務台夏子のレビュー一覧
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前作から数年後、AP通信の記者となったジョー・タルバートの物語
彼の父親とされる男トークの謎の死から始まり、その人生に巻き込まれていく
相変わらず様々なトラブルを抱えながらも、一筋の希望にすがりつき、複雑な事件と父親に纏わる人々の調査をすすめるうちに見えてくる父の人物像
小さな町の個性的な登場人物たち、徐々に見えてくる事件の背景、ジョーの恋人と家族の問題…
とりわけ、前作ではどうしようもなかった母親キャシーの物語が胸を打つ
変わろうとした母親、変わらなかった父親、正しい道を選び取る強さを得た息子…
人は意志の強さでいかようにも人生を歩み直せる、そう
思わせてくれる小説
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ピーター・スワンソンのミステリ、4作目。
それぞれ独立した話ですが、作者の切れ味は共通。
この作品が一番、面白かった!
版画家のヘンリエッタ(ヘン)と夫のロイドが引っ越してきたのは、ボストン郊外のテラスハウスが並ぶ優雅な住宅街。
ご近所の顔合わせパーティーで、隣家の夫婦と知り合います。
マシューとマイラは仲がいい夫婦だが、マイラは見るからにあたたかく、マシューはちょっと変わっていた。
ヘンは、たまたま興味を持っていた過去の事件に関連する品を、隣家の書斎で見つけてしまう。
それは、ダスティンという若者が殺された事件で、犯人が持ち去ったとされる証拠品…
本当に、犯人なのか?
マシューの方も探りを入れて、なぜか信頼を寄せるように近づいてくる、予想外の展開に。そして…?
このユニークさ、スリル、迫力、異様さ、人間味。
「このミステリーがすごい!」海外編2位。納得☆ -
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ある日、9人に自分の名前が載っているリストが届きます。なぜそこに自分の名前があるのか?他の名前に見覚えもない。そんな意味不明なリストが届いたあと、一人ずつ殺されていきます。
面白かったです。読み始めは、カタカナの名前と格闘でした。私、カタカナ苦手。とにかくいっぱい出てくるので名前と職業、人間関係など把握できなくて大変。でも50ページぐらいまでいくと、それ以降はスラスラ読めるようになり、物語に引き込まれていきました。相変わらずカタカナの名前はいっぱい出てきたのに不思議。
読んでいると、アガサ・クリスティの影響をすごく感じました。それが物語に引き込まれた要因かな。何とな〜く結末が見えてきたと、分かった気になったけど、そうきましたかと騙された感が。終始分からなかったリストの名前の共通点も最後には分かるのだけど、そういう理由で選ばれたのかと思いもしなかった。それは分からないよ。殺されたリストに載ってた人たちは、そんな〜と思っただろうな。あの世で。私の想像以上でした。
私が気になったのは、探偵役がいなかったことです。こういう話はたいていいると思うのだけど、いないままどんどん殺されていく。刑事が調べているのだけど、少ししか出番がない。そこが不思議に思った。刑事はたまに出てきて、ヒントになるような事を言ったりやったりする。あとになって思い返すとそれが伏線だったのかなと思う。それが逆に良かったのだと思う。刑事がグイグイ出てくると、この物語の突然殺される恐怖、世界観みたいなものが壊されてしまう気がする。
静かなサスペンス、そんな風に思えた作品でした。 -
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ネタバレ有名な犯罪小説8作(赤い館の秘密、殺意、ABC殺人事件、殺人保険、見知らぬ乗客、溺殺者、死の罠、シークレット・ヒストリー)になぞらえて、殺人が繰り広げられていくお話です。
直近で読んだ作者の他の作品、「9人はなぜ殺される」が面白かったものの若干もやもやが残ったのでこれはどうかなぁと思いつつ読んだところ、こちらは完全に私好みでした!
やっぱり犯人と被害者との間に強い動機がある方が読みごたえがあると言いますか。「9人…」は逆恨み系の話だったので、面白かったけど動機が薄いなぁと思ってしまったんですよね。
※ここから盛大なネタバレ含みます※
もちろん「ABC殺人事件」が登場するので無関係な人も死ぬことは分かっているのですが(つまり特に動機なく殺されている人もいるので矛盾してるんですが笑)、結局犯人は二人いるという落ちで、しかもその犯人(たち)がサイコパス味とロジカル味を両方あわせもっているおかげで、ランダムな殺人の背景に深みが増すと言いますか。
叙述ミステリチックな要素もあって(8作の中に含まれていない「アクロイド殺し」)、読みながらあれこれ予想したことが悉く外れていったので、めちゃくちゃ面白かったです!(マルはノーマン以外にも殺してるんだろうなとは思いましたが、マーティが犯人だとは思わずびっくり...)
間をあけるとよく分からなくなると思うので、時間があるときに一気読みするのがお勧めです! -
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『あやとりの為に読む』ではなくて、『過ちの雨が止む』です*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
ひま師匠が絶対読まなければダメだと仰っていた本。
一休さんが、すぐポチっとすべきかもと仰っていた本ですっ!
