清水義範のレビュー一覧

  • もっとおもしろくても理科

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    このように理科について面白く分かりやすく紹介する本がもっと出て、理系離れが減ると良いのだが。
    それにしても、西原氏の挿絵が(うまくリンクさせつつも)内容としてはほとんど本書で説明していることと直接関係がないのがすごい。

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    2012年09月22日
  • 迷宮

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    文章の作りとしては斬新だったけれど、正直あまりおもしろいとは言えなかった。どんでん返しは好きなんだけど(だから読んでみたんだけど)、あそこまでモヤッとした終わり方は流石にちょっと…

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    2012年09月18日
  • どうころんでも社会科

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    西原理恵子さんの絵があったので選んだ本でしたが、よくよく見てみたら文章は他の人でした。人気シリーズのうちの一冊らしく、とても面白くスラスラ読み進められる内容でした。社会科よりは理科の方が好きなので、そっちの方も読んでみよう。

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    2012年09月17日
  • 日本語必笑講座

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    「ネコの缶詰」など笑える表現を見つつ、(特に現代の)日本語を見る。

    あまり突っ込みすぎず、ざっと流した一般向けの内容。
    良く言えば気楽。悪く言えば全然足らない。

    保守的になりすぎていないのは良かった。

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    2012年09月14日
  • もっとどうころんでも社会科

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    愛知では忠臣蔵が嫌いという人が結構居る。

    吉良が悪者だからというのもあるけれど、
    それ以上に吉良が実際どういう人物だったか扱われないから。
    (p.112 “吉良側の資料はほとんどない”の通り)

    「~吉良へ行く」は、そんな‘歴史の裏側’を見ながら、
    現代社会を重ねている点(茶の産地名など)で楽しめた。

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    2012年09月14日
  • 蕎麦ときしめん

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    作風・内容ともおもしろい。

    論文風などの作風(パスティーシュ)に関しては、
    あとがきにある「高名な作家」がわかれば尚楽しめそう。

    内容については、表題作『蕎麦ときしめん』が名古屋の特徴を皮肉ってていい。
    自分も名古屋周辺民だから伝わるものはある。

    ところで、名古屋方言が「地位、身分、性別」で使い分けられるとあるが、
    このことを小説で触れるのは珍しい気がした。
    結構このあたりを雑にする小説が多い中で、
    清水氏の「名古屋地方の言語への造形」(解説より)が垣間見られる。

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    2012年09月14日
  • 迷宮

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    24歳のOLが、アパートで殺された。猟奇的犯行に世間は震えあがる。
    この殺人をめぐる犯罪記録、週刊誌報道、手記、供述調書。
    ひとりの記憶喪失の男が「治療」としてこれら様々な文書を読まされて行く。
    果たして彼は記憶を取り戻せるのだろうか。そして事件の真相は?
    言葉を使えば使うほど謎が深まり、闇が濃くなる―言葉は本当に真実を伝えられるのか?

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    2012年08月31日
  • 暴言で読む日本史

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    歴史上の人物の、今に残る言葉を「暴言」というキーワードで読み解いていくという趣向の本。
    聖徳太子の「日出づるところの御子、・・・」とか、明智光秀の「敵は本能寺にあり」、神尾春央の「胡麻の油と百姓は搾れば搾るほど出るものなり」、東条英機「生きて虜囚の辱めを受けず」などが扱われている。

    有名な言葉をまずは、「暴言」と括り出して、その後、その文脈を確認して、真意はこうだったんじゃないか、と推定するのが本書のスタイル。
    おもしろいといえば面白いのだが、何となく「暴言」のパワーを常識の枠組みに回収していくようにも思われなくもない。
    特に、よく知られているエピソードが多い古代から江戸までは、正直、あまり面白くない、と感じてしまった。

    けれども、近現代に入ってくると、俄然面白くなった。
    (それは単に私の知識がなく、新鮮に思えるからだったのかもしれない)
    丁寧に文脈を確認していく作業がなされていて、好感が持てた。

