額賀澪のレビュー一覧

  • 天才望遠鏡

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    ネタバレ

    色々なジャンルの天才の苦悩や裏側を垣間見えて斬新でした。

    お気に入りは「エスペランサ〜」

    ボランティア塾で指導する七音(リズム)はシングルマザーの親を持つ勇仁の歌の上手さに貧困層からの脱却を勧める。だが、勇仁はそれを受け入れるか迷っていて…

    家が裕福だから幸せとは限らない。でも、貧困層の子供達の未来は決して裕福ではないのが世知辛い。
    勇仁がオーディションに受かったのか?気にはなりますが、親ガチャに抗う七音の姿が爽快でした。

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    2025年09月18日
  • 天才望遠鏡

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    カメラマン目線で物語は始まる。フィギアスケーター、将棋士、オーデイションを受ける中学生などなど。天才と呼ばれる人間のその後を追っていた。どの世界も厳しいということを、この本で知ることができた。「星原の観測者」では思いがけず涙。よかった!!

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    2025年09月17日
  • ほろよい読書

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     ずっと読みたかった本。想像を超えるほど自分好み本で嬉しかった。
     お酒の失敗、自家製のお酒、酒蔵の子供、お酒の嗜み方、お酒の提供の仕方などお酒一つの題材で様々な角度から話が展開されて行くのは面白かった。
     お酒は人生を彩る一つのものでしたがないが、その一つの見方、触れ合い方を変えるだけで人生を少しずつ変えることができるように思えた。
     お酒の楽しみ方もすごく教えてもらえる本だった。東京に住んでいるから、一つはお気に入りのバーを探してみてもいいかもと思った。

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    2025年09月13日
  • 読書感想文が終わらない!

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    初・額賀澪さん。読んでよかった!
    ハウツー本で会話形式や物語形式にして親しみを持たせようとして失敗している本がたくさんあるけど、この本は、さすがプロの小説家さんが書いてるだけあって、物語としてしっかり面白く、かつちゃんと書き方もわかる。感想文に悩まされてる子ども全員読んだ方がいい。

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    2025年09月10日
  • 読書感想文が終わらない!

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    今回手にしたのは、読書YouTuberのオンライン読書会で感想を言い合う企画に参加した後に読んでみての振り返り、そして額賀さん御本人のSNSで知りました。

    小学校のころの読書感想文、先生からも「自由に書いていい」と言われたことありませんか?
    教え方がざっくりしすぎてて、何を書けばいいかわからなくて読書感想文が嫌になり、読書に忌避感を覚えたというルーツを持ってるので激しく共感(笑)

    〈フミちゃん〉のような人に幼き頃に出会いたかったなと思いながら、小6の彼らに教えている〈フミちゃん〉は自身も自分を確かめてるのかななんて思ったりもした。

    彼女の思いが垣間見れたのは颯祐くんに言い放った
    「出題者

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    2025年09月06日
  • 転職の魔王様3.0

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     労働観というものについてのクライアントの気づきと再生を描くヒューマンドラマ。
     また、サポートする CA を描くお仕事小説としての側面もある。
     
     物語は、3話目までは主に主人公の千晴と各話のクライアントの視点で語られるが、第4話は魔王・来栖とクライアントの視点で、最終話は千晴と来栖の視点で、それぞれ語られていく。シリーズ3作目。
              ◇
     早朝。無人のフロアに杖の音が響く。オフィスに一番乗りした来栖嵐は自席でノートPC を立ち上げた。その日の面談予定について、求職者や面談内容をチェックするのが朝のルーティンだ。

     予定確認が終わり、新規登録者リストを開きざっと見ていた

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    2025年09月01日
  • モノクロの夏に帰る

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    わたしの祖父母は戦後生まれで、身近な人からリアルな戦争体験を聞いたことがありません
    作中にあった「戦争を知る世代から直接バトンを受け取ることができる、最後の世代」ということに、そうだよなと深く頷きました
    正直戦争のことはよく分からず、歴史上の話と認識してしまいます 今でも当事者の方は沢山いるのに…
    戦争や震災についてどんな風に触れたらいいのかわからない漠然とした感情を作中の登場人物がほどいてくれました
    「未来にしか約束をすることができない」けれど、これからは寄り添える人でありたいと思います
    戦後80年のタイミングでこの作品を読めてよかったです