シリーズ読んでいたら、自然と読みたくなってポチりました (๑˃̵ᴗ˂̵)و
ジェレミー!!!(*´∇`*)
会いたかったかも!彼が登場してる方がいいかも!!彼は癒し系かも!!そしてジェレミーは幸せかも!!
主人公ジョーは大学を卒業し、記者として働き始めた矢先に「ジョー・タルバート」という同姓同名の男の不審死を知る。
その男が実父かもしれないという事実に直面する。
ジョーは実父かも知れない人間が殺された街に行く。調査の過程で、彼が多くの人々から恨まれていたこと、そして莫大な遺産や異母妹の存在など、複雑な家族の秘密が次々と明らかになる。
中山七里先生の本ってどんでん返しだらけですよね。
この本も正にそんな感じで、真相が次から次へと。。。え!?まだあるの!?
後半の展開の早さと言ったら、凄いんです!
それだけじゃないんです。
過ちの雨ですよ。過ち。
過ちの雨は止むんです。゚(゚´ω`゚)゚。
先ずは彼女の過ちです。
あー、一作目を読んでいた私にはこれがどんなに嬉しかったか。。。
そしてもう一つ、彼の過ちです。
私には理解出来ませんが、男の子ですからね。
男の子は仕方のない生き物らしいです。
私もこの歳になってだんだん分かってきましたよ(笑)
盛りだくさんなんですよ。
色々な感情が揺さぶられるような、そんな本でした。
翻訳本なのに、一休読み、あれ?私のスマホはいっ と書くと最初に一休を出してきますね(-。-;
一気読みでした!素晴らしい作品でした*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
めっちゃ凄い作品だったのに、私はハウスメイドの方が好き(笑)
あのゾワゾワ感が好き(*ˊᗜˋ*)♡ -
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ネタバレタイトルもそうですが、冒頭で「そして誰もいなくなった」「ABC殺人事件」のストーリーに触れることが注意書きで書かれているので、全員死ぬし、関係ない人も殺されるんだろうなということ自体は最初に分かります。
そしてタイトルの通り9人が対象なので、登場人物がめちゃくちゃ多い!
そのせいか序盤は中弛み感があって、何度か読むのを中断してしまいました。
でも最後まで読んでみると、後半であれよあれよと伏線が回収されていくので、中断したことを後悔する羽目に(結局何度か序盤を読み直しました笑)。
そして登場人物の多さも相まって、私は本当に後半になるまで全然犯人が誰かは分からりませんでした。
結末は他の方も書いている通り、「そんな動機で...?」という感じはあります。
とは言え、世の中の実際に起きている殺人事件を考えると、大概が逆恨みとか通り魔的ものなので、逆に現実的なのかも?と個人的には妙に納得しました。
ただ、ここまで周到に準備して実行するところはサイコパス度120%、さすがピーター・スワンソン作品!
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。瑕疵が無いわけじゃないけど、エンタメとして十分楽しんだ。
最初はキャラクターの多さに把握するのが大変だったが、死者が増えるにつれ、視点人物が減っていくので1/3くらいからどんどん面白くなって、半分のところでは夢中になって最後まで一気に読めた。
ミステリーとしては推理できないけれど、まあワケありなのはわかるし。アガサ・クリスティを下敷きにしているので、展開にはついていけた。
気になったのはジェシカがどうして助かったのか。その示唆が全然わからなかった。元軍人に依頼したのに失敗するなんて。失敗する要素はあったのか?
全体を通して見ると、死者の数を揃えるため?エリックが死んだ分、ジェシカが助かったとか?
あと肌の色の描写されるまでわからないので、サムやジェシカのシーンは興味深かった。ジェシカは黒人の血とベトナム人の血が入ってて、スペイン語が話せそうな見た目?有色人種ではあるんだろうな。
リストの人物の中に犯人がいるお約束が守られてて面白かったし、最後まで読んでから最初を読むと、もろ犯人の名前が最初に来てて面白かった。
ちゃんと仕掛けられている。
教授とシンガソングライターのやりとりはどうなんだろうな。詩を通じて仲良くなれた感じ。でも親同士が知り合いだったとしたら、親の好みが受け継がれていたとかそういうこと?
なんかみんなリストを見て、見たことある聞いたことある、みたいな引っ掛かりを感じていたのも面白かった。
そして親たちは一切子供達に喋らなくて、悪夢としてだったり過去の友人としてだったりでほのめかすばかりで、どの子供達も親の罪を知らずに死ぬのが面白い。
3児の父親のマシューやゲイのアーサーの死後、周りの人はどう受け止めたのかという描写が無かったのが少し気になった。
必要な描写じゃないけど、人はいつか自分が死ぬことを忘れ、誰かが死ぬことも忘れる、ということかな。アーサーは夫のリチャードのことを忘れるのを恐れているし、ジェエシカも記憶を失う。
逆に犯人は忘れられなかったから犯行に及んだということか。