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    2012年08月30日
  • 迷宮

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    最初、どうなるのが気になってどんどん読んだけど、最後がなんかイマイチでした。

    文章の作りとしては楽しかったです。

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    2012年08月06日
  • その後のシンデレラ

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    普段読む感じとは全然違ったのでそれなりに楽しめはしたが、女子高生の心情部分など絶対こんな言い方しないだろうってところが何ヵ所かあって少し読みづらかった。オチはどれもいい感じだと思う。

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    2012年07月25日
  • 普及版 世界文学全集 第2期

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    東北弁のマルガレーテ、名古屋弁のメフィストフェレス、大阪弁の魔女が口角泡を飛ばす「ファウスト」。有名文士にケンカ議論をふっかける文壇の風雲児・樽谷安。ペンと恋と名誉と栄華を求める青年の物語「三銃士」。地方名士の開業医夫人・Bさんの自殺未遂事件を巡るスキャンダルの真相「ボヴァリー夫人」他。文学なんか怖くない。おもしろくっても大丈夫。二十世紀最大、最高の文学全集。

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    2012年07月23日
  • 迷宮

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    ネタバレ

    記憶喪失で精神病棟に入っており、診療を受ける男性。
    その男性に診療を行なう診療士。

    診療は、ストーカー殺人のうえ女性器の一部を持ち帰るという猟奇的犯行を行なった殺人犯の取調べ記録、その殺人犯の真意に迫ろうとする小説家の手記を男性に読ませるという方法で進められる。

    著者の作品は設定などに奇想天外ともいえる破天荒さがあるイメージがあった為、最後にどんでん返しを期待したが、結果はそのままに終わってしまってちょっと食傷気味。

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    2012年07月01日
  • 迷宮

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    ネタバレ

    ちょっと軽めのミステリーが読みたい、ということで、書店の文庫コーナーで見つけた本。
    帯の煽り、「こんなとてつもない1冊が埋もれていた!」に惹かれて購入。

    記憶喪失の男が、治療と称して読まされる、猟奇殺人に関する文献。
    この各種文献(供述調書・週刊誌の記事・他)を中心に流れていく物語。

    各章での文章の書き分けが実に見事で、読んでいて飽きないタイプ。
    とにかくリアルで緻密な描写で、読んでいるこちらはグングン引き込まれたのだけど、
    残念なことにラストがあまりに食い足りない(^^;)。ここに予想外のオチが付いてれば、
    かなり印象は変わったと思うんだけど・・・。

    最近読んだ完全なる首長竜の日に近い印象。
    ただ、こちらの作品の方がぐにゃり感が無く、サラッと読める事は間違い無い。
    しかし、どちらが印象に残るかと言うと・・・。

    ・・・返す返すもラストが惜しい。ちょっと残念かな?

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    2012年06月29日
  • 大人のための文章教室

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    今までに作家の数々の「文章読本」というものが出されていますが、読み物としてそれらの作品を鑑賞できますが、実用として参考にするにはなんだか違和感がありますね。谷崎潤一郎の『文章読本』は除いて。『大人のための文章教室』は、著者がこだわっていますがあくまでも「教室」というこで実用に役立つことが数多く書かれています。
    出色なのは、「文体」についての言及ですね。この明確に定義されにくいものを「文章の特徴」として文章にはリズムがあるということです。改行のリズム、地の文と会話とのつなぎのリズム、「、」や「。」の使いかたリズムに作家の個性が表れるとの指摘にモヤモヤしていた部分がすっきりしました。作家の独特の比喩をさがすとの指摘は流石ですね。「接続詞は文章の論理構造を決定している」の項は、文法で説明するのでなく具体例をあげながらの解説はよいですね。
    文章をより素敵なものにするために、色々な作品を真似ることの重要性は理解できます。ふと、ある素朴な疑問が浮かんでしまいす。音楽でいえばモーツァルトと文学でいえば清少納言はどのような研鑚を励んだのだろうかと。

