平川克美のレビュー一覧

  • 路地裏の資本主義

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    路地裏の喫茶店から見つめる独特の視点からの世間への考察。安倍さんのつぶやきを聞いてしまったというくだりが面白かった。会社もそうだが、偉い、偉くないというのはなくて、役割と認識すべきなのだろうなと改めて思った。そうでないと、民主主義とは呼べないだろう。

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    2018年11月12日
  • 言葉が鍛えられる場所

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    人類は言葉なんてなくても生きていけるが、様々な言葉を生み出し世界を分節していった。今我々に必要なのは言葉のもつ温かみなのかもしれない。

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    2018年11月03日
  • 路地裏の資本主義

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    【由来】
    ・おっかさん用に借りたものだが、面白そうだったので。

    【期待したもの】


    【要約】


    【ノート】
    ・サラリと読んでみたが、行き詰った資本主義、身体性を失った貨幣、モースの贈与論なんかをポイントに配置しながら、日本的な経済の営みなんかも振り返りつつ、考えながら語る、という感じの内容。

    ・ギリギリで自分には嫌味ではない。内田樹センセーの仲間らしいが、ところどころ、センセー的な表現も。読ませる感は少し弱いのだが、この人の方が、立て板に水じゃない分、信頼できるって言うか(笑)。

    ・ただ、モースもそうだけど、マルクスは当然として、E.トッドだとかB.アンダーソンだとかへの目配せの

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    2018年10月28日
  • 僕たちの居場所論

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    ネタバレ

    3人の対談として読むので軽くていい。
    会話の中で流れついていくいろいろな話題が面白い。
    以下印象に残ったことなど。
    ・グローバルという視点の元に、均一の基準で比べられる大学。
    個性や理念は問題にされず、
    数値化できるもので誰にでもわかるようにならされる。
    結果、ランクの低い大学を淘汰し、補助金を分配する対象を減らしていく。
    教えることがこんなに見下されているってなんだろうか。
    ・先生と言うのは誰にでもできるもの、という内田さんの言葉が印象的。
    能力のある人にしかできないものだったら、
    該当者がいないときに、子供は生きていくすべを学ぶことができず
    その集団は一代で滅んでしまう。
    ・自分の中の演算

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    2017年12月31日
  • 言葉が鍛えられる場所

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    詩というものにふれたことがない。言葉を徹底的に削ぎ落とした詩が俳句なんだと思っているが、そういう概念みたいなものを考えるだけで、そういったたぐいのものにほとんど関心を持ったことがない。そんな人間に詩の解説をされても、よくわからないというのが本音ではあるが、この作者が言葉を紡ぎ出す時にどれだけ考えて書いているのか、その丁寧な文章から推し測る事ができる。

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    2017年09月27日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    もうこういった言説にほとんど共感を感じなくなってしまったなー。「現状は危機的だ」「政府はこんなにあくどい」みたいなのって、「ほんとにそうなの?それを示す証拠は?」とまず思ってしまう。

    まあ内田センセイの七色のロジックを楽しめるという点では面白い。

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    2017年09月08日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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    ネタバレ

    日本の株式会社化は今も着々と進んでいる。
    「選択と集中」というプロパガンダに煽られ、私たちは次々と国に大事な物を手渡している。

    その結果がどうなるのか、私は今から非常に楽しみにしている。

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    2017年06月25日
  • 街場の五輪論

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    2020年のオリンピックが東京で開催されることが決定されて以降、反対意見がほとんど聞かれなくなったという言論状況そのものについて問題提起をおこなった鼎談です。

    元来近い立場にある三人の座談会なので、おたがいの意見を戦わせるような場面もなく、緊張感に欠けるのはいたしかたないのかもしれませんが、語られている内容そのものには賛同できることが多く、著者たちの発言に膝を打ちながら読みました。

    もっとも、いくつか違和感をおぼえるところがあったのも事実です。私自身は、内田がさまざまな著作で展開している身体論や、『日本辺境論』(新潮選書)で語られているこの国についての言説には、すこし危ういところがあるので

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    2017年06月21日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    ネタバレ

    これからを生きていく人へ贈るメッセージ。

    日本の現状に危機感を抱いた内田樹が,中高生へとメッセージを送るために様々な人へ文章を書いてくれるよう依頼をした。統一感はあるような,ないような。しかし,皆,日本の現状に(というか,現政権に)危機感を覚えている人たちである。出版されたのは2016年7月なので,書かれたのはその少し前とすると,その後,イギリスEU離脱が国民投票で決まり,トランプ大統領が誕生し,また日本は重要法案を急いで通そうとしている。危機は加速しているのでは。

    戦後の,戦後すぐの平和主義がそろそろ機能しなくなっている,そう感じる。軍隊を持たない,平和を守る国でありたい,でも,他国に攻

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    2017年05月28日
  • 言葉が鍛えられる場所

