんどん現実の人物に絡み始め、愛の周りを変えていき、ついには冬明自身も姿を消してしまう…

     楓の父を陥れたSNSの正体が意外でサイ

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    2022年01月10日
  • 君の名前の横顔

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    内容はともかく、ここまで空想の世界を広げられる、その創造力にびっくり。ジャバウォック、確かにいる。誰もが、簡単に自分だけの正義・常識を振りかざし、手にしたSMSという武器で世界を壊している。

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    2021年12月31日
  • 夜空の呪いに色はない(新潮文庫nex)

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    シリーズの1冊目と同じくらい面白かった。
    前半は、うだうだしていて、ちっとも話が進まないんだけど、
    最後の50ページくらいで、その迷いとか葛藤とかすらも原動力に変えて、進んでいくのが気持ちがいい。
    こういう終わり方の物語が好きだな、と思う。

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    2021年11月26日
  • 君の名前の横顔

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    河野裕さんの新刊!

    名前がある事で視点が定まる
    でも、視点が定まりはするけどその名前がついてるものの全てを表現してる訳じゃ無い
    だから横顔もある

    スピッツの歌詞の話すごい好き

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    2021年11月22日
  • さよならの言い方なんて知らない。3(新潮文庫nex)

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    新事実が次々と明らかになって、続きが気になり過ぎます。やっぱり月生さんはカッコいいですね。アニメか実写映画化してくれないかな、、、

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    2021年11月20日
  • さよならの言い方なんて知らない。2(新潮文庫nex)

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    一巻を読み終わってから初めてシリーズものと気付き、続きが気になり過ぎたので読みました。今回の主人公は白猫と黒猫ですね。
    そして今回初登場の月生さんの今後が気になりますね。是非香屋の味方になって欲しい。

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    2021年11月13日
  • さよならの言い方なんて知らない。5(新潮文庫nex)

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    架見崎という物語の舞台、あるいは箱庭の正体が明かされる。それは主人公・香屋のレゾンデートルにも関わる事だった。戦いの街から戦いをなくして世界の存続を計るためルールの前提に挑戦してきた香屋は、さらなる前提に翻弄される。

    や、この世界の正体、その概念自体は突飛なものではないかもしれない。それでも気になるのは、そのある種よく見てきた世界(設定)に対し、この著者はどのような展開をさせるのか、ということだ。

    舞台が似ても演出家が違えば芝居は全然異なるものになる。さらに続く巻での展開を楽しみにしたい。

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    2021年07月31日