あらすじ
救いを求める人々の前に、“神”は偶然現われた。アルカマ教、サライ教、ジブ教、世界3大宗教の“開祖たち”はみな、ひとクセもふたクセもある人間らしい人間だった。詐欺師、怒りっぽい族長、世間知らずのおぼっちゃま。ついに“宗教改変”が訪れる。人は神になり、神はわれらに“笑い”を与えもうた。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
下巻になってくると、開祖亡き後年数経て、どんどん話(教義)がずれていくところを非常に面白く清水風味で味付けされている。やはり単純に大爆笑なのが、“慈部経の天豊”(B教のK海)もう、絶対こんな人だったとしか思えなくなってくる。面白かった。
Posted by ブクログ
おもしろかった
宗教ってなんなんだ。
自分がある特定の宗教というものに深く帰依していないからこそ、この作品を楽しめたのかなぁとも思う。
特定の宗教を強く信仰している人が読んだらどのように感じるんだろう。。。
Posted by ブクログ
三大宗教の歴史上伝えられている話を、清水義範さんならではの文体で、小説としたもの。
下巻は近代~現代の話。宗教を拡張していく時期で、いきおい戦争の話が多くなる。
人の心を救うはずなのに、何故対立するのか。開祖たちが望んでいた未来なのか。
現代における宗教についても触れられ、宗教とは何かと考えさせられる。