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    仕事には、ワークという言葉以外に、コーリング、ヴォケーションという英語がありますよね。後者は、天職と訳すべき言葉であり、わたしたちはひたすら天職を求めて生きているのだろうと思います。

    鍛えられた言葉は、いつも、見えるもの、存在、充足、正確さというものの背後に、見えないもの、不在、欠落、遅れを導き入れるのです。そうすることによって、「いま・ここ」の世界は、「いまでない・ここでない」世界によって成り立っていることを教えてくれます。

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    2017年03月17日
  • 路地裏の資本主義

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    人間の欲望というものは、強弱や濃淡はあっても、誰にでも同じように潜んでいるものです。人間が社会生活を、営むことができるのは、この欲望を騙し騙し使うということを覚えたからではないでしょうか。規矩とは、己の内部の正義や倫理の名前ではなく、己の欲望に対して自らその使用を禁じるということに他なりません。
    なぜ、それを禁じるのか。おそらくは、自分で自分をリスペクトしたいという、次元の異なる欲望があるからです。自分が何を得たかということよりは、自分が何を断念できたかということの中に自分へのリスペクトは生まれます。断念によってしか獲得できない境地、というものがあるということです。

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    2016年11月23日
  • 僕たちの居場所論

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    個性的な三人の鼎談本。
    四方山話でまとまりがないが、ところどころにハッとしたり納得したりする箇所がある。あまり構えないで雑談を聞く感じで読む本だと思う。
    個人的には第3章の世界情勢の話などが面白かった。

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    2016年11月05日
  • 転換期を生きるきみたちへ

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    目もくらむようなスーパー秀才エリートだった人たちが、声をそろえてもはや反対することができない空気があったと言っている。ドイツ語で日記を書けるような、言葉を自由自在にあやつることができるエリートたちが、一億人の運命を左右するような決めごとを、最後には言葉でなく空気を読んで身を委ねたと語っている。

    福島の原発事故直後の危機を回避するための政府首脳の重大会議、40年以上も続いた政府の憲法解釈を内閣の形式的合議だけで大きく変えてしまった経緯、いずれも議事録が残っていない。それが僕たちの国の致命的な欠陥だ。これはもう病気と呼んでもさしつかえないと思う。かつて有名な政治学者はこれを壮大なる無責任体制と呼

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    2016年10月11日
  • 街場の五輪論

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    農民と武士の西南戦争の話。つい、150年前は日本人はそういう状態だったんですね。
    そう考えると織田信長の長篠の戦いはすごいですよね。本題とは関係ないですが…

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    2016年08月05日
  • 路地裏の資本主義

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    自分が幹だと思っているものは、実は枝でしかないのかもしれない。

    エマニュエル・トッドの著作は是非読んでみたいと思う。

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    2015年12月16日
  • 路地裏人生論

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    あら、何ともおしゃれな本。たぶん本書はビジュアルに重点を置いていて、平川さんの考え方を知るための本、というわけにはいかないけど、その分いつもの本とはちょっと違った愛情が伝わってくる。このひとのこういう地に足の着いた考えというか、どうも好きなんですよねぇ。

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    2015年10月02日
  • 「あまのじゃく」に考える 時流に流されず、群れをつくらず、本質を見失わず

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    世の中をナナメから眺めて「不都合な真実」を書き散らしている本。文章が上手くて毒舌の舌鋒も鋭く、私の大好きな内田樹氏は大絶賛している。私自身も読んでいるときは面白く感じたけど、後になると何が書いてあったか思い出せない…。読んだだけで何も残らない刹那的なエンタテインメントって感じなのだろうか。

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    2015年09月27日
  • 路地裏の資本主義

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    貨幣への憧れ、という話が面白い。
    価値をまず、利用価値と交換価値で二分すると、人間は利用価値の極、交換価値はない。一方、貨幣は交換価値の極であり、利用価値はない。このように、価値という点で全く逆の機能を持つ貨幣に人間はどうしても魅せられてしまう。というもの。
    あとは、エマニュエル・トッドの家族と制度の相関も面白かった。

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    2015年05月23日
  • 経済成長という病 退化に生きる、我ら

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    著者の「事実に対する解釈」が非常に参考になるとともに、反省させられる。
    大切なのは問いを持つこと、持ち続け、答えを模索することだ。

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    2015年03月31日
  • グローバリズムという病

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    グローバルスタンダードが、自分たちが何にビハインドしてるかの明確な指標が欲しいあまりに作り出されたものであり、本来は存在していないという考察を興味深く読みました。〜では、〜では、○○であるが、それに比して、日本の政府は〜、日本の企業は〜、日本の教育は〜という、何かに負けている、何かより劣っているという前提でしかものごとを語れない傾向は仕事をしていてもよく聞くロジックであるなあと思いました。その基準だけでなく、日本語を正しく操って内外に向けた表現や交渉が出来ているのか、それ以前にもっと内面内部に磨きをかけて外面外部ににじみだす努力も怠ってはいけないなと思う次第です。

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    2015年02月19日