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    2012年06月28日
  • 人生うろうろ

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    ネタバレ

    先祖や家族の為にお墓を買った男、就職の為の面接で自分をアピールしようとする若者、単身赴任のお父さん、狭いながらもやっと「我が家」を買った男、孫を巡った祖父母の金出し合戦、40歳を前に「このままじゃいけない」と自分の人生を変えようとする男女、義母の介護に精を出すお嫁さん。

    私たちの多くがこの本に出てくる誰かと似た状況にあるんじゃないかな。特に「このままじゃいけない」。長い人生でそんなふうに思う時って誰でも何度かはあるのだろう。

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    2012年06月08日
  • 迷宮

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    <あらすじ>
    すごいすごいすごい!こんなとてつもない1冊が埋もれていた!!!

    24歳のOLが、アパートで殺された。猟奇的犯行に世間は震えあがる。
    この殺人をめぐる犯罪記録、週刊誌報道、手記、供述調書...ひとり記憶喪失の男が「治療」としてこれら様々な文書を読まされて行く。果たして彼は記憶を取り戻せるのだろうか。そして事件の真相は?
    言葉を使えば使うほど謎が深まり、闇が濃くなる...言葉は本当に真実を伝えられるのか?! 
    名人級の技巧を駆使して大命題に挑む、スリリングな超異色ミステリー。

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    2012年06月09日
  • 迷宮

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    そんなに謎だらけでもないし、謎が売りの小説でもないと思うので
    残念ながら看板に偽りありという印象。
    著者の書きたかったこと伝えたかったことはよく分かるし、作品自体はそれほど駄目だとは思わないけど、
    帯が足を引っ張ってることって、最近多いなぁ。

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    2012年05月02日
  • 迷宮

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    ネタバレ

    ごく普通のOL藤内真奈美は、合コンで知り合った大学生の井口克己に付きまとわれた末殺され、身体の一部分を切り取られる。井口はそれをアイスクリームの中に埋め込み保管していた。作家の中澤は、世間で『アイスクリーム殺人事件』と呼ばれたこの猟奇殺人を題材に小説を書くべく、井口や真奈美の周辺を取材する。その取材メモや週刊誌などの記事を、『記憶喪失にかかっている男』が治療の為に読んでいく、という筋立て。こうして書くとややこしい。
    語り手が記憶を失っている為、霧の中を手探りで進んでいるような心許ない状況ではあるが、徐々に真相に近づいて行く過程は読ませる。井口の異常性や真奈美の他の一面も、いきなり前面に押し出すのではなく、読むうちに分かってくるのも良かった。ただ、大方そんなところだろうなと予想通りになってしまってはいるが。近年ストーカー事件が起こりすぎているので、こんなことくらい珍しくないという気になってしまっているのだ。勿論そう思うことに実はなくむしろ危険だ。
    明言はされないが、語り手が井口、治療師が中澤という関係で進んでいるように見える。だが、本当は二人は同一人物で、殺人以後の全ては井口もしくは中澤の妄想であるようにも思える。ラストが分かり辛いというかスッキリしないが、分かったような気でいればいいのだろうか。だって脳髄は人間の中の迷宮だから。

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    2012年04月16日
  • 蕎麦ときしめん

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    名古屋に行ってみたくなります。きしめんも食べたくなります。
    味噌カツは大好きです。
    名古屋論はとてもおもしろかったです。

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    2012年04月16日
  • 迷宮

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    ネタバレ

    記憶喪失という、たぶん主人公であろう人物の事が分からないまま
    話は進んでいくけど、
    途中で、きっとこの人が犯人だって言うのは察しが付く。

    最後まで読んで、思った事は
    この内容に似た事件。何年か前にNEWSで見た気がする。。

    妹ではなかったけど、

    本に影響されてたら、またまた内容とかぶるので
    色んな意味で怖い

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    2012年04月01日