清水義範のレビュー一覧

  • 50代から上手に生きる人 ムダに生きる人 「徒然草」に学ぶ後悔しない人生

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    「徒然草」からの引用を用いて独自の考え方を展開している。「50代は楽しくなくちゃいけない」、「身軽に気軽に生きてみる」それに定年に向けて今から準備しておくべき事など、具体的な内容から、心構えなどためになった。

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    2013年04月14日
  • 迷宮

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    清水義範氏の作風からすると、異色作に当たるのではないかと思う。
    著者が得意とする「笑い」は本作にはまったく散りばめられていない。

    描かれているのは、ただただ陰惨な犯罪の記録と、
    そこに至るまでの人々の描写。そして「ひょっとしたら……」と思わせる、
    ミスリードのない読者の誘導。
    「ミスリードのない」と言うものの、確証を得るまで読者は決してその
    解釈に確信が持てない(あらゆるミステリが及ぼした弊害ともいえる)。
    そこまで計算し尽くされているような気さえする。
    とにかく、作品の世界に引き込まれて一気読みした。面白い。


    「オチが不充分だった」「期待外れ」といった声も多い。
    しかしオチに辿るまで、

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    2013年04月13日
  • 信長の女

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    『信長の女』
    面白い切り口の作品だと思いました。
    信長のパートナーは当然、斉藤道三の娘。
    ゲームや他の作品でも、マムシの娘がメインでしたから。

    信長にも、このような淡い恋があったのでしょうか?
    また新しい解釈を味わいました。
    (END)

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    2013年02月17日
  • 会津春秋

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    いま話題の会津の話です!
    幕末の歴史と繋がって展開されているのでわかりやすく、会津藩の苦労や会津・薩摩の関係など興味深く、なかなか面白かった一冊です!
    会津に行ってみたくなりました(^^)

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    2013年02月17日
  • 飛びすぎる教室

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    このシリーズは7冊目の最終巻ということ、
    しかしずるい。
    まったく共著の感じがしない。(笑

    それぞれ好きだからいいんだけど。

    作中で西原さんは
    このシリーズのおかげで清水ファンが西原の本にながれてくれてウハウハだと
    西原ファンが清水の本にはながれないだろうから・・・

    って言われてましたが、

    私はこのシリーズで
    西原ファンから清水ファンにもなって1人です。

    このシリーズからほかの清水さんの本を読むと全然テイストが違うんで驚いたんだけど、
    清水さんは大切なことでもさらっとかけてるのが良いんだろうなと思っています。

    このシリーズ、国語算数理科社会と続き
    最終本はホームルームともいえる、

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    2013年01月30日
  • 雑学のすすめ

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     久々に清水氏本を読む。
    雑学、という言葉には敏感になっており、類書も多々読んでみたが、この本は1つのテーマから多面的に話題が飛ぶ点が独自で面白かった。昔の小松氏の面白百科シリーズや、荒俣先生の図鑑的内容とは違うアプローチで新鮮。
     あとがきで、記録(書く)ことの重要性をなぜか実感。意外なところから仕事、趣味に通じる知見が得られた。これが大きいかも。

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    2013年01月25日
  • 似ッ非イ教室

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    気をつけろ!エッセイじゃないぞ!

    というわけで限りなくエッセイに近い嘘800な短編フィクション小説です。

    短編全部が嘘なら私も「これは嘘やね」と気付いて読みますが、短編によって嘘2本当8だったり、嘘7本当3だったり。

    むむむと怪しがり、勘ぐりながら読むという斬新な小説でした。

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    2013年01月10日
  • 身もフタもない日本文学史

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    これを読んで文学史で点は取れないけど、有名な文学作品にどう向き合えばよいかがわかる本。10章に別れているので、興味のある所だけ読んでもよし。
    著者の『国語入試問題必勝法』もおすすめです。あっパロディですから、リラックスタイムに。

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    2013年01月01日
  • 源内万華鏡

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    時代が彼に追いつかなかった。多彩な男、平賀源内の評伝とでもいいましょうか。時代小説ではなく、伝記といえるので読みやすくなっております。

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    2012年12月29日
  • スシとニンジャ

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    とてもよくできた本です。

    日本人が書いているが、
    ニホンに憧れる外国人が日本に旅行して感じることをそのまま表現できていると思う。

    これによって、日本のことがよくわかると思う。

    主人公はなかなかの吸収力の良い人ですね。

    私は英語ができず、なんとなく外国人にたいして恐怖というか
    ビビるんですが、それでもいつの間にか海外に遊びに行くようになりました。

    それでも30スギてから。

    海外に行ったときの心構えはこのような主人公のようでありたいかもしれません。

    良い、悪いということでなく、
    吸収して考えてみる。

    好きなことだけではなく
    嫌いなことでも受け入れることができる対応をしたい。

    拒否

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    2012年11月13日
  • 永遠のジャック&ベティ

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    ○○は最も△△なうちのひとつです、ていう言い方、割と普通に見かけるけどぜったいこの表現て、英文の訳から出てきた日本語だと思うんだよう。やけんすごく違和感を覚えるんやけどどうおもう??

