務台夏子のレビュー一覧

  • たとえ天が墜ちようとも

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    最初は翻訳の独特の言い回しに慣れなくて読むの苦労したけど、
    最後になっていくほどドンドン真実が知りたくて止まらなくなってきた!

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    2025年08月17日
  • そしてミランダを殺す

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    海外小説の中でも特に日本作家に近い翻訳でとても読みやすかった。
    海外ならではの伏線で翻弄され、女性ならではの心理描写に恐怖心を植え付けられる。
    幼い頃に経験したことは、その人の一生をかたどるものになるのだと再認識できた。

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    2025年08月15日
  • だからダスティンは死んだ

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    なんとなく手に取った本だけど、期待以上に面白かった!なんかNetflixにありそうなドラマみたいだし、クリミナルマインドにも似たような事件があったような気がする。登場人物もそんなに多くないから入り込みやすくてスラスラ読めた。

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    2025年07月08日
  • 償いの雪が降る

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    とても面白かった。30年数年前に起こった事件の謎を追うパートと、主人公が抱える家庭の問題や隣人との人間関係の進展を見守るパートが交互に続くのだけど、どちらも登場人物たちの罪の告白をきっかけとして、話が大きく進んでいく。最後の方は「間に合うのか?間に合わないのか?」とハラハラ。邦題のセンスがいいなあ。読み終わって、表紙を見なおしてそう思った。

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    2025年04月27日
  • スケープゴート

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    ダフネ・デュ・モーリア、期待を裏切らない。中盤から一気に読んで、他の作品同様、頭から離れない。考えちゃう。

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    2025年04月05日
  • あの夏が教えてくれた

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    正直前半は青春モノの色が濃いので怠く感じてしまったが中盤からグッと物語が進み出すのと前半に丁寧に描かれた主人公とその周囲の人との関係が変わり、明るみになることで一気に読み進められた。
    著者の作品はこれまでも成長物語としての側面が強かったけれど、今作は主人公の年齢が低めなこともありそれが最も濃いし「なるほどあんな立派な人物になるわけだ」と過去作を読んでると納得させられる。

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    2025年02月23日
  • 過ちの雨が止む

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    読後感がとても素晴らしいミステリー。
    作中で起こる事件の真相はかなり胸糞悪いけれど、むしろ本作の中心は主人公とその家族の失敗と再生の話で、その本題がとても良い。
    事件サイドで変わることができなくて堕ちるところまで堕ちる人間を描く一方で、主人公とその家族は失敗をするけれどそれにしっかり向き合って許しを得ていく対比が素晴らしい。

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    2025年02月17日
  • 過ちの雨が止む

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    1作目に続き良かった!
    一気読み必須。
    ジョーも成長してたけど、まだはっきりしない時期に遺産の事や妹に対する気持ちが先走っていたのはまだまだ成長途中、1作目同様、いやいや足もと掬われるぞっとヒヤヒヤしてしまった。
    命に関わる場面も1作目同様緊迫感溢れて手に汗握る展開で読み応えあり。さすがジョー。知恵と勇気あふれる青年。
    ライラと幸せになってほしいと願うばかり。
    母親との話は涙なしには読めなかった。

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    2025年02月16日
  • アリスが語らないことは

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    ピーター・スワンソン、3作目。
    ミランダ、ケイト、アリスと来ましたね。

    大学生のハリーは、父が急死したという知らせで、帰宅します。
    転落死だが、慣れた道なのに?という疑惑も…
    父と再婚した若い継母アリスは美しいが、どことなく不自然な気配も感じられるのだった。

    視点を変えて、過去と現在が交錯します。
    想像の上を行く展開が、じわじわと迫るサスペンス。怖いわ~。
    この構成、滑らかな繋がり、作者の頭の切れには、感心します。
    作風や主人公のタイプは、変化つけて来てますね。どれが一番面白かったか?この時点では迷いました。ミランダは読みやすいけど、ケイトの方が好み。完成度ではアリス?

