【感想・ネタバレ】ビビンパのレビュー

あらすじ

凄みを増した清水ワールドの作品群。家族四人で焼き肉屋へ出かけて食事する光景を描いただけでジワジワとおかしさが襲ってくる表題作「ビビンパ」はじめ、賀状だけで綴る人生、碁の迷勝負や、作家のところへ押しかけて自分の波瀾の人生を小説にしてくれという男の話など過激に知的な大爆笑パスティーシュ。

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懐かしかった

高校生の頃に清水さんの作品をよく読んでいました。何がどう、というのではないけれど何故かクスリと笑えてしまうのが好きで。作風が変わったのでしょうか、私が年をとったせいでしょうか、以前の面白さが感じられる部分が少なかったように思います。それでも、個人的には、「平成元年の十大ニュース」が楽しめました。私自身が大きな転機を迎えた年だったので、印象に残っていたニュースがたくさん出てきて懐かしかったです。

#笑える #シュール

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2021年07月24日

Posted by ブクログ

平成はじめにチャットを使って小説を書いたり、古典のパスティーシュをしてみたり。いろいろやる人だなあ。

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2011年12月03日

Posted by ブクログ

どこにでもある何の変哲もないビビンバ。ストーリーはまことに平坦。焼き肉店での家族団欒。焼き肉店での登場人物はいたって普通。どこの家族にも見られる光景をそのまま描出しているだけ。なぜかこれが無性におかしい。いたって普通に振る舞っている登場人物。これらが清水義範の手にかかると一大スペクタルへと変貌を遂げる。日常に客観というフィルター通して眺めることにより生ずる諧謔。目の醒めるような驚きと興奮に心踊った。

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2014年11月09日

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