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    2013年01月03日
  • 【電子特別版】夫婦で行くイスラムの国々

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    旅行記としても読めるし、さすがに作家だけあって時代の流れをスマートにまとめた歴史解説書としても読めるし、サブテーマ的な扱いではあるものの、各国の料理文化、そしてイスラム圏を見る際に避けて通れない酒と人々との関係について知る文化紹介本としても読める、かなりお得感のある本。

    一章でひとつの国を扱っているので、自分の興味のある国だけ読むのも好いですが、著者がスタート地点と決めた国からどんどん西に移動していて、その訪問順を崩さずに章立てされているので、最初から順繰りに読んでいくと、著者と同じ視点でイスラム巡りをすることができ、「前に○○を訪れた時はこう違う」なんていう記述にも戸惑わずに済みます。

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    2012年10月04日
  • 「大人」がいない……

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    親が自分の子どもに対する接し方について、論じているくだりにドキリとさせられた。将来自分がなってしまいそうで不安になった。

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    2012年09月23日
  • どうころんでも社会科

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    『知多半島はそんなに田舎か』という一本目に釣られて。

    知多半島民からすると「結構田舎」だけれど、
    地理、歴史、産業など社会的角度から切り込んでいて、
    田舎なりの誇れるものも少し見えたような気した。
    (高校時代に得たその誇りのせいで大学院まで進むとは思わなかった…)

    もちろん、地元か否かでなく、
    日本のどこにもそういういいところはある、ということだと思う。
    時には社会的な目線で探索してみるのもよさそう。

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    2012年09月14日
  • 独断流「読書」必勝法

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    独自視点?の略解が楽しかった。そして西原氏のシモネタ全開の粗い漫画もナイス。ちょっと電車内で読むのがはばかられるくらいの勢い。紹介された本のうち、数冊を所有していることが判明、読みたいと思う。

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    2012年08月28日
  • お金物語

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    ネタバレ

    「事の始め」、「貧乏な彼」、「他人の懐」が面白かった。
    「事の始め」は、お金というものが流通し始める歴史の流れというものを
    分かりやすく説明・・・、と思いきや結論が売春、とは。
    「貧乏な彼」は、登場する女性と同じ悩みを抱えつつ、結局お金につられて、人生の進むべき道を見誤る(かもしれない)人が意外と多いのではないか、との思いを抱いた。
    「他人の懐」は、周りにいそうな人を描写していて面白かった。
    確かに開業するための本って多いし、計算しようと思えば、実際に開業しなくても「仮想出店」できちゃうもんな。

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    2012年07月29日
  • 「大人」がいない……

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     最近の日本に大人がいない、ということをいろんな事例で危惧する本でした。
     そういえば、日本在住が長い異国の方がたまに母国に帰って親戚などに会うと、年齢不相応に若く見え、驚かれることがあるそうです。(その人によるもんだとは思いますが。)日本の社会、環境にはなにか、人を成長、老化させない(子供のままでいられる)ような何かがあるのか?成長に必要な社会的プレッシャーが少ないからか?でも先進国でも結構子供っぽい考えってあるけどなぁ。
     よくできた社会は人間の成長が遅くなるのか?考えなくても生きていけるから、って昔そんな本があったような、、、かつてモラトリアム人間とかいわれたのがもう30年以上たって、社

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    2012年07月08日
  • 迷宮

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    一時期売れた作家がスランプに陥る。家庭が崩壊している歯医者の息子が合コンで知り合った女性に対してストーカー行為を行う。どんどんエスカレートしていき、最後は殺人、遺体破損を行う。この事件に作家は興味を持ち本にすべく、調査を開始していく。犯人は異常であり2重性格とのマスコミ報道に本質を突いていないと批判をする。調査の一環で犯人の家族、被害者の友達、家族を取材するうちに行方不明になる。

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    2012年06月19日
  • 迷宮

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    賛否両論ある作品ですね。ネットでネタバレ、検索しても
    様々な解釈してる方もいるようでして。
    確かに、あのラストでは色々な解釈もできますし、納得できない!
    という方がでてもおかしくはないでしょうね。
    私もなんかモヤモヤした終わり方には、納得いかないとは感じましたが
    再読してみて、こういう作品もありかなぁと。
    ただ、そうそう他人にはお勧めは出来ませんがね。

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    2012年04月09日
  • 12皿の特別料理

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    料理の作り方をさりげなく織り交ぜながら小説としても読むことができます。こういう「2度おいしい」のはこの人の作品の特徴かも。

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    2012年03月31日