清水義範のレビュー一覧

  • 永遠のジャック&ベティ

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    部活がきつくて、つまらない本はとても読めない(寝てしまう)学生時代(30年前)に、後輩たちの間で流行っていました。
    電車の中で読むと、つい吹き出してしまうので要注意。という本でした。シンプルな楽しみでした。懐かしくて再読。

    時代背景がわからないと、面白くないかもしれないですが、若い人は、親御さんに勧めてみてください。

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    2025年09月21日
  • 「大人」がいない……

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    現代を生きる私たちは
    精神は子供のまま体だけ大きくなった”大人ではない”人ではなく 
    有事や逆境の時に立ち向かえる「大人」
    として成熟した人間であるだろうか 問う
    いい本でした。

    作者は学者ではなく
    小説家の方ですが、
    日本の「幼さ・あどけなさ」を尊ぶ、一方
    東洋独特の年を重ねた知恵者を
    尊敬をもって”老”をつけて呼ぶと文化についてや、
    日本と海外の国で比較する親の立場や理想像の違いなど
    大人という定義についての
    比較例・分析を上げつつ

    近年、大人・親など 
    責任を取りたくない人が増えているのではないか
    また、それによって 
    大人になり切れていない人々が
    人口減という 社会的苦境・問題に対

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    2024年08月22日
  • 行儀よくしろ。

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    子どもの様子を見れば、その国のレベルがわかる
    誰でも行けるものだから、学校は批判の対象になる
    韓国のお婆さんは、片膝を立ててあぐらをかいてこそ美しいのだ
    行儀良くさせることを教育する
    子どもの時が1番重要
    行儀がいいからどこへでも連れて行ける
    子どもに言う
    我慢すべきところで我慢する
    自分に誇りを持て

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    2024年07月20日
  • 蕎麦ときしめん

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    名古屋人の友人に真っ先に勧めた。

    蕎麦ときしめん
    序文
    が特に面白くて
    猿蟹はそんなに

    大人のユーモアって感じ
    憧れる

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    2024年02月21日
  • 国語入試問題必勝法 新装版

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    学生の時に塾の先生に面白いとすすめられて、貸してもらって読んだ本。
    それまで本は真面目なものだと思っていたけど、こんなに自由で面白い発想の本もあるんだ!といまだに心に残る本。

    あの『6文字』は衝撃過ぎた。
    当時国語のテストをやる度にあの『6文字』を書きたくなる衝動を抑えられなかった笑

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    2024年02月15日
  • 会津春秋

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    2023.12.16〜12.25
    友達っていいね。
    どこの出なんて、関係ないんだよね。
    どんなことがあっても、分かり合える、心の支えになれる。
    本当は重たい話だと思うけど、この人が書くと違う重みが出てくる。やっぱり、この作家、好きだな。

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    2023年12月25日
  • 蕎麦ときしめん

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    はじめて読む種類の小説。
    へぇ…こういう世界があるのか、と、おもしろく読んだ。
    麻雀は、やったことないのでわからずですが。

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    2023年08月06日
  • 永遠のジャック&ベティ

    購入済み

    ほんと好き

    この人の作品を久々に読む。相変わらず楽しい。脳の疲れにフッと効く。
    たまの隙間時間に読みたい本ですね

    #笑える

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    2023年04月23日
  • 老老戦記(新潮文庫)

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    「清水義範」によるユーモア長篇小説『老老戦記(『朦朧戦記』を改題)』を読みました。

    『ifの幕末』、『夫婦で行く意外とおいしいイギリス』に続き「清水義範」作品です。

    -----story-------------
    覚醒した老人たちが大暴走! 
    悪夢か、現実か。
    超高齢社会を諷刺するハードコア老人小説。

    グループホームの老人たちがクイズ大会に参加した。
    珍解答を期待する主催者を手玉に取る面々。
    覚醒した彼らは海外旅行に出かけ、合コンに妖しく浮き立つ。
    一方、世間では団塊アゲイン党なる政党が勃興した。
    同世代の反体制派が闘争を開始、社会に衝撃が走る。
    これは悪夢か、現実か。
    日本を守らんと義

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    2023年03月30日
  • 行儀よくしろ。

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    今、誰もが読むべき、見直すべき一冊。

    "子供のいない私だって、この国で大人をやっているからには、子供を何らかの方向に導かないわけがないのだ"
     
    若者の質は本当に低下しているのか、また、親や学校の施す教育についても述べてある。社会が私達に教育を施していることにも気がついていかねばならない。

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    2023年03月10日
  • 国語入試問題必勝法 新装版

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    パロディのネタ元がわからなくても、面白いと思えるほど文章の面白さがある小説だと感じました。

    この作者様の他の本もぜひ読んでみようと思います

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    2022年04月20日
  • 信長の女

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    今はだいぶ史実が正解になってきたのか、破茶滅茶な信長ではなく、発達障害があったのではないかとの話もあったが理にかなった人の使い方をしている。人を道具とみている事は変わらないけど、忠誠を尽くすならそれなりの褒賞も与える。
    この人の書く信長は悪意のある信長ではないので好感がもてる。

