清水義範のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
蕎麦ときしめん
清水義範
発行:1989年10月15日
講談社文庫
初出:小説現代1993年11月号~1986年6月号
書名となっている作品を含めた6本の短編小説。6編ともパスティーシュと呼ばれるジャンルの作品。模造作品とも訳されるが、文学ならある文体を真似て書く。パロディの一種。著者は名古屋出身の実力作家だけに、無茶苦茶面白い。2022年の元日にこの1冊、今年は幸先がいい。
『商道をいく』と『猿蟹の賦』は司馬遼太郎風に書かれていることが感じられる。『三人の雀鬼』はおそらく阿佐田哲也風。あとはよく分からないが、あとがきを読むと、特定の作家の文体でなくてもいいようだ。例えば、家電の取説風と -
Posted by ブクログ
※これは国語入試問題の必勝法を解説する本ではありません。
国語の成績がどうにもこうにも伸びない受験生時代、題名に惹かれ、手に取った。読みながら「ふむふむなるほど、次からは実践してみよう」などと意気込んでいたのに、あとがきでフィクションだと知り、拍子抜けした思い出の本。それほど、説得力があり、虚構の必勝法だと知っていても、模試で試してみたりしていた。
「時代食堂の特別料理」はいつかの国語の試験に出たことがあり、懐かしかった。偶然にも、このお話に再会できて、改めてゆっくり読めてよかった。
最後に、この本の内容を必勝法に則って6文字で要約するならば「色々あった。」
風刺とユーモアあふれる短編集 -
Posted by ブクログ
「もし対決したら」というジョーク小説10番勝負
どんな対決なのか、どんなオチなのかもそれぞれ異なるので、マンネリ化せずに最後まで読める
描かれてるのは以下10作
ソクラテスvs釈迦
シェイクスピアvs近松門左衛門
ロビンソン・クルーソーvsガリヴァー
コーヒーvs茶
桃太郎vs金太郎
ラーメンvsカレーライス
楊貴妃vsクレオパトラ
空海vs最澄
大岡越前守vs遠山金四郎
紙vs火薬vs羅針盤
・ソクラテスvs釈迦
オチがなんか、日本の悪しき風習というか、滑稽さを揶揄する感じで昭和チック
・シェイクスピアvs近松門左衛門
言われてみれば確かに確かにこの二人は歴史と悲劇という似たような -
Posted by ブクログ
中学のいわゆる保護者会に行った妻と息子が帰って来なかったので、中学校に乗り込む作家さんのお話
学校教育に対して、清水義範らしい揶揄の仕方なんだけど、この中学の教育論というかがすっげーわかるわー
というより、教育論批判についてかなり同意するというのが正しいかな
30年前に書かれたものなのに、今現在でもこの課題はまったく進展がないというのを実感
自分が体験したものと、親目線で見て取れるものと、親として教師と接して感じるもの
もっと子供を信じてやればいいと思うんだけどなぁ
作中で、教育というのは復讐だという主張があるけど、まぁ一理あると思う
ストレートで教師になる人は、子供の頃から教師になるま -
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