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    2025年08月26日
  • 夜と跳ぶ Re:東京ゴールデン・エイジ

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    シリーズものと知らなかったけど、普通に楽しく読めた。
    スケートのルールや技を全く知らず、プレイ説明はちんぷんかんぷん。だけれど、ストーリー伏線がとてもとても良かった!
    えぇ、そうゆう展開?おおお、そうなる?とドキドキしながら、早くページを巡りたくてうずうずする感じ。一つのことに一生懸命になる姿ってカッコいい。読書を大変楽しめた1冊。
    前作も読みたい。

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    2025年08月25日
  • 願わくば海の底で

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    軽いノリで始まる高校生達の物語がだんだんと···。
    居なくなってしまった大切な人が最期に見ていた景色を見たい。それがどれ程の救いや弔いになるのか、私には想像がつかないけれど、同じ震災を経験した身として精一杯想像しながら、最終章が近づく頃には祈るような気持ちで食い入るように読みました。

    災害や戦争など、死者行方不明者〇人という、そこに入る数字には、一人一人名前があり人生があり関わる人達が大勢いるんだということを改めて心に刻みました。

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    2025年08月21日
  • 天才望遠鏡

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    かつて天才少年少女と呼ばれた人たちは、ピークを過ぎた後、どのような人生を歩むのか。

    天才中学生将棋士の対戦相手の元天才将棋士。「氷上の妖精」と持て囃されたメダリストの女性。天性の美声を持つ母子家庭で育つ男子中学生。長距離走の選手として推薦で高校に入りながら怪我による挫折をした男子高校生。同期デビューの作家は大人気作家となったが、自分は売れっ子とは言われないものの、デビューしてからの10年間コツコツと作品を世に出していた男性小説家。

    連作短編とまではいかないものの、スポーツカメラマンの多々良を軸にして描かれる5編の短編集。

    生まれた時から凡人ではなくずっと天才。そういう人っているのかもしれ

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    2025年08月18日
  • モノクロの夏に帰る

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    戦時中のモノクロ写真をカラー化した「時をかける色彩」という写真集を中心に描かれる5つの物語。

    私たち20代ぐらいの若者を指して「戦争を知らない世代」と呼ばれることがある。あれが私はすごく苦手だった。
    この前、日本では終戦記念日だったけど現在進行形で戦争は世界中で起きていて、そして今この瞬間も沢山の人が死んでいる。それなのに、どうして知らない世代と区切られて、知ろうとすれば偉いと言われ、平和を願えば偽善と批判されるんだろう。今生きている人はみんな戦争の時代を生きる当事者じゃないのかと私は思う。
    この本はそんな心のモヤモヤを具現化したような一冊だった。
    生まれた環境や経験、立場によって戦争へのイ

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    2025年08月17日
  • 読書感想文が終わらない!

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    ネタバレ

    最近は小学校の夏休みの宿題として『読書感想文』は必須でないところがほとんどだけど…

    読書感想文のハードルを下げてくれるお話で夏休み前にぜひ勧めたい一冊。
    物語としても面白く一人ひとりにスムーズに入り込めた。
    友人が中学受験で抜けていく中、水泳に打ち込むこむ6年男子、推し活で友人との温度差を感じつつも合わせてしまう女子、効率的に学校の宿題を終わらせたい受験生…みんな、こんな子いるいる!でした。

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    2025年08月12日
  • 読書感想文が終わらない!

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    夏っぽい「読書感想文が終わらない!」ってタイトルと爽やかな表紙のイラストに惹かれて手に取った☆

    すごく良かった!
    面白かったし、勉強になったし、共感した部分が多くて読んでてとても気持ちよかった☆(*´ω`*)
    読んで気持ちがいい本ってなかなか出会わないけど、これは大人が読んでも十分楽しめる中身の濃い内容でした。
    登場人物達の悩みも学生にあるあるの内容だったし、想像できる簡単な終わり方じゃないのもすごく良かった。

    物語だからって、あからさまにハッピーエンドとかバッドエンドって落差ありすぎな話の持っていき方は冷めちゃうんだよなー。

    だからこんなに瑞々しくリアルに感情や表現を文字で伝えられるこ

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    2025年08月09日
  • モノクロの夏に帰る

