清水義範のレビュー一覧

  • 暴言で読む日本史

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    「書を日没する処の天子に」(聖徳太子)、「この一門にあらざるは人非人たるべし」(平家)、「貧乏人は麦を食え」(池田勇人)等、歴史上の数ある名言には暴言・失言が溢れていた。ヤマトタケルからマッカーサーまで、発言者の真意や歴史の裏側に迫る暴言で読み解く新・日本史。

    あの人物が言ったと伝えられてきた言葉が実は別の第三者の言葉だったのか等々びっくりな新解釈も出てきますが、歴史的背景をもとにした著者・清水義範氏の説明を辿っていくと説得力あります。

    こうゆう明後日の切り口から歴史に出会えていればもう少し興味を持って授業に励めていたのかも・・・なんて思いつつ、肩の力を抜いて読める興味深い内容でした。

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    2013年11月24日
  • ifの幕末

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    もし幕末の日本に、日本びいきで日本語も堪能なフランス人が渡来し、密かに幕府に協力していたら....という歴史の「if」を描いた小説。
    時代考証や実際の人物像との整合性等、細かなことを気にしながら読むような種類の小説ではないので、架空の設定を活かした荒唐無稽なストーリー展開を期待したが、今ひとつハジケ具合が足りず、正直物足りなさが読後残った。
    娯楽小説なのだから、もっとハチャメチャな「if」(例えば主人公の活躍により大政奉還が行われず、江戸幕府が現在まで存続する等々)を描いた方が、痛快で面白くなったような気がする。

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    2013年10月15日
  • 【カラー版】夫婦で行くバルカンの国々

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    シリーズ物の三作目。文章だけで何となくその国に旅行した気分になってしまうのは、SNSやブログが氾濫している中でプロの作家の底力を感じる。ただ自分にはほとんど知識が無い国々の旅行記だったので、Google mapや画像検索と合わせて読み進めたら面白さが増した。旅行中はたくさんの写真を撮っているということであるが、本に収録されているのは章末にモノクロの数枚だけなのが残念。

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    2013年09月01日
  • 日本語必笑講座

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    読書録「日本語必笑講座」3

    著者 清水義範
    出版 講談社

    P78より引用
    “目上の方というのはそのぐらいのことはたやすくやってしまい、
    少しも苦労ではない、というのがこのことの論理である。”

     小説家でエッセイストである著者による、日本語のおかしな使
    い方や面白い部分を紹介する一冊。
     政治家の言い回しから日本在住の外国人との対談まで、知らな
    いうちにやってしまいがちな言葉遣いが多数収録されています。

     上記の引用は、目下が目上をねぎらってはいけない理由につい
    ての解説。どのような人でも、ねぎらってもらって文句をいうの
    はどうなんでしょう?たやすく何でもできる、少しも苦労では無い
    よう

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    2013年08月16日
  • 日本ジジババ列伝

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    読書録「日本ジジババ列伝」3

    著者 清水義範
    出版 講談社

    P305より引用
    “なぜ私が老人を書くのかというと、私は老人がうらやましいか
    らである。なぜうらやましいかというと、老人になるまで生きら
    れたからである。”

     小説家でエッセイストである著者による、老人たちの穏やかな
    日常と、それまでの人生の一部を描いた短編小説集。
     兄弟げんかの話から一人暮らしの話まで、楽しみながらも切な
    い日々が淡々と書かれています。

     上記の引用は、あとがきでの一文。
    初の刊行は他社で1997年、その当時に老人ということは、戦中戦
    後を過ごした方たちなので、この一文は非常に重い想いが込めら
    れているので

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    2013年08月13日
  • 迷宮

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    捻っているようで捻ってないような、なかなか評価に迷うミステリー。テーマとなる猟奇殺人事件は興味深いのだが…

    24歳のOL猟奇殺人事件を巡り、ひとりの記憶喪失患者が、治療という名の元に犯罪記録、週刊誌の記事、手記を読まされる。

    解説で茶木則雄が古今東西の名作と比較し、このミステリーについて語るのだが、そこまでの作品ではないように思う。

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    2013年08月03日
  • おもしろくても理科

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    理科についてざっくり解説したエッセイ。清水氏が見聞きした事をなるべくサイバラ(挿絵のみ登場)でもわかるようにと書かれています。
    電車内でジャンプして何で同じ地点に着地できるか疑問な方は、慣性の法則の章だけでも読む価値があります。時間の変化についてはサッパリ分かりませんでした。
    あくまで広く浅くなので「海馬」(池谷×糸井)のような深い快感を求めると肩透かしをくらいます。ともかくも調べて見ようと意欲が湧いたので、興味の導火線にはなりました。

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    2013年07月26日
  • 会津春秋

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    なんだか表紙がホモくさ・・・
    沖田と西郷どんみたいなビジュアルですね、どっちが会津でどっちが薩摩なのかすぐにわかる。

