清水義範のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1991年に掲載された作品で少し古いのですが、大筋はアメリカの田舎から、侍と忍者が大好きな、かなりの日本贔屓な青年が4週間の日本観光をするなかで、忍者や隠密、侍の様な体験をしつつトラブルにも巻き込まれていく話です。
さすがに清水義範さんの作品だけあってユーモアたっぷり、しかしその中にしっかりと客観的に見た日本と、日本人から見た日本ををうまくミックスしていて楽しめました。
ただ、話の内容が多くこのページ数では消化できていない感じがしてしまいました。
これは、作品に対しての批判ではなく、せっかく面白い展開を作っているのに、なにも大急ぎでストーリーを展開して結末まで持っていかなくてもと思ってしまい -
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Posted by ブクログ
当たり前のことですが、教育というのは学校教育だけではないんですよね。家庭も社会も子どもに影響を与えることにおいて教育しているわけです。大人がだらしないことに平気だから子どももそうなるし、大人がイライラして不安だから子ども敏感にそれを感じて同じようになる。個人的にに大いに共感したのは「教育とは文化を伝承すること」の章にでてくるサッカーW杯日韓大会に関する記述です。当時いろいろなメディアの報道に私は腹立たしく思っていたのですが、こんな風に落ち着いてきちんとした日本語で語る文章に出会えて幸せです。こういう表現ができるのが大人だんでしょうね。私自身は歳だけとってカッカするだけでして、大いに反省してます
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Posted by ブクログ
これは面白い。
日本語についてのエッセイで中身はかなり濃いのだが、この作者にかかると、笑ひながら考へさせられるといふ、奇妙な經驗をすることができる。
私は通勤電車の車内で讀んでゐたのだが、笑ひを堪へるのに往生した。
聲はなんとか出さずに濟んだが、横隔膜や腹筋の小刻みな振動を押さへることは不可能であつた。
第?室から第?室までの6部構成となつているが、その第?室。
「ヘンナ語みつけ」と題されてゐて、街で見つけたおかしな日本語が集められてゐる。
たとへば、
「シロアリ・ゴキブリ・ダニ・ねずみ等の相談を受けてをります」
私の頭の中では、殺蟲劑による被害に困つたゴキブリやねずみが相談を持ち掛けてゐる -