田中慎弥のレビュー一覧

  • 孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考 増補改訂版・孤独論

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    大学中退してひたすら家で本を読み小説を書いて(バイトもせずに)、33歳で新人賞とってデビューっていうのはなかなか普通の人にはできない。どういう精神なのかと思うけど、別に本人とお母さんがそれでいいと思っていたら、それでいいのかもしれない。苦しみがなければいいのかなと。
    お母さんはよく我慢したもんだと思うけれども、別に母子べったりの生活だったようでもないし、半分諦めて淡々と生活してたのかもしれない。
    しかし本が大好き、本が肥やしみたいな人生って羨ましい。作家だから書いたらそのぶん、読んで体に取り込まないといけない。読書は栄養なのだ。それもなんとなくわかる。
    私も読書だけして生きていけたらいいな。ほ

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    2026年05月19日
  • 孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考 増補改訂版・孤独論

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    ネタバレ

    「人間の脳、身体は、いわば言葉の容れ物です。そこから言葉をどんどん出して、出したぶんだけまたどんどん容れていかなくてはならない。他者の言葉を知らずして、自分の言葉は生まれません」

    「自分の外側から言葉を獲得し続けて、内側にどんどん蓄えていき、もう収まり切らないというところまで溜まると、言葉は外に出たがるようになります。すると身体がごく自然に 『書く』というアウトプットを求めるようになるのだとわたしには思えます」

    要約すると言葉の新陳代謝を活性化しなければならないということなのではないでしょうか。

    このレビューを書くという行為も他人の言葉を容れていった後、自分の言葉でアウトプットしているこ

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    2026年04月18日
  • 孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考 増補改訂版・孤独論

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    内容は割と普遍的で、自己啓発本として読む方は物足りないと思うかもしれません。
    奴隷の考え方について、人は何かから独立している状態と何かに従っている状態が共存していると考えているので、著者の考えにはちょっと疑問がありました。
    とはいえ仕事でもなんでも自分の頭で考えることと、読書などで自分の内側をアップデートする必要があることは事実だと思うので改めて学べたのでよかったです。

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    2026年02月16日
  • 孤独論 逃げよ、生きよ

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    大学入試に失敗して以来15年間引きこもりながら働いたこともアルバイトすらしたことがなく、携帯もパソコンも持たない著者が組織や世の仕組みについて語っていて、面白かった。
    この生き方だと殆どの人が悩みそうなことには悩まず信念を貫いて実際小説家になって芥川賞までとるのがすごい。
    ある意味ものすごく説得力があったしこの方のお母さんもすごいと思った。
    ものすごく変わってるけどほんのり優しい人なのかもとも思いました。

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    2026年02月08日
  • 共喰い

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    100ページ程度の短編 芥川賞受賞作品
    映画視聴済 淡々と書かれてる
    映画の方がわかりやすいのか入り込みやすかった
    短いからサクッと読めたが印象に残る作品

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    2025年12月11日
  • 孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考 増補改訂版・孤独論

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    著者の経歴などとシンパシーを感じるところもあったので読んでみました。

    個人的には帯とまえがきで十分かなという感じでした。
    まあ孤独であることに以前ほど悩んでいないからそう感じたのかもしれません。

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    2025年12月10日
  • 孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考 増補改訂版・孤独論

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    純文学は私にとっては難しくてあまり読まないのだけど
    この田中慎弥さんはなんかずっと気になってしまう存在。
    芥川賞受賞の時の印象が強いのかもしれない。
    この本はエッセイというか…複雑な自分の考えを書き殴ったような。あまり纏まりはないかもしれないけど、それが人間というもの。自分をさらけ出してる感じがして良かった。

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    2025年12月07日
  • 孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考 増補改訂版・孤独論

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    第四章「なぜ読書が必要なのか」、第六章の「「棚からぼた餅」論」、第七章「家族は孤独を癒すのか」は特に興味深く、作家らしい洞察力に満ちた独自の視点に膝を打って読んだ。
    他の箇所については、部分的には共感するのだが、2025年に出た本にしては古い論調だな…と思ってしまった。
    根底に流れる「同調圧力とか嫌なことからは逃げていいけど、まあ最終的には努力とか自己責任の能力主義だよね」みたいな雰囲気が、どこか青木真也の著書『空気を読んではいけない』みたいな、ごくごく一部の尖った経歴の人が強者の目線から私的自論をつらつらと述べる 2010年代の煽り系ビジネス書(?)に似てるというか…。
    本著は2017年に出

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    2025年11月26日
  • 共喰い

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    最近は母娘の話を読むことが多かったので、表題作の父息子が興味深かった。
    父のインパクトが凄くて他の全てが背景に見える。

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    2025年10月10日
  • 図書準備室(新潮文庫)

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    【図書準備室】
    ニートの話
    中学の古参教師の戦場で犯した罪の告白人生をひとり語りで語っており、ニートの立場の主人公が語る事で時代の価値観みたいなものを考えさせられた。

