河野裕のレビュー一覧

  • 昨日星を探した言い訳

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    登場人物が軒並み頑固、意地っ張りでそんな彼らが正義のぶつけ合いをするから読んでいて疲れた…w
    しかし終盤のヒロインのモノローグはとてもよかった。本編に描かれていない空白の時間に思いを馳せると胸が痛くなるが、同時にこれからの2人の未来も想いたくなるそんな青春話だった。

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    2023年10月25日
  • 昨日星を探した言い訳

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    2023/10/01
    青春小説と大きく宣伝されていて気になって読んでみました。
    私立の学校生活が中心となる恋愛の話なのかなーと思います。
    最後の数ページに至るまでの過程がとても丁寧に描写されていました。
    読んでて少し現実離れしてる感があるような気がしました。
    なんかファンタジー的な要素のある青春小説としては楽しめるんじゃないかと思います。

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    2023年10月02日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    ポップなモダンファンタジー、という惹句がぴったり。

    設定が重そうに見えて、なんだかみんな軽やかだし、神様たちとの話し合いも、コンゲームのようでどたばた感が楽しかった。
    主人公の運命の相手はすぐに見当つくけど、条件がひねられてて、最後に納得させてくれるのもよかった。
    このまま2人で幸せに生きていけるといいね♪

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    2023年09月28日
  • 最良の嘘の最後のひと言

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    想像していたものとは違っていたけど、徹頭徹尾嘘まみれで最後のネタばらしが爽快だった。
    情報量的に(自分自身で)推理できる話ではないので、ミステリではないことを念頭に楽しむことがおすすめ。

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    2023年09月11日
  • さよならの言い方なんて知らない。8(新潮文庫nex)

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    月生さん好きの私にとっては、ある意味クライマックスな今巻。

    作品の現在を考えると、長いお付き合いだった。
    でも、「幸せ」になって欲しいと願う歩と、彼がリーダーで良かったと思う月生さんが見られて、感慨深い気持ちだった。

    しかも、VS白猫戦ときたら、アツすぎる。

    後半は、ヘビの登場で、いよいよ世界の謎が解明されるかと思われたが……。まだ引っ張る(笑)
    いつも期待しながら、一冊が終わってしまう。

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    2023年09月09日
  • 昨日星を探した言い訳

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    圧倒的なまでの青春小説で、圧倒的に面倒くさい恋愛小説だ。物語を決定づける1つの裏切り。それはほんの10分ほどのシーンなんだけど、そこに至るまでの過程や人間描写の筆致がすごい。それでも決して長くは感じないところが、この作者のすごいところだなぁ。

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    2023年08月29日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    ネタバレ

    千年の時を転生を繰り返した純愛のドタバタ喜劇。祥子と杏の二人の友情と隠された真実。綿々と綴られた「徒名草文通録」を巡っての泥棒たちと神の攻防。最後に嬉しい驚きとひとまず収まるべく収まった安心感。楽しい本です。

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    2023年08月17日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    河野裕の作品は、すぐ手に取ってしまう。

    神様に愛されてしまったが故に、1000年の間、転生を繰り返しては、好きな人と結ばれないという悲劇を送る、杏。

    運命の相手を見つけることは出来ても、片方はそれまでの記憶を失ってしまうし、片方はそこで記憶を取り戻し、すれ違う。

    出会うことを拒絶したくはならないのだろうか、と思いながら読んでいた。

    けれど。
    割と、この作品に登場する神様がイヤじゃない。
    二人に呪いをかけたイチさんだって、ページを追う毎に、なんだか可愛くさえ感じられる。

    そんな中で、今世の杏の相手とは誰か。
    その謎も、とても良い形で明かされる。

    1000年に亘る、想いのやり取り。

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    2023年06月17日
  • 愛されてんだと自覚しな

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    輪廻転生を1000年も繰り返し、愛する人とそれぞれの時代で姿形を変えて出会う。そこに神様まで登場。
    なんだかとても壮大なストーリーなのだけど、ポップな筆致で楽しく読めた。
    現代での二人は…なるほどね。
    「愛されてんだと自覚しな」だなんて、言われてみたい!

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    2023年06月09日
  • つれづれ、北野坂探偵舎 著者には書けない物語

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    感想を書くのを忘れていました。少し読み返して、今更ながら感想文を書いています。

    順番がわからない脚本。どれが正しい順番なのだろう、という純粋な推理要素も含みつつ、結果は想像を越えてくるお話です。
    自殺した天才脚本家の宵野ランについて探る中で、
    レイニーの人柄(幽霊柄)がよく伝わり、一気に親しみやすくなった気がします。なんとなく悪者な印象でしたが、案外そうでもないかもしれないと思い始めました。
    話の合間に入ってきた海辺の地縛霊のノゾミちゃんと、そのお兄さんの会話が刺さります。見えていないのに語りかけるシーンを想像するとグッとくるものがありますね。

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    2023年04月14日
  • さよならの言い方なんて知らない。2(新潮文庫nex)

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    続きが気になる!!
    戦いの話なので人が死ぬのがつらいです。
    皆が元々いた世界についての話が少し掘り下げられていて、なるほどなぁと思いました。
    シリーズ1作目で理解したつもりでしたが、やはり設定が難しい。物は基本的にループで元の位置に戻るが、能力が関係した物は戻らない、ってことですよね。
    リリィの二つの能力も明らかになりましたが、二つ目の能力がよくわかりませんでした。能力自体は簡単なのですが、時間との関係がイマイチわからず。ここではあまり言えませんが、12時間で気付いたら8/1にループしているとは…?