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    ネタバレ

    読んで良かった。何度も心を叩かれた気がした。『時をかける色彩』、見てみたいし、そこで自分が何を感じるのかを知りたい。
    感動の青春小説と帯にも裏表紙にもあるが、もっと広い大きい小説だと思う。
    わたしにとっては今年1番心に響いた本であることは間違いない。

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    2025年08月09日
  • 青春をクビになって

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    読んでて苦しくなるけど、全く希望が持てないわけでもなく、不思議な読後感が残った。
    登場人物みんな優しくて、一生懸命で、それが余計に辛い。
    私も今はありがたいことにやりたい仕事で生活ができてるけど、そうじゃなくなった時にこの本のことを思い出すだろうなぁ。
    住む場所があること、食べるのに困ってないこと、仕事があること、友達がいること、ひとつひとつにちゃんと感謝しようと思った。

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    2025年08月04日
  • 読書感想文が終わらない!

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    書店で読書感想文課題図書が平積みされているのを見て、その横に同じく平積みされた、青い色が目立つ表紙の本に目が留まった。
    さらにその表紙の青いポロシャツが印象的な女の子のイラストが目に入る。私のように「メガネが似合う女の子だな」と思うだけなら平凡だ。だがもし表紙を見ただけで「あれ、この子のメガネってフレームは赤色だ、それに髪型も似合ってるけど、少しだけ髪の毛がちがう色になってない?」というところにまで気づいたあなた!
    あなたのその鋭い観察眼ならば、きっといい読書感想文が書けると思う。(私は全然気にも留めませんでした。)

    本の帯に「それなら、フミちゃんにおまかせ!」と書いてあるのを見れば、表紙の

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    2025年08月03日
  • さよならクリームソーダ

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    きらきらと舞い上がっていく気泡に、置いていかれる。この世界を満たす青が、滲んだ感情を身体中に流し込む。僕を息苦しくさせて、冷たく深く痛めつける。さよならも、言えなかったんだ。白い夢からもう目覚める時間だな。絵筆に触れた気泡がそっと、弾ける。

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    2025年08月02日
  • マウンドの神様

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    もっと早く読めばよかった。タイトルと表紙から、甲子園の話かなと思ったけど。野球って括りね。東川さんのベースボールキャップにまつわる話しが面白かった。

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    2025年07月19日
  • 願わくば海の底で

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    ネタバレ

    器が小さくて、臆病で、残酷。他人から憎まれ、疎まれ、嫌われながら、恐らく1番傷ついていた菅原晋也に深く感情移入してしまった。
    東日本大震災で行方不明になってしまった彼の記憶が、生き残った彼の周りの人々の人生に織り込まれ、浄化されていくのが切ないが妙に現実的だと思った。彼に対して、もっと複雑な感情を抱いていたはずの人たちも、罪悪感と後悔と苛立ちに疲れ、やがて彼を記憶の底に沈めてしまうのかもしれない。
    それでも目を閉じて彼を思い出す、その幕間の一瞬に、愛されたいと願っていた菅原晋也という人間に対する祈りが少しでも含まれていたなら救いだと思う。今年読んだ中では1番好きです。

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    2025年07月16日
  • 夜と跳ぶ Re:東京ゴールデン・エイジ

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    スケートボード小説第2弾。
    東京五輪の金メダリスト・エイジ
    パリ五輪の金メダリスト・マシュー
    因縁の二人がロスオリンピック予選大会で火花を散らす──。

    あー、もう最高!!
    なんて爽やかで、熱くて、スリル満点のスポーツ小説なの!
    エイジとトモ、丈太郎にまた会えて嬉しい。
    読み終えて心地よい余韻に浸っています。

    スケートボードのスポーツ小説ですが、エイジと彼のフィルマー・丈太郎との絆も熱い!
    大人というにはかなり無鉄砲でお人好しな丈太郎も、ツンデレなエイジもいいなぁ。
    ホントこの二人好きだし、良いコンビ。

    児童養護施設出身のエイジとトモ。
    家族以外に信頼できる大人がいるって大事。それはどんな

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    2025年07月06日