務台夏子のレビュー一覧

  • アリスが語らないことは

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    過去と現在の二部構成で話が進み、ある場面でその2つの話の秘密が明らかになる。
    サスペンスということもあり、中盤以降の怒涛の展開にとてもハラハラさせられた。原題は「All the beautiful lies(すべての美しい嘘)」ということを解説で知ったのだが、結末を知った上で改めて邦題の意味を考えると、粋な翻訳だと感じた。

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    2023年06月20日
  • だからダスティンは死んだ

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    CL 2023.5.30-2023.6.1
    相変わらずの気持ち悪さ。
    どの登場人物も何かしら抱えていて信頼できないところがあり、どんどん不穏になっていくのが面白い。

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    2023年06月01日
  • だからダスティンは死んだ

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    ネタバレ

    ミステリかと思って読み始めたらサスペンスだった。
    隣人が犯人か…?という話が続くのかと思いきや、犯人はそいつだと早々にわかり、そこからさらにいろんな視点で話が広がっていく。

    序盤の緊迫感などは好きだったけど、途中からはちょっとトンデモ感があるかなぁと。
    この手の真相はあんまり驚きもないしちょっと古い感じもするし…
    あとこれは現代の話なんだよね?監視カメラとかないの?いくらなんでも警察が無能すぎる気がする…

    サクッと読めてアッという気持ちになりたいときにはいいかもしれない。

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    2023年05月29日
  • だからダスティンは死んだ

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    ネタバレ

    主人公ヘンのトラウマが最後に分かったけれど、それまでに殺人を防ぐ方法がありそうな気がした。マシューとリチャードの関係性にいつ気付くかがこの作品の鍵。なんとなくわかってしまったのが残念。

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    2023年04月10日
  • アリスが語らないことは

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    ネタバレ

    完全なネタバレ

    とてつもない衝撃とあったので期待して読んだ。
    確かに衝撃的ではあったけれど
    少々気持ち悪く、受け入れ難かった。

    イーディスの夫であり継父のジェイクxアリス
    ビルxアリス
    アリスx彼女と結婚したビルの息子ハリー
    ビルxグレイス

    この4組の年配のほうの性的嗜好の物語。
    ジェイクがジョンとしてビルの仕事を
    手伝っていたのには驚いた。
    そしてジェイクとアリスがそれぞれ
    同じような目的で結婚した事にも驚いた。

    ハリーにビルの遺伝子が受け継がれていませんように。

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    2023年02月18日
  • 償いの雪が降る

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    ジャケット、タイトルの素敵さから購入。
    面白かったです。
    アレン・エスケンスさんの日本デビュー作。
    主人公のジョーは、毒親、自閉症の弟をもち、大学の学費を払うにもなかなか払えないという苦境にある。
    それでも勤労しながら大学に通っている最中、レポートを書くため、老人介護施設で入所者にインタビューをすることになった。そこで出会ったのは、かつて少女を斬殺して有罪となった凶悪犯カール。
    さて、どうなるのかといった…

    非常に重たい出だしから始まるも、最後はとても印象的なラストを迎える。
    少しハッピーエンドすぎるんじゃないかなあ、という。

    それにしても
    『The Life We Bury』の邦題が『償

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    2023年01月18日
  • アリスが語らないことは

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    ネタバレ

    うーん、よく出来た話だと思うが、みんな節操がなさすぎ。主人公のハリーでさえ、なんだかなあと言う感じ。アリスは最後、あんなことになってしまったのも、自業自得というより悪運つきたということか。しぶとく生き残って、不幸にまみれた人生でもよかったかもね。

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    2022年12月03日
  • 過ちの雨が止む

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    過ち・・「過去」の漢字一字でこう読ませるとは、知らなかった。
    ジョーの父親が若気の至りでしたとは言え・・とは言えないかなりの非倫理的父親、小学5年生が書いたような・・なるほど感200%のお粗末、幼稚な手紙で真相が明かされる。
    筋を言えばさほど衝撃的内容は感じなかったものの
     通信社記者ジョーのヒューマニズム、人生観、母親、自閉症の弟への諸々の吐露があちこちに散りばめられ それを読ませんがための作品だったかと思う程。

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    2022年10月21日
  • ケイトが恐れるすべて

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    ネタバレ

    主人公のわりにケイトがあまりストーリーの役に立ってないというか関係ないというかただそこにいただけというか。
    信用できない語り手ばかりでどういう展開になるのか気になって読み進めるも意外と普通で衝撃度は低め。
    中盤で大体の真相がわかって後半は答え合わせみたいな感じだけど、猫がいいアクセントになってたりケイトが病んでるせいだと思われた不可解な出来事が実はヘンリーの仕業だったりと退屈せずに最後まで読めた。

