務台夏子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
うーん、私には余り合わなかった。
いいな、と思う表現は度々あったのだけど、全体的に冗長に感じてしまった。
時間を掛けて小出しに読んでしまった所為もあると思うが、徐々に謎が解明されていくとか、謎が謎を呼ぶとか、そういう感じではなく、延々と冒頭部分が続いて、後の数十ページにパラパラパラッと全てが唐突に明らかになった感じ。これならこんなに長い話にしなくても良かったんじゃないかと思ってしまった。
正直、オーレンとイザベルの関係に関しては、どうでも良かった、というかむしろストーリーの邪魔に感じた。あの2人の関係をユーモラスと感じる人もいるだろうけど、私には「いい大人が馬鹿みたい」としか思えず。
セアラとスワンが痛ましかった。 -
Posted by ブクログ
シリーズの2作目らしい。初めての作家さんです。
最初から読んだ方が感情移入できるらしい。
中心になっているのは、アマンダ殺害の犯人探しなのだが
亡くした妻への思いが強すぎて、その亡霊と共にステージに立つ
伝説のマジシャンの話やら、超能力?でモノを飛ばす
少年との話なんかも紛れ込ませ、怪しい雰囲気も漂わせている。
一見関係ないような話なのだが、後半に向かうにつれ
この話が絡み合ってくるのですよ。
さすがに結末には驚きました。
ストーリーだけを考えると、面白いんだけど読みにくい。
やたらと比喩の表現が多くて、ストーリーの流れに乗れなかった。 -
Posted by ブクログ
最新作「吊るされた女」がとても面白かったので、シリーズ一作目から読むことにした。ヒロインの刑事マロリーがほれぼれするくらいクールでカッコイイ。それ以上に、ストリートチルドレンだった彼女を引き取って育てたマーコヴィッツ夫妻との温かな絆が胸を打つ。
本作冒頭でそのルイ・マーコヴィッツは捜査中に殺されてしまうし、妻のヘレンもすでにこの世の人ではない。でも、第六作である「吊るされた女」でも、この養父母の存在感はとても大きい。協調性などかけらもなく、我が道を行くマロリーだが、犯罪捜査においては頭の中に常にルイがいて彼女を導き、無償の愛を注いでくれたヘレンの思い出が彼女を支えている。
マロリーは、ちょっとあり得ないほど極端な設定のヒロインだ。尾行が不可能なほどのずば抜けた美貌に、コンピュータを駆使する天才的な頭脳、悲惨な生い立ちから来る人間的な感情や倫理観の欠如などなど。しかし、マーコヴッツ夫妻をはじめとした周囲の人たちの造型がとてもうまく、マロリーの魅力を際だたせている。「ミステリ史上もっともクールなヒロイン」という評に納得。
本作には「壊れた人たち」が何人も登場する。それぞれにぞっとするものがある。そのインパクトが強くて、ミステリとしてのストーリーを見失いそうになるくらいだ。このバランスの危うさと、プロローグの意味がわかりにくいことから、ここは厳しく★三つ。でもこのシリーズは「買い」です。 -
Posted by ブクログ
家政婦ハンナの求めに応えて20年ぶりに故郷に戻ってきたオーレン。夜、戸口の外に骨がこつんと置かれていた。それはここのところずっと続いていると言う。どうもその骨は森で行方不明になって亡くなった弟のものらしい。
そしてドアには内側から閉める3重の鍵が取り付けられていたり、家の車の鍵をハンナはなぜか戸棚の缶の中に閉まっておいたり。この家でいったい何が起きているのか。弟の死の真相はいったい?! 戸惑いを隠せない『10代の頃から熟女キラー』のオーレン!
序盤、それぞれの登場人物の行動の意味がよく分からないところが多くて、伏線だとしても回収されるときには覚えていないだろうな~と思ったのと、文章の人物の視点がホイホイ変わるのにしばらく慣れなかったのでモヤモヤしてあやうく積読行きになるところだった。
けれど読み進めるほどに、味が増してくる。主人公オーレン含めて全員怪しくなってくる。そして全てが愛ゆえの行動なのだと分かってくる。(殺人は例外だけれど。)
ひらひらワンピースを着た中年女性ポーク捜査官の狐の化かしあい、スーパー家政婦ハンナの活躍、ケイブル保安官とデイブ副保安官のダメダメっぷり、イザベルの怒りのもちの良さ…などなかなか面白かった。 -
Posted by ブクログ
「レベッカ」の作者デュ・モーリアの作品で、「レベッカ」とは
姉妹作と言う評判のようです。
レベッカでは主人公「わたし」は身寄りの無い若い女性でしたが
本作の「わたし」は、異国で亡くなった従兄の後を継いで
領主になった青年フィリップです。
その彼の所に、亡くなる前に従兄と結婚した女性「レイチェル」が現れて、
「フィリップ」は段々と恋に落ちていく事になります。
しかしレイチェルにはよくない噂もあり、フィリップは
次第に追い込まれていって…という話です。
余り劇的な展開が無く、どちらかと言うと独りよがりに
暴走していくフィリップが、はた迷惑だなぁと言う感想を持ちました。
その暴走していく様こそ、この話の見せ場なのだとしたら、
それは成功しているかもしれません。
ミステリやサスペンスと言うより、恋愛ドラマとして読む方がいいと思いました。