    【冷たい水の羊】
    いじめの話。
    いじめられている事を心配して先生に相談してくれるクラスメイトがいるのに、いじめと認めない主人公。読みながら、直視できない部分と理解できない部分は流し読みになってしまった。
    いじめる側の高揚している気持ちや恐怖で支配されてしまう後輩、父親の選挙の準備て両親は息子の事まで気が回ってない様子、それぞれの立場の気持ちが描かれていて、いじめられる側だけを意識することなく読めて、いろんな立場を考察する気持ち

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    2025年09月24日
  • 共喰い

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    何とも言えない。あまり響かず。主人公以下、登場人物の行動がよく理解できず。悪いやつならもっと荒んでいるのが自然で行動だけおかしくて、思考が大人しくそこがよく理解できなかった。悪い人の思考パターンを作者は知らないのかと感じた。それとも知った上でリアリティ無視でメルヘンチックに人物造形したのか?いずれにせよ面白い試みとは思えなかった。田中慎弥本人はめちゃくちゃ面白いのにな。

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    2025年08月17日
  • 完全犯罪の恋

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    3.8 誰かの人生や思い出に残る人でありたいと願う物語。恋愛はその可能性が高い関係である。一方的であることは多いけどね。まあモテてモテてと言う人生ではない人には刺さる話。

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    2025年06月26日
  • 共喰い

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    女性が文学上で羽織らされる理想像の形にもかなり色々あるな...と感じた。海や川になにか大きなものを感じているのか、決して綺麗なものでは無いと描写する一方で心の拠り所になっているのが2作とも共通している感じがする。
    個人的には最後の瀬戸内寂聴さんとの対談が一番面白かった。源氏物語の話が読めて満足。

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    2025年05月25日
  • 完全犯罪の恋

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    「愛」と「完全犯罪」は両立するのか? 田中慎弥が描く、背徳の果ての純愛

    愛するがゆえに、壊さずにはいられない。
    奪うことでしか、手に入れられない。

    田中慎弥の『完全犯罪の恋』は、そんな危うい愛の形を突き詰めた物語だ。登場人物たちは誰もが孤独で、報われぬ想いを抱えながら、互いに深く絡み合っていく。そして、その果てにあるのは——「完全犯罪」と呼ぶべき、ある決断。

    田中慎弥の端正かつ研ぎ澄まされた文体は、まるでナイフのように鋭く、読む者の心を抉る。情熱と狂気が紙一重のバランスで描かれ、読み進めるほどに背筋がぞくりとする。そして、気づけばあなたもこの危険な物語の虜になっているだろう。

    「愛」と

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    2025年03月08日
  • 死神

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    ネタバレ

    死神

    著者:田中慎弥
    発行:2024年11月30日
    朝日新聞出版
    初出:「小説トリッパー」2022年春季号~2024年夏季号

    私小説と言っていいのだろう。子供の頃から自殺を考えていた少年が、死神と出会う。その死神とは、自殺することになる人間にとりついて(担当になって)、自殺をちゃんと見届けるというのが仕事である。決して自殺するように唆しはしない、ただ見届けるのが仕事なのだ、という。ところが、担当する人間との会話を通じて、それは唆しているように思える。

    主人公は田中で、小説家になることを目指している。本ばかり読んでいるが、学校の勉強はできない。父親は有名大学を出て一流企業に勤め、昔ながらの

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    2025年01月31日
  • 死神

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    この作品は作中にあるとおり「ファンタジー」なんだろうが、妙にリアルに感じられて面白かった。P48では一文が10行にも渡り、釘付けになって何度も読んだら、それがこの小説全体を物語っているように感じられた。
     出会うなら伊坂幸太郎さんの死神と田中慎弥さんの死神とどっちがいいかなと考えながら読んだが、どっちもややこしそうなので、出来れば出会いたくない。

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    2025年01月25日
  • 死神

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    父親に虐げられ、暴力を振るわれる母親と『私』。学校では理不尽な虐め。日常化する負の連鎖を絶ち切ろうと死を願望する『私』だが…私小説。登場する死神が『DEATH NOTE』のリュークを思わせた。

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    2024年12月26日
  • 孤独論 逃げよ、生きよ

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    孤独とは、自分と向き合い自分の頭で考えることのできる時間のこと。
    苦しみから逃れて生きろ。生き延びろと伝えたい著者はきっと優しい人だろうなと思った。

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    2024年12月17日
  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)

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    寂しさや不安から来る孤独や一人ぼっちの孤独なら分かる気がする。17人の作家陣の考える孤独と孤独へのアプローチが様々で、孤独って奥が深いんだなと思った。想像力や創造力を生み出す有意義な孤独を味わいたいと思った。

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    2024年09月14日
  • 完全犯罪の恋

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    ネタバレ

    とても面白かった。
    あまりにも文章が上手い。その上で思っていたよりもストーリーがしっかりしていて、面白かった。
    川端康成も三島由紀夫も一冊も読まずにこの本を読んでしまったことは失敗だった。せめて『仮面の告白』『雪国』くらいは読まねば。
    緑が一時期、田中と森戸の両属状態にあったという点は普通にクズだと思った。
    透明な罪悪感。

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    2024年08月18日