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    2022年10月20日
  • 過ちの雨が止む

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    ネタバレ

    前作『たとえ天が墜ちようとも』がマックスとボーディ、ベテラン同士の信念をかけたせめぎ合いだっただけに、ジョーの未熟さが際立った。
    完全無欠なヒーローじゃなく、ずるくて卑怯なところもある人間として描かれていて、それが魅力のひとつではあるのだけど、さすがに会ったこともない父親の遺産を躊躇なくもらおうとする姿にはがっかりしてしまった。
    一方ライラはというと、司法試験の勉強を最優先にするのが当然という態度に少しモヤッとしたが、やはり賢く良識があり、今回はジョーと別行動だったのが残念だった。また二人で事件を解決していくような話を読みたい。

    二転三転するストーリーで、最後まで飽きさせないのがすごい。ちょ

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    2022年10月05日
  • アリスが語らないことは

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    サクサク読めるし、犯人は意外な人だった。
    結局アリスという人が何を求めている人なのか謎だったのが、不気味な気もする。
    原題は「すべての美しい嘘」だが、ハリーに嘘はなかった気がする。

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    2022年09月19日
  • アリスが語らないことは

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    やっぱりおかしい人たちばかり。「ケイト~」の時はそれがゾワーって感じで引き込まれて面白かったんだけど、今回は…性的倒錯者?が多いというか、思考がすべてそれしかないみたいな感じで、、あまり好きではなかった。
    サスペンス的なのはジェイクの正体だけって感じもしちゃったな。

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    2022年09月02日
  • 過ちの雨が止む

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    ネタバレ

    CL 2022.7.13-2022.7.26
    「償いの雪が降る」の続編。
    深い余韻の残る前作に比べてけっこうドタバタ感がある。ジョーが考えなしに突っ走るのもさらに増えたような。ラストにはあちこち納得いくように決着がついたのでホッとする。
    ただ、ジョーがケガしたとき、もう少し治療してもいいんじゃないかな?
    あと、誰からも嫌われていたトークがDNA鑑定で父親だと証明さて、たとえ多額の遺産が転がり込むとしても、その遺伝子を受け継ぐことに多少でも葛藤してほしかった。

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    2022年07月26日
  • 氷の天使

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    好きなタイプの主人公ですが、お話はまあまあかな…
    悪くはないけど良くもない感じ…
    ページターナーではあったのですが…
    シリーズ3作目まで買ってあるので、少なくともそこまでは付き合います。主人公のその後が気になるので。

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    2022年07月10日
  • 償いの雪が降る

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    真っ直ぐなキャラはまずまずだが、単独行動でピンチってのが繰り返されるとストレスになる。あと、家焼けばDNA消滅ってところには疑問。
    次作はどうか?

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    2022年06月19日
  • ケイトが恐れるすべて

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    短編を積みあげながら最後は一気に。それでも登場人物や物語の流れを振り返ることなく読み進めることの出来る技量に感嘆。

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    2022年06月17日
  • 原野の館

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    このラストでは、おばさんと同じじゃないかと危惧。結構な活劇展開だった。原野というより荒野のイメージだが、原題のママが一番。実在したことにも驚くが、今や四つ星ホテルとは。
    一言。痛みは意識された?何ともな訳。

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    2022年05月25日
  • ケイトが恐れるすべて

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    登場人物みんなどっか精神的にやられてて、怖かった。

    コービンのアパートメントがどんな感じなのか、あんまりイメージできなかった。豪華で広くて部屋数多くて・・・。
    地下につながる階段は、名探偵ポワロでそういうのが出てきたのでイメージできた。海外では普通なのかな?あの構造はけっこう危険だよね。

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    2022年03月10日
  • アリスが語らないことは

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    親が事故死し故郷に帰ってきた息子
    のハリーは、父の死が事故ではなく他殺の可能性があることを知る。
    ハリーはしばらく継母のアリスと二人で暮らすことに…だがアリスには秘密が…

    現在のハリー視点、過去のアリス視点が交互に展開

    何となくトリック自体は読めて少し当たったけどほぼ外れ…
    異常心理を淡々と描写していく「冷たさ」のある文章がやはりスワンソンさんの持ち味、少し肩透かしでしたが面白かった。

    なんとなく、少し前に読んでたクーンツに
    出てくる悪役や、サスペンスに出てくる母親達とキャラが重なる感覚があった。

    今のところ
    1位ミランダ
    2位アリス
    3位ケイト かな。

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    2023年09月03日
  • 愛おしい骨

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    二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、あの日から変わらぬ実家と森から帰らなかった弟の骨だった。玄関先に弟の骨が一つずつ返されていき、少年時代の事件が再度動き始める…

    街の人々のキャラクターや関係性は好きだが、いまいち没入感が掴めず読むのに時間がかかってしまった。詩的な部分もあり本として嫌いではないです。

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    2021年09月16日