清水義範のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文学の傑作といわれる作品を十数作品挙げ、そのあらすじを紹介しながらある種筆者の文学論を展開している。昔の文学作品はとっつきにくくてまだ読めていない人にはあらすじが一気にわかって楽しめるのはもちろんだが、そのあらすじの話し方がとても面白いので原作を読んでみたくなること必至だと思う。とくにドン・キホーテはいままで誤解してたことが分かって、あんなにもユーモアに富んでウィットの効いた作品であったことはこの本を読んで始めて知った。また、文学を読むことは楽しいことはもちろんのこと、現代でも必要であることがひしひしと伝わってきた。高校生や大学生に向けての講演が元になっているので言葉が平易で読みやすいのも良か
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Posted by ブクログ
ネタバレ文章の技法であったり、文章上達のための技術を知りたいといった人には、あまり勧められない。
文章を読むのが好き、文章を書くのが好きといった人が、清水氏独自の観点に接して、自分のものに取り入れてみたい部分を見つけたいといった人にはお勧めです。
ワープロで書く、手で書く時の違いや、メールと古典の共通点など、なるほどといった箇所に強くひかれた。
タイプ別文章の書き方は、今まで自分が書いてきたものと照らし合わせていくといいだろう。
『文章とは自分を他者に伝えるためのもので、うまく伝えたい、できれば相手を同感させたいという目標を内在しているものなのだ。』
清水氏の文章を最初に読んだのは、確か学生 -
Posted by ブクログ
日本に「ゴルフ禁止法」が出されて、ゴルフが出来なくなってしまったら、「接待ゴルフ」にかわるものは、ピンポンである……。
という説の元、お話が進んでいきます。
なるほど~、接待となると中年の人が多いから、激しいスポーツは無理だし、となると「浴衣にスリッパ」で行うピンポンというのは本当に都合がいいのかもしれない。
この本は短編集なので、他にも興味深い話がたくさんありました。
国でたった一人のオリンピック出場者の話とか、あと一番「わかる~」と思ったのは、昔は勉強は出来なくてもスポーツが出来る子が人気があって輝いてたのに、大人になるとそういう子はちょっと生活に苦労してたりして、逆にスポーツはダメだ -
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Posted by ブクログ
古今東西の、有名どころ本の感想…というか
突っ込みどころ? になるんでしょうか??
あれの意味が分からない、これの意味が分からない。
けれど分かれば面白いのもあるよ~でも理解できない。
みたいな内容は、感想、でいいのでしょうか?w
途中にある漫画は、内容に沿っているものもあれば
まったく沿ってなくて、我が道を走っている事も。
続きものになっている部分もあって、別々に読んだ方が
お楽しみはあるかも知れません。
聞いた事はあるけれど、あらすじ程度しか知らないものから
それすら知らないものから、題名から知りません、まで。
ちょっとした興味はわきましたが、最後まで読むと
読まなくてもいいかなw