清水義範のレビュー一覧

  • おもしろくても理科

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    清水義範さんの文章と、西原理恵子さんのイラストがまるで夫婦漫才のように絡み合った本。たしかシリーズ第一作目。たまにおかしくて吹いてしまいました\(//∇//)\

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    2011年06月12日
  • 早わかり世界の文学 ――パスティーシュ読書術

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    講演を元にしている部分はもちろん、書き下ろしの部分も非常に読みやすく面白い。あらためて清水義範氏の技量を感じる。小難しいわりに何を言っているかよくわからない文学論ってあるもんなあ。
    深刻な問題は、自分がいかに文学作品を読んでいないかが赤裸々になったこと。自分の教養の無さが情けなくなった。
    そのことに薄々感づいていたので、とってつけたように最近『カラマーゾフの兄弟』などを読み始めていたのだが、なんと清水義範氏はこの本は読んでいないと書いてあって驚いた。と同時になんかちょっとホッとした気分。

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    2011年06月05日
  • 大人のための文章教室

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    ネタバレ

     軽妙な笑いとパロディ・パスティーシュの手法で知られる著者が綴った、文章作成指南本。といっても小説を書くための手法ではなく、手紙や随筆、作文といった文章全般を書く際の手法を指南しているため、創作方面に興味がない人にも問題なく薦められる良書。
     「手書き」と「ワード」の使い分けや「文章上達の裏技」といったオーソドックスなものだけでなく、手本にしてはいけない文章まで紹介されていて、その幅広さが他の文章指南本と一線を違えている。
     特に「近寄ってはいけない文章」の項は、学者の論文や公用文書、新聞記事によく見られる「訛り」について面白おかしく言及していて、読んだ私もゲラゲラ笑いながらも「なるほど」と感

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    2011年05月18日
  • 神々の午睡(上)

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    世界の三大宗教の成り立ちのパスティーシュ。どれがどの宗教かすぐわかる。ほんですごく面白い!オリーブオイルの瓶の蓋の開け閉めのくだりとか最高。

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    2010年07月04日
  • 今どきの教育を考えるヒント

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    教育問題で悩んだらまずはこの1冊!

    子供の才能を伸ばす秘訣とは?ユニークな視点で教育を考え直す

    名先生に学ぶ上手な教育とは? ホメる教育が子供を育てる? 学級崩壊はなぜ起きた? 生徒の自主性の尊重とは? 新聞の教育談義の摩訶不思議? 教育業界は奇妙な世界だった?
    親も子供も、先生も生徒も、もう一度みんなで教育を考え直しませんか? ユニークな視点でとらえた清水流教育論エッセイ。



    様々なシンプルなそして、現代の子供たちが抱える質問にたいして、とても的確な内容を考えてらっしゃるように僕は感じます。
    とても考える参考になりますね♪
    自分も何かにいかそーっと☆

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    2010年02月25日
  • はじめてわかる国語

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    問題文の作者自身も間違う読解力テストや、同じ文字をひたすら書かせる漢字ドリル。国語教育の矛盾を解決する方法はあるのか?そして、日本語の乱れは改善できるのか。教員免許を持つ清水義範が、最も得意とする「国語」。その問題点を、西原理恵子の絵とともにブッタ斬る!爆笑お勉強シリーズ第6弾。



    そうだよなぁ・・・
    なるほどなぁ。。。
    というのが満載です。
    主人公は何を考えていたとか筆者は何を言いたいとか誰が決めたんだ!
    ということはとてもよく分ります。
    勝手に答えが決まっているけれど、ひょっとしたら全然別のことだってありえるのが国語ですよね。
    ただ、文章の理解力がある方が、他の成績も伸びるというのに

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    2010年02月24日
  • 永遠のジャック&ベティ

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    初めて知ったときはもう笑いが止まらず大変でした
    清水義範の本は数多く出ていますが法螺本が最強だと思います。

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    2009年10月04日
  • 12皿の特別料理

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    料理に絡めた人間模様。
    心温まり、じーんと来るお話もあれば。
    ヒロインと共に唇を噛み締めちゃうほろ苦いお話もあり。

    でも、やっぱりというかなんというか。

    清水さんの作品は笑えます。
    笑えるのに、美味しいんです。
    だって、多分この本を読んだら、実際にお料理のレパートリー増えそうですもん。

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    2009年10月07日
  • 永遠のジャック&ベティ

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    清水義範の真骨頂とでもいうべき、あまりにも具体的かつ、リアリティのない妄想がつまった短編集。特に表題作の『永遠のジャック&ベティ』は、ごくごく短いページ数ながら、立ち上がれなくなるほどの破壊力があります。代表作である『蕎麦ときしめん』は名古屋人に関する妄想なので、めちゃくちゃ面白いんだけど、そんなに名古屋を知らない人にとってはそこまで笑えないという欠点がある。だけどこの『ジャック&ベティ』は中学校で英語を勉強してきた人なら、絶対に誰でも楽しむことができる内容です。むしろ中学校の教室で、みんなで回し読みしていたときが一番笑えたのかもしれません。

