清水義範のレビュー一覧
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生産した物は、その場にいる人間が等しく分けあうのが共産主義。しかし、大国が共産党一党独裁政治をすると、必ず官僚による利権の独り占めが生じ、公平な配分は行われない。不満を抑え込むため秘密警察が作られ逆らう者は弾圧される。マルクス唱えた理想と夢は、欲にまみれた人間には実現不可能であった。ソクラテス、プラ...続きを読むPosted by ブクログ
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統一感なく、な短編集。
落ちがあるような、ないような
共感を得るような、得ないような。
表題の話は、なんだそりゃ!? という状態ですが
この業界、ありえそうです。
雨、に関しては突如としてそちらのジャンルに、ですが
発見されたのは、一体誰なのか。
ヒント…というか、多分、なのは出てきますが
本当...続きを読むPosted by ブクログ -
清水氏の西原氏に対する評価、「この人は大した小説読みだ」は、清水氏に悪気はないのだけど、教師が生徒に対してよくやる評価(褒めているようだが、こう評価するのは自分より下と見なす人に対してのみ)である。この評価に喜ばず、それに敏感に反応した西原氏の反射神経はさすがである。Posted by ブクログ
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イギリスの食べ物がメインの本なのかと思いましたがイギリスの歴史がメインの本でした。北部の旅の様子が興味深かったです。Posted by ブクログ
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写真あり、コンパクトな歴史著述がある旅行記。無味感想なガイドブックに食傷気味な人には、ピッタリ!
定着したイギリス料理のモノ足りない味の体験談を見て、やはりフィッシュ&チップスしかないのかと思う。
旅行行程は、イギリスの見どころを全て回るツアーは、働いている間は、無理だろう。しかし、独特な文化を体験...続きを読むPosted by ブクログ -
テーマを決めて、世界を旅することの面白さ。
インドへの旅をきっかけに、イスラムの国々を回ろうとする筆者。トルコ、ウズベキスタン、イラン、レバノン、シリア、ヨルダン、チュニジア、東トルコ、モロッコ、エジプト、スペインときて、イエメン。世界史で学ぶだけではわからなかった、それぞれの国の姿。一口にイスラ...続きを読むPosted by ブクログ -
年初に旅したクロアチア。バルカン全体のイメージをつかむための本を探し、いくつか見つけた中の柔らかい旅行記。
作者のこってりした文体に好き嫌いはあるかもしれないが、バルカン半島の全体像を掴むにはいいんじゃないかな。
元バックパッカーとしては、バスツアーなんて!と斜めに構えていたが、前回の旅でそのよさも...続きを読むPosted by ブクログ -
現代のところはちょっと端折りすぎだろ!と思ってしまうが、近代以前の紹介はわかりやすく、なんといっても面白い。この著者の視点って、いつも斬新で感心してしまう。Posted by ブクログ
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清水義範さんといえば、パスティーシュ小説。
第一人者にして、その後続く人はいないのではないかと思われる。
その、パスティーシュという手法への自負が書かれた本だった。
「ユーモア小説」と言われてもいいけど、「パロディ」と呼ばれるのは抵抗があるようだ。
つまり、批判や批評したいのではなく、毒がなく、あ...続きを読むPosted by ブクログ -
南部と北部に2回に分けて夫婦でイタリア旅行した紀行文。
海外ツアーにおけるド定番の歴史遺産や美術品は、勿論。
風景、現地の人達、タバコ喫煙事情、宿泊したホテル付近でスーパーで晩御飯を購入した時のやりとりなど、役に立ちそうな経験談が豊富で、読みやすい。
わがままを言うと、建物や歴史上の人物などの写...続きを読むPosted by ブクログ -
「日本語パズル」というところに期待すると、ちょっと外れた感じを受けるかも。
日本語に関する雑学をクイズ形式で読ませる本といった感じ。
もちろん、それでも面白いわけだが…。
例えば文学者のペンネームの由来とか、CI前の企業の名前とかといったあたりまでくると、クイズにしたてなくても、と思ってしまう。
と...続きを読むPosted by ブクログ