清水義範のレビュー一覧

  • おもしろくても理科
    うんちく博士、清水 義範。
    でも、思ったほど、おもしろいわけでも、わかりやすいわけでもないな。

    というわたしは、文系。
    西原理恵子が、正しいと思う。
  • 似ッ非イ教室
    「エッセイ」を模した短編小説…といわれても、エッセイを読んでいるような気になるのでなんだか妙な気分。ついに「エッセイ」までパスティーシュにしてしまう清水氏の手腕はさすが。どこまでホントでどこから嘘なんだか!
    いろいろなパターンの「エッセイ」をからかうようにパロディにしていて、笑わずにはいられない。う...続きを読む
  • 独断流「読書」必勝法
    いわゆる「世界の名作」を大真面目に紹介する清水義範のパートだけでも、それはそれで面白い。やっぱ古典は読んどくかなあ(…時間があれば)と思った。それにしても、りえぞうさんはやっぱし結構本を読んでいる人なんですね。
  • 行儀よくしろ。
     今(2004年)の教育を、文句をつけたり行政や教員や子どもたちを嘆くのでなく、ご近所や大人の社会が影響を与えているのだから、そこから見ていこうよという視点で語る本。←このへんがもう清水ハカセ口調。 イランの話などは蛇足なんじゃないかと。
  • 大人のための文章教室
    著者は教室の先生として、文章上達の指南をすることに非常に真面目に取り組んでいる。もともと真面目なハカセだから、なおいっそう堅い(笑)や、ユーモアを交えようという意図はわかるんだが、いかんせん古い、ような気がする。著者の子供の作文教室の本はとっても面白く読めたのだが、大人向けとなるとどうしても、上手く...続きを読む
  • 独断流「読書」必勝法
    坊ちゃん、ロビンソン・クルーソー、伊豆の踊子、ガリヴァー旅行記、細雪、ハムレット、陰獣、嵐が丘、高野聖、罪と罰、河童、
    谷間の百合、濹東綺譚、黒猫、暗夜行路、ボヴァリー夫人、金閣寺、若い芸術家の肖像、万延元年のフットボール、魔の山、他・・・
  • 大人のための文章教室
    小学生のための作文教室を何度も開いた経験のあるという作家の清水義範氏が、「大人のために」書き下ろした、文章の書き方の本。

    この本で著者が一貫して主張するのは、「独りよがりな文章ではなく、他人に伝わる文章を書こう」ということであり、そのための心構えや基本的な技法、自身の文章を書くに当たってのこだわり...続きを読む
  • 早わかり世界の文学 ――パスティーシュ読書術
     大学などで行った講演とその補足。 最近の新書は読みやすくなってるんだなぁというのが感想。私の中ではまるで「国語の清水先生」がしゃべってるみたいに感じられるんですけどね。重症かな? 逆にユーモア以外の小説が読みにくくなってきています。困った。
  • 大人のための文章教室
    普通の人が日常で書く文章のためのノウハウを分かりやすく解説した本。技法を凝らしたり構造を練ったりはしない。伝えたいことを伝え、相手を同感させ、こちらの希望するように動いてもらうにはどのように書けばよいかを説明する。名文を目指すのではなく、読み手のことを考えて丁寧に書くことが大切であるとする。目次 第...続きを読む
  • 12皿の特別料理
    おにぎり ぶり大根 ドーナツ 鱈のプロバンス風
    きんぴら 鯛素麺 チキンの魔女風
    カレー パエーリア そば 八宝菜 ぬか漬け

    これは料理本です。
    料理を作る短編小説。
    しかもかなり詳しい。
    しかも失敗した反面教師もいます。
    でも、ちゃんとフォローもあります。

    12組の主人公たちはそれぞれの味を作...続きを読む
  • 人生うろうろ
    墓を建てる  出産  就職面接  単身赴任  家を建てる  結婚を決める  
    孫が産まれる  離婚を決める  仕事の独立と妻の再就職  老人介護

    人生には色々な転機がある

    そのたびに悩んだり、困ったり、行き詰ったり。
    それまでの人生が変わるとき、ちょっと思い出したい一冊。

  • その後のシンデレラ
    表題作、そんなに悪くはないんですが、
    東野圭吾さんの「シンデレラ白夜行」を読むとどうも安直な印象が拭えません。
    あとの作品も悪いというわけではないのですが、
    表題作とは全く趣向の異なる、日常を扱った小説の数々です。
  • 「大人」がいない……
    この人、「大人」だなぁ〜と思う人に、最近会ったかな?日本人は永遠の12才?自分では「大人」だと思っているけど、「大人でない」人の存在が、一番迷惑だよね。
  • もっとおもしろくても理科
    080529(n 081130)
    081226(n 090315)
    100305(a 100327)
  • 永遠のジャック&ベティ
    英語の教科書のモデルだったジャックペティが数十年後に再会。とたんにおなじみの会話表現しかできなくなってしまい、しかも分かれてからのお互いの生活は明るいものではなく…
  • ピンポン接待術
    勤め人ネタは安定して面白い、芸能ネタもこのくらいの深さならテレビッコ以外にも理解できる。らしい安定感。
  • 昭和御前試合
    やっと読めました。よしりん(!)のデビュー作。このひとはデビューが遅かったよね、今みたいに彗星若手新人賞輝かしきデビュー弱冠1○歳で!とかじゃない。そういうのは話題になるけどたいてい合わないんだ…しかしデビュー作とは思えない完成度。作家って難関学校みたいなもん?デビュー作は高い評価をうけないといけな...続きを読む
  • 茶色い部屋の謎
    切れのいい短編がテーマに則って集められている。パスティーシュばかり読んでたけど推理ものもいやらしくなくて優しい(易しい、ではなく)のを作ってくれるなあ。教科書にのせていいかんじの。いい意味で。
  • もっとどうころんでも社会科
    西原画伯は必要ないくらい読める。あ、でも西原が書いてなかったら手に取らなかったろうなぁ。商いは難しい。
  • 行儀よくしろ。
    「他人を見下す若者たち」の対になる様な新書だと思う。「最近の若者はロクなヤツが居ない」「学力低下で頭の悪い若者ばかりだ」と言うが果たしてそうか?そして、そう言っている大人は果たしてどうなのだ?という問いかけを淡々と静かに考えて行く。
    激しい決めつけもなく爽快な一刀両断の結論もなく、ズバリという決定打...続きを読む