    今回から登場した月生、かっこいいです。
    余裕があって謎が多い人物最高。
    彼が電車を待つ理由が

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    2023年04月11日
  • その白さえ嘘だとしても(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    階段島シリーズ第2弾
    前作より登場人物毎の視点が多く、読んでいて楽しかった。
    作中にあった堀さんの、発言をそのまま受け取ってくれる人は少なく、個々の解釈が伴いがちだという文に非常に共感した。

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    2023年03月16日
  • 夜空の呪いに色はない(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    なるほど、この階段島シリーズは、成長の物語だったのね。「大人の階段の~ぼる~♪」ってやつですね。本書は階段島と現実が入り乱れる第五弾。

    うぅ、「やっぱり私が、国語の成績悪かったのわかるわ」ってくらい、なんか押し問答のように長々と続く、登場人物の会話についていけない。
    ―「やっぱりあなたはAね」
    ―「いえいえ、私はA’(エーダッシュ)よ」
    とはいえ、Bとも言えなくない・・・

    みたいなやり取りに、頭の回転が悪い私はもうどっちでもえぇわ!と、物語の本質を根元からなぎ倒してしまうであろう感想を何度抱いたことか。落ち着くんだ、私。彼ら(登場人物)は、昔の薄っぺらくペラペラだった私とは違って、若さゆえ

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    2023年02月02日
  • 猫と幽霊と日曜日の革命 サクラダリセット1

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    特殊設定ものはミステリ業界において今となってはなくてはならない枠組みになった。
    ラノベ風の作品も、特殊設定を盛り込んで(ファンタジー系を多いからなのかもしれないが)その限定された条件下で事態を終息させていく。
    本作では時間を遡る能力や記憶を保持し続けることのできる能力など、様島な特殊能力を持った土地に暮らす若者たちの活躍が描かれる。
    映画化もされた人気シリーズだ。

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    2023年01月29日
  • さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    人から薦められた本。タイトルを見てひとまず読み始めて、どうも今ひとつ肌に合わないような気がしてどうしようかと思っていたのだが、プロローグを超えて本編に入ると俄然おもしろくなった。世界観そのものを物語に組み込んでいるという設定がおもしろいし、主人公がある意味「メタ」な存在として自分の存在価値を作っていく発想や過程もおもしろい。単純に平行世界における闘争物語として読んでもなかなか楽しい作品である。

    ただ強いて文句を言うなら、世界の作り方が物語にとって(あるいは作者のとって)都合が良いように組み立てられすぎているというか、作者が恣意的に作った世界構造であることがあからさますぎるような期がちょっとだ

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    2023年01月22日
  • 汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    階段島の続き。島の中の話ではなく、外の世界が舞台。前の話との繋がりが見えておもしろかった。魔女がなにかまだよくわからなかったけど、続きが気になる。一気に読めた。

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    2023年01月09日
  • さよならの言い方なんて知らない。(新潮文庫nex)

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    新たなシリーズもまた独創的なルールの世界を創り上げてきました。
    何故だか突然架空の世界に放り込まれて、その中で陣取り合戦が繰り広げられる。1ヶ月でリセットされること、ポイントの多寡とオリジナルの能力を元に頭脳戦で闘いの駆け引きを繰り広げるところが面白い。
    架見崎の目的は一体何なのだろう。

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    2022年12月11日
  • 君の名前の横顔

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     小学生のころ、自分の考えていることが言葉にできなくて、無性に腹が立って悔しくて泣いた涙を、大人が違う意味に捉えて更に苦しくなる。
     そんな経験を思い出した。
     河野裕の小説は、小学生だったり、中学生高校生、大学生だった時の、かつて経験したもどかしい感情が言語化されていて、ふと懐かしくて心に痛い感情を思い出させる。

     
     小学校から帰ってきた息子が、クラスになじめないのか、時折頭痛がするといって早退すると、自分も会社を早退せざるを得なくなる。

    「ジャバウォックが絵の具を一本、取っていったんだ。」
    「その絵の具は、もともと12本入りだったでしょう」

     子どもは思い込んだ自分の作り上げた世界

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    2022年07月17日
  • 夜空の呪いに色はない(新潮文庫nex)

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    子供はいつか大人になる。
    この巻は、“大人"というものに対する描写が印象的な巻。トクメ先生の言葉が胸を打つ。

    「世の中には二種類の大人がいます。一方は子供でいられなくなり、仕方なく大人になった人たちです。いろんなことを諦めて、自分自身のほんの狭い経験を現実のすべてのように語って、子供のころに大切だったものを捨てる言い訳に大人という言葉を使っている人たちです。
    (中略)
    未来を創る義務を負う覚悟を決めたのが、正しい意味での大人です」
    (中略)
    実のところ、私は自分がどちらの大人なのか、よくわからないのです。(中略)わからないから、意地を張るのです」(中略)「私は自分の意思で大人の役割

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    2022年06月26日
  • 凶器は壊れた黒の叫び(新潮文庫nex)

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    この巻は、過去と魔法の物語だ。
    階段島がなぜできたか、なぜ堀が魔女なのか、過去を交えて語られる。

    この巻の主人公たちは悩み、迷い、その姿を読んでいくのは悲しい。
    なんでもできるということは、決して幸福ではない。しかしそれを幸福と呼べなければ、魔女は魔女としてあれない。その矛盾を幼い子供達が背負うとき、魔法は彼らにとってどんなものになるのかを、考えさせられる。

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    2022年06月26日