務台夏子のレビュー一覧

  • だからダスティンは死んだ

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    海外作家さんのサスペンスは ほぼほぼ初読書で、途中で挫折しそうになった(笑)犯人がわかっているのに、きっとこの人 殺されちゃうんだし、みたいに読んで気がついた。そもそも夫婦って 秘密めいたこと持ってる。お互いがお互いを探り合うとか なんとなく目が離せないとか、あるわーという感じ。隣が気になるのも もちろん、ありだ。それが殺人に繋がっちゃうのが サスペンスなんだなぁ〜と思ったところ。登場人物はみんな クセが強すぎ。

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    2024年03月20日
  • ケイトが恐れるすべて

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    ネタバレ

    「そしてミランダを殺す」を読んでから、この作品を読む。そして~は最初から犯人の視点から物語が進むので、あまり面白く無かったが、今回は犯行には、まったく係わっていない人物の視点から語り始めたので、多少は面白いと感じたが、途中で早々に犯人が分かってしまう。これはそして~を読んでいるので、作者のワンパターンなトリックで、直ぐに気が付いてしまい興ざめする。
    主人公を始め、精神的に問題の有る人ばかりが出てくるので、少し現実味が無い様にも思えるのだが、逆に世の中、本当はおかしな人ばかりなのかもしれない(笑)
    前作同様、ミステリー初心者の方が読むのに丁度よい小説ですね。

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    2024年03月14日
  • 8つの完璧な殺人

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    ミステリー専門書店の店長マルコムのもとにFBI捜査官のグウェンが訪れる。マルコムが以前ブログに書いた「8つの完璧な殺人」というリスト中の作品に相似した殺人事件が起こっており、また被害者の中にマルコムの知人もいた…。

    ・感想
    8つの作品の中に有名なクリスティ作品もあったので語り手が信用できない事、その先の展開はすぐ把握。
    クリスティ2作以外は未読なので、全部知ってたらより楽しめるんだろうと思う。
    マルコムは別に悪人なわけじゃないっていうか優しくて善良な人なのでラストは切なかった。

    もう一捻りくらいあるかと思ったらそんな事もなく肩透かしなとこもあった。
    とある登場人物は絶対に職業偽

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    2024年03月02日
  • 8つの完璧な殺人

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    ネタバレ

    まるで自分が追われているみたいに、ハラハラしながら読んだ。(え、そんなことまで今話しちゃって大丈夫なの⁈のような笑)

    それにしても交換殺人は、後から殺す方が不利…ですよね?(いくらアリバイがあるといっても、自分が恨みを持つ人が殺されて、警察から疑われている中、殺人を決行するのは至難の業では…なんて思ってしまう)

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    2024年02月28日
  • 8つの完璧な殺人

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    8つの古典推理小説を紹介するのか?
    推理小説を書くのか?
    、、、わたしの辛抱が足りないのでしょうが、
    8つは多いな、もう少し絞った方が読み易いなと感じました。

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    2024年02月26日
  • 償いの雪が降る

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    余命幾許もない元受刑者の老人と知り合った青年が約30年前の殺人事件の真相を追う縦軸に、躁鬱病の母親と自閉症の弟を抱える彼の家族問題、アパートの隣に住む女子大生とのロマンスという横軸が絡み合う豊潤なミステリー小説。海外ミステリーを読み慣れていれば中盤で真犯人の予想がつくだろうし、その後の展開も決して目新しくはない。しかしながら、不完全なヒーロー像を体現する主人公・ジョーの奮闘ぶりや爽快感溢れるラストシーンといい、実直かつ熱量のある作風が魅力的だ。ジョーが主人公の正式続編があるようなので、そちらも読むつもり。

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    2024年02月19日
  • そしてミランダを殺す

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    詰まらなくは無いけど、物語が退屈、殺人計画も杜撰で運が良いだけ、今までの人生が上手く行き過ぎなんだよね。
    最後のおちは確かに「太陽がいっぱい」を彷彿させる。
    少し期待外れだった。
    ミステリーをあまり読んだ事が無い人に薦めるには丁度良い作品。

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    2024年02月10日
  • アリスが語らないことは

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    拗らせると怖い
    思春期の大人に憧れる気持ちがひしひしと伝わる
    アメリカの街に入り込むのに時間がかかった

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    2024年01月11日
  • だからダスティンは死んだ

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    精神疾患のある主人公の言い分を周囲がなかなか信じてくれない、というタイプの話は読んでいてストレスを感じてしまう。登場人物全員に魅力を感じなかった。

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    2024年01月07日
  • 8つの完璧な殺人

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    名品。巻末の千街晶之氏の解説が適切だ。アガサ・クリスティ的な、「嘘は書かれていないが、事実は語り落とされている場合がある」というあの名作を発展させつつ、パトリシア・ハイスミス的な曖昧で薄暗い心理領域を抱えた、自分さえも信じられない人間の姿を表現する。2人の巨匠の長所を描出し合体させるという離れ技である。ここに「歯と爪」のバリンジャー的なテイストも感じた、と付け加えておきたい。

    数々の名作のネタバレがあるので、「見知らぬ乗客」はもちろん、「アクロイド殺し」「赤い館の秘密」は読んでおいたほうがいい。そういうマニアに向けた作品だ。「処刑台広場の女」よりは圧倒的にこちらだな。

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    2023年11月29日
  • たとえ天が墜ちようとも

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    CL 2023.11.23-2023.11.25
    「償いの雪が降る」のスピンオフ。
    今頃この作品の存在を知って遅ればせながら読む。
    殺人事件をめぐって警察官と弁護人という敵対する二人が主人公。
    なので単なる警察小説ではなく、法廷小説というだけでもない。どちらもが正義を為すために力を尽くす。敵対する立場でもどちらにも感情移入できて気持ちよく読めた。

