【感想・ネタバレ】「あまのじゃく」に考える 時流に流されず、群れをつくらず、本質を見失わずのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月10日

 「目的志向」、長い間席巻しています。役にたたないことはしない。目的に向かって最短距離をと。損得勘定の社会はもう行き過ぎ。「目的志向」の対極にある思考法が。英語では、Something for Nothing  何かのためではない大切なこと。目に見えない価値の中に大切なものがある。例えば、自分の家の...続きを読む軒下の雪をかいたついでに、お隣の雪もかく。(自分の利益にはならないけど)そう言えば、愛情、信頼、尊敬、家族、友人、健康・・・、幸福につながるものには値札がない!平川克美「あまのじゃくに考える」、2015.5発行。

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Posted by ブクログ 2015年09月26日

平川さんの最近の考えを凝縮したような本。タイトル、装丁、ともにいい。いろんなことに対して見方を変える、ということは言い古された表現のように思えるけど、平川さんの言う「あまのじゃく」という生き方は、もっと洗練されている。

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Posted by ブクログ 2015年06月01日

「なにかのためではない大切なこと」。効率とか利益とかだけで測れない大切なものを持つひとたちがいる街は、どんなにさびれても、やっていけるという。平川氏はこの本でたくさんのことを述べているが、通底しているのは「本当に大切なものはビジネス的な価値観〜効率や利益〜では測ることができない」ということ。これを様...続きを読む々な事例をあげて、繰り返し説明している。どうしたら届くのかを懸命に考えているのが伝わってくる。おそらくディベートで勝てるような語り口ではないけれど、これは信じられる、と思わせる静かな情熱があった。月の初めに良い本に出会った。

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Posted by ブクログ 2016年11月20日

自分の頭で「考えること」を、導いてくれる本だと思います。▼言葉というものは両義的、反対の意味を持っている。人間の存在そのものが両義的であるから。/「こうすれば、ああなる思考」(養老孟司)というリニア的思考に人生は従わない。/「考える」とは反時代的、反社会的な行為である(立教大学総長吉岡知也)。/一つ...続きを読むの幻想の中では、個人はその幻想が有する価値観から逃れることはできない(吉本隆明『共同幻想論』)。/人間は自分で考えるほど自分のために生きているのではない。/もともと人間というのは、悪さと良さ、邪悪なものと聖なるものを両方同時に、己の内側に棲まわせていると考えるべきでしょう。/大人の言うのは正しさが自分の行動規範ではないんです。大人とは「嘘を自分で引き受けられる人」。「つらい大人」の姿をみること。/袖振り合うも他生の縁:人間は自分たちがよく知らない法則によって生かされている。/知性とは知識で武装することではなくて、その反対に武装解除したときに発揮される。

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Posted by ブクログ 2016年11月14日

インプットに対して、予想していたアウトプットが出ない。予想外のアウトプットが出るというのが人間の一つの特徴…
自分で考えるというのは、誰も考えたことのないことを考えることではなく、どんな些細なことであっても、誰も考えたことのないようなやり方で考えるということ…

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Posted by ブクログ 2015年09月07日

肩の力が抜けるエッセー(だと思っている)

固定観念に縛られているなと痛感しました。

あまのじゃく、とは単に右向け右に対して左を向くことではなく「右向け右!なぜそうしなければならないのだろうか?」のように(←これは私の解釈ですが)根源的なことを考えること。

そんなものの見方、スタンスで生きていく...続きを読むこと。

シーシェパードの唱える正義とは?
正義ほどやっかいなものはない。
企業の成長は社会(世間)に迎合しているのだろうか、果たして怪しいのである…など。

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Posted by ブクログ 2015年09月27日

世の中をナナメから眺めて「不都合な真実」を書き散らしている本。文章が上手くて毒舌の舌鋒も鋭く、私の大好きな内田樹氏は大絶賛している。私自身も読んでいるときは面白く感じたけど、後になると何が書いてあったか思い出せない…。読んだだけで何も残らない刹那的なエンタテインメントって感じなのだろうか。

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