額賀澪のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2巻目。つくづくエージェントの言葉が刃のように刺さってくる。
今回の求職者は本音が見えてこない人や、転職回数が多い人などリアルにいそうだなと思う人たちばかり。でもやっぱり「なんで転職をしたいのか」が見えない。
そんな人たちと出会うエージェント『転職の魔王様』に『転職の天使様』が登場。
『転職の天使様』天間は、求職者が分からない企業の顔を知るべく一日体験という名目のリサーチをする。そんなエージェントがいたら紹介していただきたい(笑)
が、ここで思うのは一日体験をしたエージェントは企業側からすれば『お客様』。実際は『就業した人』が体験することで企業側とのミスマッチが出る出ないがわかる。それが第四章につながるわけですが…。
企業の風土や体質によって柔軟に対応するが、求職者の性格によっては合う合わないが出てくることもあるから、エージェントはその人の性格を転職したいというきっかけをヒアリングする際に知ることが結構重要なのかな。そう考えると『転職の魔王様』来栖は本当に洞察力が優れてる人なんだなぁと思う。千晴も来栖の下で働いてるし、成長しがいがありそうですね。
『転職の魔王様』シリーズは、人生の決断とも言える転職ってこともありリアリティがあるので面白い。3巻目は千晴が大阪に異動し、どんな人たちと出会うのかが楽しみです。 -
Posted by ブクログ
2025/05/16
額賀澪さんの作品という時点でもう楽しみだったので、ようやく読めてよかったです。
青春系のいつもの系統とは少し路線が違うような、人の生き死にに触れる人々の変化の過程や証を物語にしたような印象です。
主人公の踊場京香と志津川沖晴は海岸のとある場所で出会い、沖晴は何だか不思議な力が備わっている人らしい。喜怒哀楽の感情のうち、楽しかなくてなんか常に笑っている。どんな時でも笑っている。
一方の踊場京香はガンで余命一年を宣告されて、音楽の先生をしていたところをその仕事を辞めて地元に帰って来たところだった。
治療もせず、自分の死を受け入れて生きていこうと思っていたところへの沖晴との出会いで色々なことが変わっていく。
そんな2人を中心とした物語で、内容に深みと厚みがあるような感じを受けました! -
Posted by ブクログ
2025/04/21
このシリーズも3冊目となりました。
大阪に転勤が決まったところで前作は終わっていますが、その後の大阪での転職依頼者の話、来栖と未谷の2人のその後など読みどころとなる話や展開がとても面白いです。
それぞれの短編でやはり転職を考える人たちが出てくるのですが、これまでの転職者のパターンとはまた違った転職動機を持つ人たちについて描かれています。
一風変わった転職エージェントとしてのアドバイスもとても痛感だと思います。
また、転職エージェントの側も転職希望者の状況を聞いてどのようにアドバイスをするのか、どう考えるのかと言ったことも一緒に考えているような気分になれる内容です。
痛快なものもあれば親身になってみたいものもあって読み応えアリだと思います。