河野裕のレビュー一覧
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河野裕先生作「サクラダリセット」。超能力者が集まる咲良田町で繰り広げられる、ヒューマンドラマをメインとした作品は、全体を通して透明感が漂っており、苦しさすら覚える薄さです。空気が薄い、とはこのようなことなのか、と思うような読後感でした。
何が面白いのか、と問われると難しいのですが、私が良かったと思えるのは主人公の感性と能力の合致です。主人公は「絶対に忘れない」という能力を保持しており、パートナーの「リセット能力者」と協力して、未来の記憶を持ったまま事件を解決するという展開になっています。
この能力、一見優秀っぽいですが、私はもっとも不必要な力だと思います。人間は忘却の生き物ですが、それは覚 -
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5巻目にしてようやく話が進み始めた感じがする。
1巻目で何の前触れもなく、招待状に従ってその部屋に訪れたら入り込んだデスバトルの架見崎の世界。
その世界の成り立ちが、ようやく今巻にて明かされる。
と同時に、香屋歩は何者なのか、0番目のイドラを求める目的は何か。
やっと物語が見え始めて面白くなってきた。
ウォーターこと冬間美咲は平穏な国を離れて、新たなチームを立ち上げた。
世界平和創造部。
そして架見崎にも変化が起きる。
次のループ直前でエデンがPORTに宣戦布告した。
ユーリィとホミニニの狙いは何か。
そして今回のループが終わった時、架見崎の成り立ちがウォーターの口 -
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シリーズ4巻目。
今回は中堅チームを主戦場にした、最大2勢力のPORTと平穏な国の代理戦争といえる。
PORTのリーダー、ユーリィと二番手のホミニニは、PORT配下のエデンにチームを鞍替えし、キネマ倶楽部のメンバーはエデンに合流した上で、中堅勢力のミケ帝国、ロビンソン、メーリー・セレストに宣戦布告した。
一方、歩はキネマ倶楽部のリーダーになり、秋穂は平穏な国へ。
歩がオリジナル能力「Q & A」で示した質問が、8月を繰り返す架見崎市にとって、誰もが思いもしなかった答えを示す。
てなわけで、今回もあまり話が進んだとは言えないけれど。
今回で判明したのは歩の「Q &a