【感想・ネタバレ】ひよこ太陽のレビュー

あらすじ

今日も死ななかった。あの帽子を見たために、今日も死なずにすんだ――。一緒に住んでいた女に出ていかれ、切り詰めた生活でひたすら小説を書く40代の男。書けない日々が続き、いつしか死への誘惑に取り憑かれた男に、ある日人探しの依頼が届くが……。虚実のあわいで佇む作家の日常を描く連作小説集。芥川賞作家の新境地作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

売れない作家の日常、書くことに関する不安と葛藤が目まぐるしく現れてます。
白い帽子の男の子もGも夢なのか現実なのかわからないけれど、わからないからいい事もあるかも。

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2020年09月10日

Posted by ブクログ

ギリギリ生活ができる程度の
売れない小説家の不安定な心情を描く。
いずれはヒット作を出して欲しいと願う。

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2019年09月17日

Posted by ブクログ

死に依存し、妄想にとりつかれ、何の為に生きているのか自問しつつ、それでも生きる作家。不条理だ。不条理極まりない。登場人物の誰しもが、どこかしらだらしなく、どこかしら弱い。もやもやしながら読む作品。ひよこ太陽は、みつからない。

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2019年07月19日

Posted by ブクログ

「断ったりして気の弱い委員の方が倒れたりしたら、都政が混乱するので。都知事閣下と東京都民各位のために、もらっといてやる」

調べると、彼が芥川賞を受賞したのは2012年。影のある二枚目なルックスと人を食ったようなコメントに痺れた。同時受賞の西村賢太もキャラが立っていて、文壇に盛り上がりを感じた事を思い出す。その後、先に逝ったのは西村賢太。私小説は、同時代では西村の方の専売特許のはず。しかし、田中慎弥もその路線で、年老いた母にすがりながらのデカダンスを語る。

本作は、どこまで実話か、どこまで本音か分からない。登場人物は作家だし、自身の日常を描いているようにも見えるが、見ている世界がぼんやりしている。そしてその観念世界に、言葉にしていない感情を託しているようにも、そこに何か危うさのようなものさえ感じる。

やはり嫌いじゃない。
この危うさ、著者のファンだな、と思った。

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2024年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みにくい作品でした。結局夢か現か分からなくなりました。何が言いたかったのか、分かりませんでした。難しい。

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2023年11月10日

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