平川克美のレビュー一覧

  • 路地裏の資本主義

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    大量生産、大量消費社会についてはすでに多くの人が疑問をもっている。自分もそう感じている1人ではあるが、そうしたものを生み出していた。
    人は欲をもっていて、それは好奇心であり、尽きることはない。
    競争戦略、経済成長、集団的自衛権など、これからもそうした成長戦略のために前に突き進むのだろう。
    その一方で、シェアハウスやNPOなど共生していく生活が広がりつつある。
    リアリティのない成長戦略より生き延びるために。著書にはそうした若者が増えていると分析した上でこう語っている。
    「やむなく始めた生き延びる戦略の中に、定常経済への萌芽的な形態が生まれるように思います。」
    これからも目の前のことに疑問を持ちつ

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    2014年10月22日
  • グローバリズムという病

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    書いてあることの全てに同意してしまう。

    「法人税やら優遇制度やら国内の事業環境が悪いと主張して日本を出て行った会社は二度と戻ってくるな」、これをはっきり言う人が居ない事にイライラしてたんだよね、はっきり言ってもらってすっきり爽快。

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    2014年08月19日
  • グローバリズムという病

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    グローバリズムとは何なのか?
    世界がグローバル化している&国際的な取引が当たり前になってきていると言うならば、古代の時代から、人はグローバルを目指して商売をしてきているはずであり、それがなぜ今ここまでクローズアップされ、声高に叫ばれるのか不思議で不可解だったが、その疑問に答えてくれる本だった。
    日本には日本の価値観があり、経済活動があり、人口減少の時代に入った成熟社会にとって、それは単純な成長ストーリーを描くことにどうしても無理を感じていたが、そもそもそのようなことを信じ叫ぶ人達とは世界観や歴史観、人間観が根本的に異なることがよくわかった。
    目先の人も幸せにする気持ちも情もない存在に対して、貴

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    2014年08月11日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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    グローバリズムという資本主義レールの目先にあるものに向かって進んでいた自分としては最初の数ページは腹オチせず読み進めるのに躊躇したが途中からこの本の目線はもっと先にあることを気がつくとぐんぐん引き込まれた。自分が去年体験した一連のボラ活動などの経験とこの本の中に出てきた2名の20代が言っていた言葉が重なり曖昧だったミライの日本のあり方がぼんやりと見えてきた気がする。

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    2014年02月10日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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     腰巻きに「おじさんと若者が,ゆるゆると日本の未来を話し合ってみました…」と書かれていますが,そのとおりのシンポジウムの記録でした。
     ただ,話されている内容は,立ち位置がしっかりしていて,しかも包容力もある話で,とても好感が持てました。
     グローバル化と国民国家とは両立できない…とすると,わたしたちは,もう一度,地に足をつけた国民国家を作る必要があるだろう。
     話を聞いていると,「わたしたちの地域の再生も無理ではない」と思い,勇気が出て来ます。できるところから,できる人がやる。
     「人はカネのためだけに生きているワケではない。」-これも腰巻きの言葉です。
     第3回シンポジウムの結論…「ぬるリ

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    2013年11月30日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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    自由な競争こそが正義で、これこそが人間にとって幸福な社会の実現とするネオリベラリズムに対抗する「ポストグローバル社会」のありかたを考えるシンポジウムのまとめ本。人材や産業の育成をかえりみず、低コストを求め、中国、インドネシアと畑をかえ短期成果に執着するグローバリズムは、資源が無限であることを前提とした焼畑農業と同質であり、国土に住む国民を包摂せざるを得ない国家という何10年という寿命のシステムと、マーケットにおいてイーブンなプレイヤーであるはずがない、というような指摘はまさにその通りと思う。

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    2013年07月15日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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    授業でもグレーバル社会の問題点について触れた文章を読んでいたせいもあり、「脱グローバルというタイトルにも惹かれて、この本を読んだ。非常にまっとうな意見だと思う。実現させるのに時間がかかるだろうが、日本の進むべき道はこの方向だろうと思わせられる。
    どうしてこういう考え方が主流にならないのかな?金が儲からないからか。何億と稼げた頃の甘い幻想を諦めきれずに追いかけているからではないのかな? この本のようなまっとうな意見を今の政治屋から聞きたいものだ。

