あらすじ
マロリーが殺された? 部下の報告で検視局に駆けつけたライカーが見たのは、彼女の名前の入ったブレザーを着た別人の死体だった。身元を突き止めたマロリーとライカーは、被害者アマンダ・ボッシュの住居を調査する。くまなく掃除された部屋。消去された名簿ファイル。彼女自身のことを書いたと思われる小説原稿。そして猫――唯一の目撃者? マロリーは復元した名簿を手がかりに高級コンドミニアムに潜入し、容疑者たちに仮借ない捜査の手を伸ばす。上流階級の虚飾の下に澱む策謀と欲望。ひとりの女を死に追いこんだ「嘘つき」は誰なのか? 善悪の彼岸に立つ、非情にして無垢なヒロインの活躍を描く、シリーズ第2弾!/解説=川出正樹
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Posted by ブクログ
前作よりだいぶ面白かった。
が、それは猫が登場したからかも。
古いバージョンなのか、表紙も猫でかわいかったし。
ストーリーとしては、いきなり幕開けで主人公が殺されたが、
そのショッキングさが生かされていな感じ。
判事をやりこめて、少女を救い出して、
事件解決以外も大活躍で、胸がすっとするが、
チャールズをもうちょっと大事にしてあげて。
次作にも、この猫が登場すると良いんだけど。
Posted by ブクログ
シリーズの2作目らしい。初めての作家さんです。
最初から読んだ方が感情移入できるらしい。
中心になっているのは、アマンダ殺害の犯人探しなのだが
亡くした妻への思いが強すぎて、その亡霊と共にステージに立つ
伝説のマジシャンの話やら、超能力?でモノを飛ばす
少年との話なんかも紛れ込ませ、怪しい雰囲気も漂わせている。
一見関係ないような話なのだが、後半に向かうにつれ
この話が絡み合ってくるのですよ。
さすがに結末には驚きました。
ストーリーだけを考えると、面白いんだけど読みにくい。
やたらと比喩の表現が多くて、ストーリーの流れに乗れなかった。
Posted by ブクログ
マロリーシリーズの2作目<ですが私は他のは未読>猫が出てくるミステリと思って読んで、マロリーの動物への扱いはちょっと閉口。ミステリとしては面白いし、謎の過去を持ち結構破綻した性格のマロリーは個人的には嫌いじゃないのだけど、作者が動物(特に犬)嫌いなんじゃないの?と思うような感じも。猫のノーズがけなげで好きw