    佐久間象山の塾で知り合った、会津藩と薩摩藩の二人の若者が、敵になり味方になり、武士の世が終わって近代化の道を歩む激動の時代を生きていくお話。
    実に淡々と語られている。
    くるくるとねじれるDNAのらせん構造のような、二人の立場。
    決して交わることなく、傍から見れば、勝ち組と負け組を交代しながらも、それぞれの藩士としての生き方を貫いていく。
    そして、その友情は最後まで変わることはなかった。
    その一方で、主人公の奥方の、近代的でドライな考え方もいいなあ~と思う。

    読もうと思ったき

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    2013年06月02日
  • 会津春秋

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    歴史モノが好きなのに
    いまひとつつかみ難かった幕末から明治初頭の勢力図が
    お陰で理解できたかも。
    小説としてはひっかかりの無さが物足りなかったけど
    『解りやすい』書かれかたは、さすが『せんせい』って感じ。

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    2013年05月12日
  • 虚構市立不条理中学校

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    15年前の話である
    それぞれの教科の痛いところを一つ一つ確認してくれる、だが主人公の話が結局理想論であることも否定できない、だから改善でなく逃走という結論に納得した
    結局大勢の国民を効率よく教育するには犠牲もありうる

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    2013年03月24日
  • 単位物語

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    面白かったし、勉強になりました
    今話題の放射能のことについてもかいてありました
    これを書いたときはまだシーベルトではなかったんですね

    物理っぽい
    勉強したくなりました。楽しそう

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    2013年03月05日
  • 夫婦で行くイタリア歴史の街々

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    ネタバレ

    同シリーズの「イスラムの国々」もそうだけど、とりあえず団体ツアーで行って、帰ってから勉強して本にまとめるというやりかた。著者本人はそれが自分のスタイルというが、安直ではないのか?

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    2013年03月03日
  • 12皿の特別料理

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    読みながらお腹が空くかもと思いながら読んだけれど、
    どちらかというと作りたくなる短編集。

    作る料理ひとつひとつに、特別なストーリーが持てるようになりたいですね。

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    2017年08月28日
  • 深夜の弁明

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    パスティーシュを中心とした短編集。

    著者の視点がおもしろいなぁと思う。
    何でも百字にまとめてしまう、百字の男が印象的。

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    2013年02月24日
  • どうころんでも社会科

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    社会科ってこういうのが社会科だよね。

    と思う。でも、テストはできない。

    作者もいうように、
    理科は現象の原因を考える教科だが
    社会科は原因を考えないで結果だけを頭につめこんでいくものように思えた。
    というのは学生のことです。

    しかしね、
    これまた作者がいうように、
    社会科ってのは人間の生活であり、哲学なのです。

    ということに同意するわけです。

    これまた作者に同意するわけですが(笑)
    社会が面白いと思うのは年を取ってからなんですよね、

    生活の背景をみるのが面白いわけです。

    これまた作者に同意するわけですが(笑)
    西原さんは社会と生身でぶつかっているなとおもうわけです。

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    2013年02月08日
  • 迷宮

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    この手の猟奇殺人を扱った小説は読んでいて気分が悪くなるけど、読み進んでいくうちに結末が知りたくて、止まらなくなる。
    その結末が残念…

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    2012年11月28日
  • 普及版 世界文学全集 第1期

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    有名で、名前は聞いたことは歩けど実際に読んだっけ・・?みたいな世界文学をサマリーした本なのかな?と勝手に思って購入。

    そうだよね、そんなはずないよねだって、清水義範だもんなぁ。

    最初のオデュッセイアの1ページ目でそれに気づいた。そりゃそーだ。これは絶対に、実際のものを読んでから進むべきなんだろう。

    この本の中であたしがちゃんと読んだものといったらシェイクスピアと赤と黒なんだけど、怖いくらい内容は覚えておらず・・やばいせっかく面白そうなのにな。楽しめないの悔しい。

    そこで、絶対にこれは覚えてる!ふんがー!と思ったシェイクスピアのロミオとジュリエットの入った「シェイクスピア傑作選」を読んで

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    2012年11月16日
  • 迷宮

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    ひとつの事件をアプローチを変え切り込んでいく。
    グイグイ読ませ、どうなるの?どうするの? となる

    なるんだけどねえ、オチの付け方がちょっと物足りない感じ。

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    2012年09月30日
  • もっとおもしろくても理科

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    このように理科について面白く分かりやすく紹介する本がもっと出て、理系離れが減ると良いのだが。
    それにしても、西原氏の挿絵が(うまくリンクさせつつも)内容としてはほとんど本書で説明していることと直接関係がないのがすごい。

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    2012年09月22日
  • 迷宮

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    文章の作りとしては斬新だったけれど、正直あまりおもしろいとは言えなかった。どんでん返しは好きなんだけど(だから読んでみたんだけど)、あそこまでモヤッとした終わり方は流石にちょっと…

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    2012年09月18日