務台夏子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジャケット、タイトルの素敵さから購入。
面白かったです。
アレン・エスケンスさんの日本デビュー作。
主人公のジョーは、毒親、自閉症の弟をもち、大学の学費を払うにもなかなか払えないという苦境にある。
それでも勤労しながら大学に通っている最中、レポートを書くため、老人介護施設で入所者にインタビューをすることになった。そこで出会ったのは、かつて少女を斬殺して有罪となった凶悪犯カール。
さて、どうなるのかといった…
非常に重たい出だしから始まるも、最後はとても印象的なラストを迎える。
少しハッピーエンドすぎるんじゃないかなあ、という。
それにしても
『The Life We Bury』の邦題が『償 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作『たとえ天が墜ちようとも』がマックスとボーディ、ベテラン同士の信念をかけたせめぎ合いだっただけに、ジョーの未熟さが際立った。
完全無欠なヒーローじゃなく、ずるくて卑怯なところもある人間として描かれていて、それが魅力のひとつではあるのだけど、さすがに会ったこともない父親の遺産を躊躇なくもらおうとする姿にはがっかりしてしまった。
一方ライラはというと、司法試験の勉強を最優先にするのが当然という態度に少しモヤッとしたが、やはり賢く良識があり、今回はジョーと別行動だったのが残念だった。また二人で事件を解決していくような話を読みたい。
二転三転するストーリーで、最後まで飽きさせないのがすごい。ちょ -
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Posted by ブクログ
親が事故死し故郷に帰ってきた息子
のハリーは、父の死が事故ではなく他殺の可能性があることを知る。
ハリーはしばらく継母のアリスと二人で暮らすことに…だがアリスには秘密が…
現在のハリー視点、過去のアリス視点が交互に展開
何となくトリック自体は読めて少し当たったけどほぼ外れ…
異常心理を淡々と描写していく「冷たさ」のある文章がやはりスワンソンさんの持ち味、少し肩透かしでしたが面白かった。
なんとなく、少し前に読んでたクーンツに
出てくる悪役や、サスペンスに出てくる母親達とキャラが重なる感覚があった。
今のところ
1位ミランダ
2位アリス
3位ケイト かな。