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    2013年07月13日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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    ネタバレ

    日本の未来を考えるために、参院選を前に読んで良かったと思う。「でもどうせこの閉塞感は変わらないんだろうし…」なんて気分でいましたが、これを読んだら、まだまだ可能性のある未来は切りひらけるかな?と希望がもてました。その「可能性」は、アベノミクスに代表されるようなものとは全く別のものだけれど。まだ手遅れじゃない、はず!
    私と同世代、あるいはもっと下の世代の人たちの中に、内田先生や平川先生と同じような考えを持つ人がいるというのは、なんだかうれしい。

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    2013年07月09日
  • 経済成長という病 退化に生きる、我ら

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    一読するとわかるが本書はけして経済学についての表面的な戦略や批判の書ではない.
    継続的な経済成長を目指すことを日本全体が当たり前と考えていることに疑義を唱える.著者の言うとおり数値的に無限の成長などありえないのである.
    今の社会は成長期ではなく,成熟期に達した社会であると著者は言う.自然の流れとして社会もこれから老いていく時期が来ているが,若さと引き換えに得たこれらのものを成熟した私達が成熟した未来として生きていくのであると希望を持った締めくくりにしている.
    社会も人間も生まれてから成長、退行していくことはいむべきことではなく自然の必然なのである.
    一流の哲学書であった.

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    2013年03月03日
  • 移行期的乱世の思考 「誰も経験したことがない時代」をどう生きるか

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    ネタバレ

    「経済」というジャンルで一括りにできるかどうか。
    現在の我々が置かれた状況では「経済」はいかに生きるかという「思想」と分かちがたく結びついている。

    人口の減少、ものづくりから金融・情報サービスへの経済の移行、新自由主義経済の破綻と不均衡…

    様々な問題があるがそれらは根本的にすっきりと解決できるものではなく、個別になんとかやりくりしながら粘り強く耐えていくしかないのかもしれない。戦後の高度経済成長という歴史上希有な「幸せな時代」を懐かしむのではなく、リアリスティックに現代を生き抜く逞しい知性と身体性をもつことが必要である。

    そんな現状把握に最適な一冊。

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    2013年02月03日
  • 移行期的乱世の思考 「誰も経験したことがない時代」をどう生きるか

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    資本主義は原理的に「成長病」の呪いから抜け出すことができない。マッチョな人は本当に「勝ち負け・成長・向上心」が好き。勝ち負け以外の価値観を日本は世界に先駆けて見つけるべきでは。と考えさせられる一冊。

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    2012年05月10日
  • 経済成長という病 退化に生きる、我ら

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    読み応えのある、とても、味わい深い本でした。

    著者と全く同い年(青年から熟年まで、高度成長時代と低成長の時代を生きて、今や「成長の限界」を感じている世代)なのと、大学違えど工学部出身でありながら、エンジニアではなく、ビジネスの世界に身を置いて来たので、言葉に出来ない何かの共通項があるのか、本書の内容には深く共感できた。

    私も一時期、ITハード系のビジネスで秋葉にしばしば通っていたのだが、著者と接点はなかったは残念。

    目次
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    序章 私たちもまた加担者であった

    第一章 経済成長という神話の終焉
     リーマンの破綻、擬制の終焉
     宵越しの金は持

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    2012年01月22日
  • 経済成長という病 退化に生きる、我ら

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    友人のtu-taさんのブログを見て、読んでみようと思った一冊。

    一言でとても読みやすい本だった。
    平易に書かれていたというのではなく
    自分のような一般人がうまく言葉に表せない今の世の中のモヤモヤや
    クエスチョンマークを書き示してくれたような感じがする。

    例えば、

    「果たして、消費資本主義に浸かりきった現代人は、その価値観を変更することができるのだろうか。
    たぶん、価値観を変えることも、生活を変えることも恐ろしく難しいだろう。
    誰もが、本心からそのように思わなければ、何も変わらないからである。(P45-46)」

