清水義範のレビュー一覧
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[ 内容 ]
作家・清水義範の小説スタイルは「パスティーシュ(模倣芸術)」と呼ばれてきた。
さかのぼれば、『旧約聖書』の「ノアの方舟」の話は『ギルガメシュ叙事詩』からの引用だと言われる。
スタインベック『エデンの東』は『旧約聖書』のカインとアベルの物語から作られた。
また、デフォーの『ロビンソン・ク...続きを読むPosted by ブクログ -
週刊現代に30回にわたる連載ものを一冊にまとめてあり、単純にエッセイとしても面白いです。私の家庭の場合、子どもの作文をみるのは母ちゃん担当になっています。私自身、国語が苦手だったこともあり、作文については子どもにアドバイス出来ませんでした。この本によると、どんな作文でも良い所を見つけて褒めるようにと...続きを読むPosted by ブクログ
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「文学」で本を検索して買ったもの。タイトルから真面目な文学の入門書かと思ったが...読んで見ると清水義範の世界だった。Posted by ブクログ
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日本文学史をざっくりと、ホントにざっくりと書いた軽い読み物。
近代以降の日本の文学作品はエリートの上から目線の文学だという作者の仮説はなかなか面白かった。Posted by ブクログ -
日本文学史の大事なところを、肩肘張らずにざっくり理解しようというのが主旨だと思います。面白いと思いました。
漱石が現在の文章を創ったという箇所が印象に残っています。漱石がいなかったら、わたしは今どんな文章を書いているのでしょう。Posted by ブクログ -
なんでしょう、この方の言葉に対する感覚は。
この本を最初に読んだのは、高校の期末試験前で、期間中何人もの友人に薦めては、成績を落とさせた一冊。
まあ、今読むと、ちょっと時間が経った感がある篇もありますが、over 30's(どんととらすとさん)には、まだまだ強力です。
とくに「インパクトの瞬間...続きを読むPosted by ブクログ -
永遠のジャック&ベティ ◎
ワープロ爺さん ○
冴子 ○
インパクトの瞬間 △
四畳半調理の拘泥 △
ナサニエルとフローレッタ △
大江戸花見侍 ×
栄光の一日 △Posted by ブクログ -
清水さんの顔写真を初めて国語ガイドで見て、それがかなり印象に残ったみたいで、それ以来まったく関係ない人にまでそのイメージが広がってしまっていたりする。清水明さんとか。それはともかくこの本は、基本を分かり易く、楽しく教えてくれる感じ。なぜか随所に、学者へのメッセージもあり。谷崎潤一郎の文章は、それほど...続きを読むPosted by ブクログ
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本文を読まなくても
サイバラさんのまんがだけ読んでいるだけでオモロくなってきます
祝 手塚治虫文化賞受賞記念まんが
オモロすぎっす!!Posted by ブクログ -
定番のサイバラさんとのコンビエッセイなのですが、「魔の山」解説のときのサイバラさんの漫画には笑った。
「しかしインターネットなぞであっという間にあらすじのわかる今、わざわざこの本を買って名作を読んだ気になる人なぞいるのだろうか?(企画的にまず失敗でないかと)」
「清水さんのファンが喜んで買うんじゃ...続きを読むPosted by ブクログ -
ハカセのちょっとずれたキ真面目さは相変わらず。少なくとも、このガイドを読んで面白そうだから読んでみようとはぜったいならない(笑)むしろ読んだことがある本を一緒に笑い飛ばしましょうぜ的読み方をする方が楽しいと思う。しかし、このラインナップを今どき全部読んでる人がいるとは思えましぇんvv この私でさえ「...続きを読むPosted by ブクログ
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他人のモノマネが得意な著者が説く、小説の面白さ。
モノマネはそもそも書くことの動機であり、本能的に感じるユーモアであり、小説にとって欠かせないものであるということ。
世界文学はモノマネであることを解説した一章、読書の効能を説いた二章、書く技術について書いた三章
根源的にはどの章も一貫して同じ主張が...続きを読むPosted by ブクログ -
その中で,清水義範氏が今の若者を叱りたいと述べているところがあります。
ぼくは,清水義範氏の大ファンで彼の本はほとんど読んでいます。その彼がぼくと同じことを思っていると思うと,とてもうれしい。そして,今の若者に考えて欲しいのです。
だが、そんなふうに思う私にも、今の若者への苦言がないわけ...続きを読むPosted by ブクログ