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    2009年10月04日
  • 早わかり世界の文学 ――パスティーシュ読書術

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    非常にとっつきやすく、
    読み進めていくとだんだん古典文学を読みたくなってきます。
    ただ、ある程度この作者の作風を知った上のほうが読んでいて楽しめるので、
    清水義範を読んだことがない人は何冊か読んでからの方がいいかと。

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    2009年10月04日
  • おもしろくても理科

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    理科が苦手な人も、そうじゃない人も、肩の力を抜いて読める理科エッセイ。
    「海辺の生き物」で、ビデオカメラ片手にものまねレポートをする清水氏。
    いい年してなにやってんだおっさん…と思っても、彼はちゃんと笑いと知識を与えてくれます。

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    2009年10月04日
  • 永遠のジャック&ベティ

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    英語の教科書でおなじみのちぐはぐな会話が、いやに現実的で世知辛い内容になって帰ってきた!
    という表題作も好きだが、個人的には「インパクトの瞬間」がいい。
    其処彼処に溢れている変なキャッチコピーや難しい薬品名などを「よくわかんないけど、なんかすごいね」で割り切ってしまう人々の適当ぶりに焦点を当てている。皮肉を交えて笑ってしまえ。

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    2009年10月04日
  • グローイング・ダウン

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    清水義範の天才っぷりがちらほら見え隠れする秀作。
    オチは見えやすいが、もちろんドラマも見逃せないものが多い。

    これが後の清水義範につながっているのだと思うと、何とも感慨深い作品である。

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    2009年10月04日
  • 永遠のジャック&ベティ

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    清水義範氏はパスティーシュの作家と呼ばれます。
    そもそもパスティーシュというジャンル自体が清水氏のために作られたようなもんです。
    単なるパロディや模倣の領域を越えたシミジング・ワールド(私の作った言葉です)が、パスティーシュです。

    たぶん有名なのは、『蕎麦ときしめん』『国語入試問題必勝法』でしょうが、私は、この『永遠のジャック&ベティ』が大好きです。

    この短編集の中でも最も好みなのが「インパクトの瞬間」。
    ”ジンクピリチオン効果”には、吹き出してしまいました。
    ”遠赤焙煎珈琲”、”コクがあるのにキレがある”、ああ、聞き流していた言葉がなんと新鮮で不思議な言葉に変貌するのか。

    公の場(例え

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    2009年10月04日
  • 永遠のジャック&ベティ

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    清水義範の天才っぷりがここにも発揮されています。
    幅の広さもピカいち。何か読むものに困ったらこういう短編集に当たると良いでしょう。

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    2009年10月04日
  • 蕎麦ときしめん

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    爆笑。「序文」まじ爆笑。

    確かに研究者ってこういう節がある。
    言語学をかじったことのある人間なら必ず笑えると思う。

    猿カニ合戦の話もおもしろい!

    名古屋のきしめんが食べたくなった。

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    2009年10月07日
  • 大人のための文章教室

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    面白かった、いつかまた読もう、と思わせる文句なしの星5つ。

    接続詞の語彙が乏しいと、文章がチープになる。いきなりガツンと打たれました。
    句読点の使い方、しゃべくり文(口語みたいなもんか)などの書き方と、前半はテクニックを説明。
    後半は、ビジネス文書や紀行文などの書き方の表技裏技。裏技とあるものの、小生には全部表技に思えた。

    著者は、パスティーシュなる他の作家の文体を真似る手法を用いるとのこと。歌や仕草の物まねではなく、文章を真似るのだから、そりゃまた高度な遊び。そんな知的なことをやってみたい。それには、たくさん読書せねば。
    もちろん、文章の上手に書くためには、たくさん読書する必要があるんだ

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    2009年10月04日
  • 12皿の特別料理

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     久しぶりに読み返した一冊。  ぼーっと読んでいたら料理を作りたくなった。特に八宝菜とチキンの魔女風。あとパエリアも。 料理を題材にこれだけのパターンのドラマを生み出せるなんてすごい。さすがです。

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    2011年09月09日
  • もっとおもしろくても理科

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    理科にまったく興味がなく苦手意識さえあった私が好きになった本です。非常にわかりやすい上におもしろい!理科に苦手意識を持っている中高生にオススメしたい。

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    2009年10月04日
  • 黄昏のカーニバル

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    この著者は切ないSFを書くのがうまい。
    パスティーシュやユーモア作品もいいが、たまにはこういったしみじみとした話が多い短編集もいい。

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    2009年10月04日