清水義範のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
社会科ってこういうのが社会科だよね。
と思う。でも、テストはできない。
作者もいうように、
理科は現象の原因を考える教科だが
社会科は原因を考えないで結果だけを頭につめこんでいくものように思えた。
というのは学生のことです。
しかしね、
これまた作者がいうように、
社会科ってのは人間の生活であり、哲学なのです。
ということに同意するわけです。
これまた作者に同意するわけですが(笑)
社会が面白いと思うのは年を取ってからなんですよね、
生活の背景をみるのが面白いわけです。
これまた作者に同意するわけですが(笑)
西原さんは社会と生身でぶつかっているなとおもうわけです。 -
Posted by ブクログ
有名で、名前は聞いたことは歩けど実際に読んだっけ・・?みたいな世界文学をサマリーした本なのかな?と勝手に思って購入。
そうだよね、そんなはずないよねだって、清水義範だもんなぁ。
最初のオデュッセイアの1ページ目でそれに気づいた。そりゃそーだ。これは絶対に、実際のものを読んでから進むべきなんだろう。
この本の中であたしがちゃんと読んだものといったらシェイクスピアと赤と黒なんだけど、怖いくらい内容は覚えておらず・・やばいせっかく面白そうなのにな。楽しめないの悔しい。
そこで、絶対にこれは覚えてる!ふんがー!と思ったシェイクスピアのロミオとジュリエットの入った「シェイクスピア傑作選」を読んで -
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Posted by ブクログ
歴史上の人物の、今に残る言葉を「暴言」というキーワードで読み解いていくという趣向の本。
聖徳太子の「日出づるところの御子、・・・」とか、明智光秀の「敵は本能寺にあり」、神尾春央の「胡麻の油と百姓は搾れば搾るほど出るものなり」、東条英機「生きて虜囚の辱めを受けず」などが扱われている。
有名な言葉をまずは、「暴言」と括り出して、その後、その文脈を確認して、真意はこうだったんじゃないか、と推定するのが本書のスタイル。
おもしろいといえば面白いのだが、何となく「暴言」のパワーを常識の枠組みに回収していくようにも思われなくもない。
特に、よく知られているエピソードが多い古代から江戸までは、正直、あまり