    明智光秀の人を見下すような目をしているので信長は気に入らないがそれでも使い道があるので重宝したとあり信長も心理は分からないがウマが合わないと遠ざけるのではなく能力で人をみていたのは指導者として必要で今の時代信長のような先見の明、人の使い方をうまくおこなっている人は何人いるのだろうか。と読みながら思ってしまう。



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    2021年11月14日
  • 学校では教えてくれない日本文学史

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    日本文学の歴史をざっくりと知りたいなー…と思い見つけた本作。

    いやー、めちゃくちゃ分かりやすくて良い本だったな(笑)
    大枠で流れを掴みたいって目的にビタっとハマってる感じ。

    YouTubeとかで調べてみたりもしたけど、本業で文学に携わられている方の本の方が情報量があるし、分かりやすくて理解が早かったように思う。

    以下、本作の内容+自分の解釈&補足も入れて分かりやすいようにまとめる。

    あとは、コレを軸にして各作品を実際に読みながら理解を深めて行こうかね…(´∀`)

    <まとめ、考察>
    ・奈良時代、712年、古事記、太安万侶、現存最古の歴史書、神話と伝説と歴史をごちゃ混ぜにして聖徳太子まで

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    2021年09月14日
  • 陽のあたらない坂道

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    人間の歴史は偉人だけにより作られているのではない。
    偉業を成し遂げた人の影にはもうちょっとだったのに惜しくも有名になれなかった人がいっぱいいるだろうし、その人たちの周りには普通の人たちがたくさんいるんだ。
    人の歴史とはなんでもない普通の人のなんでもない人生の積み重ねでできているんだろう。

    ということで、歴史的偉業を成し遂げ名前を残した人たちの後ろにいたであろう、「すごいのに惜しい!」な人たちの人間臭さや面白みをお話にしようとしてみた、という短編集。


    アッシジは狩りも下手で力も弱く間も悪い。大平原でそれぞれの役割をして行きているこの一族でこんな男を喰わせる理由がるのか?
    「ある。おれは話が

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    2021年04月26日
  • 大人のための文章教室

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    パスティーシュ(文体模写)の名手・清水義範さんが書いた、万人向けの文章指南の本。

    文章の基本から、手紙・実用文の書き方、紀行文・随筆の書き方まで、具体的なコツが書かれています。

    文章を書くときは読み手を意識しないと、うまく伝わりません。伝わる文章を書く際に気をつけるべきことは何かを、本書は教えてくれます。

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    2019年03月05日
  • 大人のための文章教室

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    さすが文章教室と銘打っているだけあり、文体が軽妙で分かりやすい。けっしてアカデミックではなく文章作成ワンポイントエッセイ的内容で読みやすい。
    ≪著者の言う、文章を書く時の二つのバランス≫
    ①言いたいこと、伝えたいことが曇りなく読み手につたわるかどうか。
    ②この文章を書いている私が利口そうにみえるかどうか。

    美しい日本語として紹介されている谷崎純一郎、丸谷才一を読んでみたくなる。
    『品格のある文章を書く人というのは、人間性に品格があるのだと思う。知性があり、人格に嫌味なところがなく、利口ぶろうとするところもなく、純粋に感動できるという人が、素直に文章を書くとそこには品格がにじみ出るのだ。』

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    2018年10月21日
  • ザ・対決

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    さすがは清水義範、面白すぎる。後書きにあるように、色んな物を対決させたらどっちが強いのか?と言う発想は子供っぽいが皆が一度は考えてみる普遍的な問であり、そこを清水流にたっぷりのユーモアで包みながら大真面目に取り上げている。またやって欲しい企画。編集者グツジョブ!

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    2016年10月12日
  • わが子に教える作文教室

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    例文も含めて、相変わらず面白いです。でも、ふと振り返ると、子どもの社会認識とは?とか、人間にとって自己表現とは?といったことまで考えてしまったり。何はともあれ我が子の文章、いいところをほめていってあげようかなぁと思いました。

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    2014年09月17日
  • 蕎麦ときしめん

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    パスティーシュ小説で一世を風靡した清水義範氏の昭和58年から61年にかけて「小説現代」に掲載された短篇集です。パスティーシュの名を決定づけた「猿蟹の賦」や、ある意味その後の名古屋人論に決定的な影響を与えた「蕎麦ときしめん」等が収められています。

    「猿蟹の賦」や「商道をゆく」は、一行読んだだけで司馬遼太郎の模倣だってわかります。「蕎麦ときしめん」は山本七平の模倣ですね。

    ある意味、被模倣者への著者の愛情を感じますね。

    蕎麦ときしめん◆商道をゆく◆序文◆猿蟹の賦◆三人の雀鬼◆きしめんの逆襲

    著者:清水義範(1947-、名古屋市天白区、小説家)
    解説:景山民夫(1947-1998、東京、小

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    2018年12月03日
  • どうころんでも社会科

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    国語にせよ英語にせよ、こういう視点で学校の科目をとらえていたなら勉強にもう少し打ち込めたかなと思わせてくださる。まぁ言い訳だけど。地理と歴史と公民がリンクしているって、確かにあたりまえなんだけれど、学生時代、いやこの本を読むまでそんな感覚はなかったものなぁ。

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    2014年08月24日