    「かくして、経済対策も、医療対策も、教育方針も、人口対策も、経済を持続的に成

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    2009年10月04日
  • 街場の平成論

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     内田樹篇の平成を振り返るエッセイ集。最初に内田氏が言っているように、自由に書いてもらったので統一感はないが、それぞれの書き手の専門分野に応じて、いろいろな平成の断面が見える。中には内田氏ファンである読み手の存在を忘れているのではないかと思われるものもあったが、総じて興味深く読めた。面白かったのはブレイディ氏の英国的「ガールパワー」と日本的「女子力」が全く真逆の意味になるという指摘だった。前者は、女が、女たちの支持を得て女たちをインスパイアすることだったが、後者は、女が、男たちの支持を得て男たちに愛されてほかの女たちより上に立つことだという、なるほど、双方の国民性の一端を垣間見せてくれている。

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    2025年10月13日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    『13歳のハードワーク』がいちばん興味深くわかりやすい内容。これを最初の章に持ってくるべきでした。本当に中学生に読んでほしいと思うなら、まず読みやすい文章から載せるのがいいと思います。「こんな難しいこと書いてるオレってすごいでしょ、みんなついてこれる?」って思ってる大人の文章から始められると読もうとする気持ちがなくなります。
    中学生は小説以外の文章を読む機会が少ないし、意外とまじめなので本は常に最初から読もうとします。興味のあるところから読もうとは思いません。

    そしてこれを書いているおじさんたち、子どもがいるなら精一杯育児に関わったでしょうか?中学生、高校生の息子、娘にしっかり向き合ったとい

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    2025年09月20日
  • 撤退論

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    何人もの人が論を挙げてくれているのだが、詰まるところは最後の平川さんのいうところが、今の自分にはスッとハマるように思う。本の最初で編者の内田さんが、一つの論を読み終わったらすぐ次に行かないで浸って欲しいというようなことを書いていたが、そしてその通りにやってみようとはしたのだが、生来の性格なのか、なかなか難しかった。
    最後の平川さんの論に準じるなら、こういう「性格」と思っているようなことでもシフトすることはできるのだろう。

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    2024年09月10日
  • 一回半ひねりの働き方 反戦略的ビジネスのすすめ

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    序章でいきなり「ビジネス書は面白くない(短期的な成功の秘訣については書かれていても、長期的な成功の意味については目を瞑っている)から読まない」と言い切る平川さんの歯に衣着せぬ言葉が心に刺さる。
    私にとって大切なビジネス本の一つになりました。

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    2023年08月15日
  • 一回半ひねりの働き方 反戦略的ビジネスのすすめ

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     平川氏というと実業家であり、現在は隣町珈琲店という喫茶店を営んでおられるとか。内田樹氏の小学校からの親友で、その関係で俺も本を手に取るようになった。

     何冊か読んではいるんだけど、内田氏ほど「おぉ」と感心する派手さはないと思っていたんだけどね。

     今回読んだ本書は、「おぉ」といろいろ考えさせられるところが多かった。

     感心した話の例としては、ロレックスの時計の話がある。

     ロレックスの時計を、仮に300万円とする。

     でも時計としての機能を考えれば、一万円でも今は高いくらいだろう。

     機能の分を一万円とするなら、のこりの299万円は何の価値になるんだろう、という話。

     いくつか

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    2023年07月15日
  • 撤退論

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    内田の依頼に応じた識者たちが人口減少の日本の撤退論を語る。



    それぞれある意味好き勝手に持論を書いている。

    これをここでまとめても意味はなかろう。

    自分の思う「撤退論」を書くことにする。

    識者の意見に影響を受けつつ。



    人口減少は先進国共通の現象であり、これを避けることはできない。

    異次元の少子化で児童手当増額などといいながら、

    扶養控除を廃止したり、社会保険料を増やそうとする政府の愚には呆れる。



    彼らにこそ撤退論が必要なのだ。

    高度成長時代の、人口増加時代の仕組を変えようとせずに小手先だけの政策を行う。

    前例に倣うことしかできない。

    更に省益優先、OBの天下り先

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    2023年05月29日
  • 撤退論

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    各界の著名人から内田樹氏が撤退について執筆を依頼し、まとめたもの。各専門分野からの種々の視点でどう考えているのかが分かり面白い。

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    2023年05月25日