あらすじ
人生後半「大切なこと」は、すべて『徒然草』に書いてある!「人生の達人」吉田兼好が説いた処世術を、現代風にアレンジすると、どうなるか?・遊び心――五十代は楽しくなくちゃいけない・五十代からは、「もの」より「心」で贅沢する・「上手にあきらめる」と、人生、一気にラクになる・「シンプルに生きる」から、人生ムダがなくなるなどなど、「大人の人生流儀」が楽しく学べる本。
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Posted by ブクログ
徒然草の内容を素材にして、著者が独自の老年期の生き方を語った1冊。かならずしも徒然草の解説本ではないです。
いろいろと印象的なことが書かれていましたが、なかでも、50にもなったら、もはや人格は形成されており、いまさら他人から影響を受けて人格を変えようなどと考えるよりも、自分のやってきたとに自信を持ってそのまま生きていきなさい、というメッセージには励まされました。
Posted by ブクログ
「徒然草」からの引用を用いて独自の考え方を展開している。「50代は楽しくなくちゃいけない」、「身軽に気軽に生きてみる」それに定年に向けて今から準備しておくべき事など、具体的な内容から、心構えなどためになった。
Posted by ブクログ
著者ほどカッコよく出来ませんが兼好さんの死生観やものの見方は身近に感じます。鎌倉時代末期から太平記の動乱期という背景を考えばこの古典が読まれているヒントがあるかも知れません。若い時にはわかりませんねー。
匿名
徒然草をベースにした老年期を考えた本である。
50代を迎えた私には参考になるところが幾つかある。50代まで生きてきたのなら生活力はあるのだからアタフタしなさんな、と言っているところが共感が持てる。あと、友情というのは若者の特権であり、老境に達したらノスタルジーでしかない、と看破しているところも小気味よかった。
作者による吉田兼好の評価も面白い。
Posted by ブクログ
まだ清水さんのようには考えられないコトもあるけれど、基本的にはヒトへの好奇心を忘れちゃいかんよね、ということかなぁ、と勝手な解釈を。10年後に再読するのがいいかね。