河野裕のレビュー一覧
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階段島の現実サイドの物語。
表の世界では七草、真辺、大地の正しさと純粋な優しさが一層鋭利で心が苦しくなりそう。
表裏を両方描くであろうことは想像できたのに、両者の関連性を正しく把握するために前作までをもう少しキチンと読んでおくべきだった。Posted by ブクログ -
水平思考パズルで有名な「ウミガメのスープ」のミステリー版。
ある古い洋館に集められた5人の男女。
一癖も二癖もある彼らが出す問題は、全12問。
不可思議な問題を出題者が提示し、回答者が出来るのは、イエス、ノーで答えられる質問のみ。
果たして、真実に辿り着く事は、出来るのか。
カードも小道具も、...続きを読むPosted by ブクログ -
登場人物の言葉の一つ一つに意味があり重みがある。
終わりに今までは捨てられた人しかいない島に奪いにくる人がやってきてどうなるのか気になる終わり方だった。Posted by ブクログ -
階段島シリーズ5巻目。
島での唯一の郵便局員にして元魔女の時任さんメイン回。
堀から魔法を奪うべく真辺を魔女にしようと画策する安達だが、そうなると困る七草は堀の側に立つ。
七草は大地の事実を堀に聞き、大地がなぜ母を嫌う自分を捨てたのかを知ることになる。
しかし、現実の七草に会った時に、島...続きを読むPosted by ブクログ -
ベイビー、グッドモーニング。
そのタイトルの意味は命の循環。
ユニクロのシャツを着たラフなスタイルの少女、彼女が死神だ。
死ぬ予定の人間の魂を集めている。
月に魂いくつのノルマがあるらしい。
あなたはあと数日で死にます。
それを死神の少女に告げられた人たちが、最後にやりたいこととは...続きを読むPosted by ブクログ -
読み進めないでくれと懇願される小説ははじめて。
人の死を描きつつ、生きることを説いている。描かれる死はあっけなく何の余韻もない。故にある意味でリアルだ。死ぬ者があれば、生まれる者もある。そんな物語。Posted by ブクログ -
3巻目まで読んでふと思ったことだけど、この本は登場人物達みんな落ち着いて一定のルールに従って会話が成立しているように感じた。
正しい解釈まではできないけれど、基本的に誰も怒ったり、決めつけたりせずに相手の話を聞いているなと。
隠し事や嘘や探りを入れるようなことをしたら、普通は怒ったり嫌がったりして人...続きを読むPosted by ブクログ -
これはミステリではなく青春ファンタジー。階段等の秘密が次々と明らかになっていく。そんな中、密かに(?)魔女の対決が行われていた。
面白いんだが、段々と分からない点が増えてきた。特に魔女の部分はゴールはないのか?魔女の寿命は?など。まぁファンタジーなので答えはないだろうが。
次くらいがラストと思われる...続きを読むPosted by ブクログ -
超能力者のだましあい。
舞台設定も含め、一捻りした展開と、隠されたキバの強さに終始驚かされた
だましあいのような頭脳戦が好きだが、特にSF的な要素があるのは面白い
作中、最良の嘘とは?という問いかけがある。
嘘にもいい嘘と悪い嘘があるなんていうが、「いい嘘」のルールが分かると、少し生きやすくなる...続きを読むPosted by ブクログ -
とうとう終わってしまった。来週DVDが出るから、とてもいいタイミング。
シリーズすべてを読み終えて、この話にはまって受け入れられる人と、そうでない人両極端にわかれるだろうと思った。
どうしようもなくわがままで、それでもそれは自分のためではなく人のためでしかない。フィクションの中の感情はこんなにも美し...続きを読むPosted by ブクログ -
サクラダリセット6作目。
我慢しきれず、アニメを2話だけ見進めてしまったら、この人はこの人なのかーーー、と思ってしまい、その情報が本に出てきたものなのか、出てきただろうけどどのあたりかなどわからず、少し後悔。
映画を観てひとつの結末、ひとつの話の進み方を知ってしまっているので、確認行為のようで純粋に...続きを読むPosted by ブクログ -
みんな、覚悟がすごい。自己分析がすごい。若いのに。
自分とそこまで向き合うこと、しないよなぁ。気づかないふりしてた方が楽だもの。
相手にとって何よりも価値を持つ人間になれば、何にも怯えずにいられる…
そっか。そう追い込むか。その純粋さが眩しい。Posted by ブクログ -
最終巻。ちりばめられていた暗喩や隠喩が全巻をとおして答えをもらったような気がする。綺麗なものを探していたお話なんだろう。何が正しいのかということは難しいけれど、せめて考えることはやめないでいたいと思う。
2017/10/6Posted by ブクログ -
サクラダリセット、シリーズ5作目。
相麻の復活、夢楽園で生き続ける少女、演劇。
演じる、ということについての話だったと思う。
未来視を持っている人間にコントロールされ行動を操られているのではないか。夢から覚めさせるために演技をする。
映画を見てから本を読んでいるので、キャスティングがぴったりなような...続きを読むPosted by ブクログ -
それが正しいかどうか分からないまま選ぶことなんてしょっちゅうだ。正解に自信があったら選んだ自覚すらないかもしれない。
その結果の間違いを認めて教訓にし、止まらず進む強さ。見ていて切ないくらい。その覚悟をしっかり感じるから、彼女も揺るがずに信じられるんだろうなあ。Posted by ブクログ -
ケイは理想論ばかりで僕は浦地さんの意見に賛成だった
能力がある人ばかりが出てきたけど能力のない人はどう思ってるのか
やっぱり不公平だと思ってるに違いない
能力の有無に関わらずケイは咲良田の人を幸せにできるのだろうか
相麻はどうして春崎とケイを会わせたのだろう
失恋してしまうことはわかっていただろう...続きを読むPosted by ブクログ -
間違いに気付いた時、きちんとそれを認められる事、そして、それをしっかり他者にも示せる事。これは簡単なようで簡単じゃない。これができるのが本当に強くて優しい人だと思う。
間違った自分を自覚しつつ、未来を選んでいくのは本当に勇気がいるね。
彼らの優しさに涙が出そう。Posted by ブクログ -
サクラダリセット3冊目。
春埼とケイの出逢い等2年前が中心。
坂上さんの登場や、マリの件。
アニメと交互に見て読んでいるので、まざる。Posted by ブクログ -
面白い遊びだなと。
でも問題にできるシチュエーションを探すのは大変そうだ。
シスターと大旦那様とは何者なのだろうか??Posted by ブクログ