清水義範のレビュー一覧

  • 夫婦で行くイタリア歴史の街々
    南イタリア、北イタリア、それぞれごく普通のツアー客としてめぐるイタリアの諸都市。パックツアーでも内容と参加者自身の気の持ちよう、そして復習次第でここまで充実するものなのだなあ、という意味で参考になった。町ごとにざっと歴史背景や見どころをまとめてくれるので、文章だけながらいいガイドブックにもなっている...続きを読む
  • 夫婦で行くイタリア歴史の街々
    ローマから南はまだですが、自分はイタリアには何度か行っているので、面白かったです。スペインのマヨルカ島にはなかった‘マジョルカの壺’の謎がとけたし、北イタリア編では、自分の旅行の思い出とかなりオーバーラップしました。行ってきた人には、旅の思い出を反芻して、歴史知識もプラスできるので、いいと思います。...続きを読む
  • 身もフタもない日本文学史
    日本文学史をザクっと解説しているだけかと思えば、純文学と大衆文学の違いなんかもいろいろ解説してあって文学史に強くなれる一冊。
  • 「大人」がいない……
    読みやすかった。
    可愛い文化もいいけれど、そればっかりになって大人のいい面まで飲み込むのはどうだろう、という内容。確かに、バランスは大事。
    いつまでも甘やかされているわけにもいかない…耳が痛いです。
  • もっとおもしろくても理科
    総じて面白かった。でもビッグバンについてあたりは不明瞭感が少々。サイパラの漫画は相変わらず凄かった!
  • 永遠のジャック&ベティ
    英語の教科書の登場人物がその後、どんな人生を送ったか? 抱腹絶倒なほど直訳な会話が続いて、哀しいほど笑える。シュールな小説でした。
  • 虚構市立不条理中学校
    中学生の時に読んだ。

    ストーリーはおぼろげでも、22歳の今でも思い出せるキャラクターの濃さ。英語の先生とか特に!
  • 普及版 世界文学全集 第1期
    悪の大統領フセイドーンや輝く顎の闘魂の神・アントニーが登場する「オデュッセイア」。思いもかけぬ次第で資産家となったごろつき男が始めた新事業、超デラックス結婚式場「水滸伝」の話。女子大生の卒業論文から読む「シェイクスピア傑作選」。世界の名著を大胆華麗にパスティッシュ。爆笑のうちに教養が身につく今世紀最...続きを読む
  • ことばの国
    ことばの面白さをテーマにした短編集。外来語が使えなくなった世界や、結婚式のスピーチなどその状景を思い浮かべるだけで、笑ってしまいそう!
    『石橋を叩いて傷害罪』が傑作です。
  • 死神
    日本人の故人に対する扱い方なんかがあるあるって感じで面白い。あるあるネタ的な小説かもしれない。名優やらミュージシャン、様々な大物が亡くなってゆく昨今にオススメしたい小説だと思う。
  • 信長の女
    若き織田信長を、架空の女性との切ない恋愛譚を交えつつ描く作品。今まで、あまたの作家さんたちに取り上げつくされた人物であろうにもかかわらず、まだこんな切り口があったのかぁ〜と思ってしまう作品です。さっすがの清水センセです。
  • 黄昏のカーニバル
    短編の名前からまた珍妙なバスティーユかと思っていたが、SFの本質を突いた完成度の高い作品ばかりだった。
    ゛唯我独存゛のようなメタフィクションの作品が面白い。
  • 源内万華鏡
    生草学に軸足を置きながら、

    鉱山学、絵画、コピーライター、など、

    なんにでも手を出した、元祖・マルチタレント、

    平賀源内の話。


    自分の宣伝がうまいっていうのが感銘を受けた。

    人脈もうまく作る。

    例えば、万歩計や方位磁石を蘭学を参考に自分で作り、

    それを配って自分を覚えて...続きを読む
  • わが子に教える作文教室
    [ 内容 ]
    作文の星一徹たれ!
    200人を教えたシミズ教授が、かわいい小学生の文章を熱烈添削。
    作文は必ずうまくなる!
    「ブログの女王」眞鍋かをりの作文も講評。

    [ 目次 ]
    まずは書かせる法
    原稿用紙にたて書きで
    ほめてやる気を出させろ
    ことばで遊ばせろ
    長短とテンマル
    読みたくなる題名を
    ...続きを読む
  • 蕎麦ときしめん
    やっぱり好きだ。清水義範。

    序文で小説やってみたり、社史風小説だったり、とんでも(でもないか)名古屋人論をサラリーマン風に書いていたり、とても楽しめる短編集。

    「商道をゆく」が一番好きでした。
  • わが子に教える作文教室
    小説家の著者が作文教室をやっていた時の経験を活かし、世のお父さん(お母さん)に向けて「星一徹」になってお子さんの文章力を伸ばしましょう、と手ほどきする本。雑誌連載をまとめた本だそうで、短い節ごとに教えるポイントが述べられている。これは予想以上にいい本だった。

    書くことを遊んで楽しむ、ほめる、直すと...続きを読む
  • 雑学のすすめ
    清水義範と西原理恵子の組み合わせで出ているシリーズには、国語算数理科社会もありましたが、今回は雑学です。似たようなものに、阿刀田高の「知っていますか」シリーズがありますが、清水義範バージョンは西原理恵子のツッコミがすごいというかひどいというか笑えます。この本で久しぶりに清水義範の師匠が半村良だったこ...続きを読む
  • 大人のための文章教室
    [ 内容 ]
    面白いから身につく名講座。
    いますぐ使える裏ワザ表ワザ!
    著者オリジナル例文満載。

    [ 目次 ]
    打つか、書くか
    とはいうものの接続詞
    長短とテンマル
    ですますであるのだ
    しゃべくり文ですの
    伝えたいこと伝わるように
    近寄ってはいけない文章
    手紙の書き方の裏技表技
    実用文の書き方の裏...続きを読む
  • はじめてわかる国語
    前半☆☆☆☆☆ 後半☆☆

    中一の娘が夏休みの読書感想文の宿題でどの本にするか悩んでいたので、教科書に載っているおすすめの100冊ってのを見せてもらった。「バッテリー」、「さくらももこ」、「ボッコちゃん」が並ぶ中、「少年H」もあった。教科書会社の主張ってこういうところにこっそり入れるんだな〜「少年H...続きを読む
  • 「大人」がいない……
    [ 内容 ]
    教育談義では、よく「親の顔が見たい」という言葉が使われるが、最近のこの国では、さながら「大人の顔が見たい」というような場面に遭遇することが多くなった。
    戦国時代、三河徳川家では、殿様の側近らは「大人衆」と呼ばれ、畏怖されていた。
    「老」=「偉」の時代である。
    平成の現在、「大人」はいっ...続きを読む