清水義範のレビュー一覧
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「書を日没する処の天子に」(聖徳太子)、「この一門にあらざるは人非人たるべし」(平家)、「貧乏人は麦を食え」(池田勇人)等、歴史上の数ある名言には暴言・失言が溢れていた。ヤマトタケルからマッカーサーまで、発言者の真意や歴史の裏側に迫る暴言で読み解く新・日本史。
あの人物が言ったと伝えられてきた言葉が実は別の第三者の言葉だったのか等々びっくりな新解釈も出てきますが、歴史的背景をもとにした著者・清水義範氏の説明を辿っていくと説得力あります。
こうゆう明後日の切り口から歴史に出会えていればもう少し興味を持って授業に励めていたのかも・・・なんて思いつつ、肩の力を抜いて読める興味深い内容でした。 -
Posted by ブクログ
読書録「日本語必笑講座」3
著者 清水義範
出版 講談社
P78より引用
“目上の方というのはそのぐらいのことはたやすくやってしまい、
少しも苦労ではない、というのがこのことの論理である。”
小説家でエッセイストである著者による、日本語のおかしな使
い方や面白い部分を紹介する一冊。
政治家の言い回しから日本在住の外国人との対談まで、知らな
いうちにやってしまいがちな言葉遣いが多数収録されています。
上記の引用は、目下が目上をねぎらってはいけない理由につい
ての解説。どのような人でも、ねぎらってもらって文句をいうの
はどうなんでしょう?たやすく何でもできる、少しも苦労では無い
よう -
Posted by ブクログ
読書録「日本ジジババ列伝」3
著者 清水義範
出版 講談社
P305より引用
“なぜ私が老人を書くのかというと、私は老人がうらやましいか
らである。なぜうらやましいかというと、老人になるまで生きら
れたからである。”
小説家でエッセイストである著者による、老人たちの穏やかな
日常と、それまでの人生の一部を描いた短編小説集。
兄弟げんかの話から一人暮らしの話まで、楽しみながらも切な
い日々が淡々と書かれています。
上記の引用は、あとがきでの一文。
初の刊行は他社で1997年、その当時に老人ということは、戦中戦
後を過ごした方たちなので、この一文は非常に重い想いが込めら
れているので -
Posted by ブクログ
なんだか表紙がホモくさ・・・
沖田と西郷どんみたいなビジュアルですね、どっちが会津でどっちが薩摩なのかすぐにわかる。
佐久間象山の塾で知り合った、会津藩と薩摩藩の二人の若者が、敵になり味方になり、武士の世が終わって近代化の道を歩む激動の時代を生きていくお話。
実に淡々と語られている。
くるくるとねじれるDNAのらせん構造のような、二人の立場。
決して交わることなく、傍から見れば、勝ち組と負け組を交代しながらも、それぞれの藩士としての生き方を貫いていく。
そして、その友情は最後まで変わることはなかった。
その一方で、主人公の奥方の、近代的でドライな考え方もいいなあ~と思う。
読もうと思ったき -
Posted by ブクログ
社会科ってこういうのが社会科だよね。
と思う。でも、テストはできない。
作者もいうように、
理科は現象の原因を考える教科だが
社会科は原因を考えないで結果だけを頭につめこんでいくものように思えた。
というのは学生のことです。
しかしね、
これまた作者がいうように、
社会科ってのは人間の生活であり、哲学なのです。
ということに同意するわけです。
これまた作者に同意するわけですが(笑)
社会が面白いと思うのは年を取ってからなんですよね、
生活の背景をみるのが面白いわけです。
これまた作者に同意するわけですが(笑)
西原さんは社会と生身でぶつかっているなとおもうわけです。 -
Posted by ブクログ
有名で、名前は聞いたことは歩けど実際に読んだっけ・・?みたいな世界文学をサマリーした本なのかな?と勝手に思って購入。
そうだよね、そんなはずないよねだって、清水義範だもんなぁ。
最初のオデュッセイアの1ページ目でそれに気づいた。そりゃそーだ。これは絶対に、実際のものを読んでから進むべきなんだろう。
この本の中であたしがちゃんと読んだものといったらシェイクスピアと赤と黒なんだけど、怖いくらい内容は覚えておらず・・やばいせっかく面白そうなのにな。楽しめないの悔しい。
そこで、絶対にこれは覚えてる!ふんがー!と思ったシェイクスピアのロミオとジュリエットの入った「シェイクスピア傑作選」を読んで