あらすじ
凄みを増した清水ワールドの作品群。家族四人で焼き肉屋へ出かけて食事する光景を描いただけでジワジワとおかしさが襲ってくる表題作「ビビンパ」はじめ、賀状だけで綴る人生、碁の迷勝負や、作家のところへ押しかけて自分の波瀾の人生を小説にしてくれという男の話など過激に知的な大爆笑パスティーシュ。
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懐かしかった
高校生の頃に清水さんの作品をよく読んでいました。何がどう、というのではないけれど何故かクスリと笑えてしまうのが好きで。作風が変わったのでしょうか、私が年をとったせいでしょうか、以前の面白さが感じられる部分が少なかったように思います。それでも、個人的には、「平成元年の十大ニュース」が楽しめました。私自身が大きな転機を迎えた年だったので、印象に残っていたニュースがたくさん出てきて懐かしかったです。