清水義範のレビュー一覧
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文学に限らず、あらゆる芸術、思想、技術、人間の活動全てが模倣の歴史であり、それが文化であると言っていいだろう。その意味で、模倣を軸にした文学史は入門としてとっつきやすい。
ロビンソン・クルーソーとガリバー旅行記の関係が一番おもしろかった。Posted by ブクログ -
アリバイを覆すべく推理と実地調査、ネットで調べものをするおばあちゃんがいい。名古屋弁でまくしたてるのは爽快だ。活字にすると細かい母音が表記するのが無理があるが。抜群の推理力、実行力に乾杯だ。ゴミがキーワードである。Posted by ブクログ
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共感並びに納得できる点は多い。
現実の分析は正しい様な気がするが、それでどうするかまで踏み込めていない。
かねがね気になっていたことなので、少し期待しすぎたのかも知れないが、トータル的には満足できる。
学校の先生が一番面倒だと思っていることは、生徒の父母と関係を持つことだそうだ。
これは、...続きを読むPosted by ブクログ -
清水義範さんの、別の本(名前がいっぱいというやつ)が欲しくて本屋に行ったけど、どこに行ってもなくって、仕方なくというと変だけどこれを買いました。
特に驚くようなことはなかったけれど、エッセイは 「負け惜しみの自慢」という解釈がすごく納得がいきました。Posted by ブクログ -
全11話、いずれもほんの些細な日常をうまく小説に仕立てている。小説を書き始めるのなら、まずこんな場面を取り上げてごらんなさいと教えていただいているやな一冊である。Posted by ブクログ