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    2023年11月25日
  • 8つの完璧な殺人

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    ネタバレ

    回想録とあるように、一人称の叙述で、「信頼できない語り手」を想起させる。

    引き算していけば、犯人の見当はついてしまうのだが、その人についてはほとんど語られていないので、ちょっともやもやする。
    主人公も共感できるキャラではないし…

    ただ、ミステリ好きとしては、作中に名前が挙げられている作品にはやはり興味を引かれてしまう。

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    2023年11月24日
  • 過ちの雨が止む

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    『償いの雪が降る』の続編。
    AP通信社に就職したジョーが、自分の父親の殺人事件を追う。周りから忌み嫌われる父親の実態と取り巻く人々の人間模様が描かれる。改心した母と会う、ジョーと弟ジェレミーの場面は圧巻。ジョーの成長も感じられ、読後感は良い。

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    2023年10月26日
  • だからダスティンは死んだ

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    隣同士の若い夫婦。越してきた夫婦は夕食に招かれ、その書斎でトロフィーを見る。招かれた版画家のヘンはそれはある殺人事件の現場から持ちされれたもので、そこの主人マシューが犯人ではないかと思い始める。

    ヘンは逡巡ののち警察に通報するが、過去に躁鬱病をわずらったこともあり、相手にしてもらえない。独自にマシューを尾行すると・・

    マシュー、その妻マイラ、ヘン、その夫ロイド、この4人の心の内が描かれる。事件が進むにつれそれぞれ夫、妻に対する感情が変化してゆくのがなんだか悲しい。

    最後に2つのへえー。マシューの弟と、ヘンが何故過去の殺人事件を覚えていたのかも明かされる。結果として何とか均衡を保っていたも

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    2023年10月14日
  • 償いの雪が降る

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    大学生のジョーが、末期癌患者カールの冤罪を晴らすべく、事件の真相に迫る。前半は、ジョーの複雑な家庭環境やカールの半生が語られる。後半は、緊迫感に満ちた、犯人との格闘が綴られる。ハラハラする展開であるが、読後感は良い。自閉症の弟ジェレミーも愛らしい。

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    2023年10月06日
  • ケイトが恐れるすべて

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    導入はよかったのに、読み進むにつれて入れ替わり立ち替わり視点が変わり、同じ場面が何度も繰り返されるとさすがにまどろっこしく感じてしまった。
    別の視点から見たら実は…という手法は好きだけど、今作ではあまりうまく活かせていなかったように思う。ただ冗長なだけというか説明過多というか。ケイトともう一人くらいに絞ったほうがよかったのでは。
    ケイトはいつも最悪の事態を想像をしてはパニックを起こしそうになっている。それなのにホラーやサイコ作品が好きというのが不思議。

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    2023年09月06日
  • 償いの雪が降る

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    ミステリというよりもスリラー色が強い。謎解きあり、サスペンスあり、人間ドラマもきちんと盛り上がりと読者を楽しませてくれる。ただ、この手の小説はあちこちに溢れていて展開が読めてしまうのが難点(こういうタイプの小説に意外性を求めるのはお門違いかもしれないが)である。ストーリーテリングはしっかりしており、佳作といったところだろうか。

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    2023年08月26日
  • だからダスティンは死んだ

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    ネタバレ

    2年半前の事件の被害者の持ち物であるトロフィーを、マシュー宅でヘンが発見するところから一連の話は始まる。
    優しそうでありながら隣人に秘密を暴露する大胆さもあるマシューだが、まさかの、弟の存在。
    最近読んでる本でよくあるネタだが、好きだ。

    マシュー側から接近禁止命令まで出してヘンをいかれた女扱いしていた流れから、世間的にはいかれた女だからあいつが何を通報しようが誰も信じまい、ならば今まで秘密にしてきたことを暴露する相手として良いんじゃないか、と、マシューとヘンが秘密を持つ共通の友人という関係になり、バーで会話しているのが奇妙で面白かった。

    暴力的な父と、それに従う母という、問題のある両親の元

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    2023年09月06日
  • 償いの雪が降る

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    む。なんか皆さんの評価が高い。むむ。自閉症の弟の面倒を見ながら学生をやっている主人公。課題で老人にインタビュー取材。老人ホームに行ってみる。職員に紹介された人物は、無職の罪で裁かれ、病気であと数ヶ月の命だった。まあ色々あって、この主人公が隣に住む好きな女性と協力してなんと、老人の無実を証明してしまう。。。。もーごめん。途中からなんかひいてしまって、「ありえんやろ」しか感情が浮かんでこず。ちょっとサクサク展開しすぎて、もうちょっと困難が途中にあれば面白かったかも。

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    2023年07月28日
  • ケイトが恐れるすべて

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    読みはじめて、、、あれ、なんかどこかで、、、と、思ったら、
    そして、ミランダを殺すの著者と同じ人だった。
    失敗したなぁ、、、、
    あの、なかなかミランダ殺さない本と同じ人かぁ、、、、と、思ったら、案の定進みの遅いミステリーでした。笑

    海外がこういうのが多いのかもかぁ?

    近隣情報をモリモリ盛ってもって、やっぱり犯人はこの人。みたいな。笑
    いや知ってたし、そうだよね。
    伏線のような伏線じゃないような。
    帯に、真相が明かされた瞬間驚愕で震える!

    って書いてあったけど、これは誇大広告で訴えられるわ。

    淡々と始まって、だよねーで、終わった。

    ただ、一つ言えるのは。
    こんな淡々と始まって終わるのに

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    2023年07月03日