    5作読んだ時点で、4作目が一番面白かったです☆

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    2025年01月23日
  • たとえ天が墜ちようとも

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    法定サスペンスであると同時に一級の職業モノとしても楽しめる。
    最初は夫婦をテーマにした話と思いきや、それもあるけれど物語中盤でタイトル回収がされて作品の本当のテーマが提示されて「なるほど」となった。
    未解決の課題はあるけれどテーマはしっかり描ききっているので消化不良感はなく楽しめた。

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    2025年01月06日
  • 償いの雪が降る

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    「告白」がテーマになっている作品と感じた。
    あととあるキャラの「生きること」についての見解がかなり印象的で覚えておきたいと思った。
    話の根底にある事件のその犯人はかなり胸糞悪いし主人公の周囲にもろくでもない大人が複数いるけれど、それを覆すくらい主人公と味方になるキャラが魅力的なので気持ちよく読めた。

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    2025年01月03日
  • たとえ天が墜ちようとも

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    エスケンス2作目。
    殺された女性の夫に依頼を受けあらぬ疑いをかけられ大学の教授を辞することになったボディーと刑事のマックス。話にスピード感はないものの熱量と正義感は深く面白い。終わりがこうなるとは。

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    2024年11月09日
  • ケイトが恐れるすべて

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    ネタバレ


    ご同情申し上げます。っていうぐらいに変な男を引き寄せ、事件に巻き込まれるケイト。
    『ケイトが恐れるすべて』そう、まさしく外の世界の全てを恐れているケイト。
    「これはわたしのせいなんです。彼らはわたしに寄ってくる。異常者はみんな。私は磁石みたいなものなの。」
    嫉妬深く、狂気的な元彼はクレアを暗いクローゼットに閉じ込め、ライフルで自分の頭を吹き飛ばして自殺する。又従兄弟は殺人犯かも?の展開の中、どうやら又従兄弟の友達はサイコパス。クレアの新しい彼氏は覗き魔。
    私は不幸を呼ぶ、、、と、生まれてからずっと不安障害に悩まされ続け、心理的にも身体的にも追い詰められていく事件が、距離と時間の巧妙な筋立ての中で、複雑に絡み合ってストーリーが展開されていく。
    うらすじに「想像を絶する衝撃作!」とあるが、ほんと最高!!

    ミステリ、スリラー、サスペンスの大ファンであるスワンソンの作品の設定や場面に、彼の愛読書が顔を出すのもスワンソン作品の魅力だ。

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    2024年10月22日
  • たとえ天が墜ちようとも

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    正義とは何かを追求した、最後の1ページまで楽しめた素晴らしいミステリーでした!容疑者は、殺された女性の夫。刑事の視点の話と、弁護を引き受けることになった刑事の親友である弁護士の視点から交互に書かれていて、刑事のパートでは容疑者が犯人に思えますし、弁護士のパートでは無罪に思えます。また、刑事も弁護士も、どちらも性格がいいので、どちらも応援したくなります。そして物語は二転三転し、真相は斜め上。意外な結末ですが、その後も続きが。この後もますます楽しみです。

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    2024年10月08日
  • だからダスティンは死んだ

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    不穏な気配を漂わせながら、物語は流れる。

    主要人物たちによって物語の視点が変わり、
    「読み手は落ち着かない感覚に囚われ」
    引っかかりを抱いたまま結末まで導かれる。
    最後まで読み終えて、やっと、、、やっと一息つくことが出来た。

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    2024年09月28日
  • 償いの雪が降る

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    ネタバレ

    ネットで見かけて。

    学校の課題で過去の殺人事件を調べ、
    危険に身をさらしながら冤罪を晴らす。
    比較的最近同じような設定の「自由研究には向かない殺人」を読んだので、
    どうしても比べてしまった。
    「自由研究」の方が、
    主人公が高校生と若く、育った町で起こった殺人と身近で、
    SNSを駆使すると新しく、謎解きとして意外なひねりもあって、
    ぴりぴりする感じがして面白かったように思いながら読んでいた。

    それに対して、この作品はアルコール依存症の母親と自閉症の弟を抱え、
    祖父が水の事故で亡くなったのは自分のせいだと悔いており、
    話を聞き始めた殺人犯は、
    三十年以上刑務所暮らしのあげく末期がんで苦しんでいる、と現実的だ。
    被害者の少女の日記に暗号が書かれていて、
    それを解読することが真実への突破口となる、という展開は
    現実的かもしれないがちょっと安直で残念。

    主人公が閉じ込められた車のトランクから逃げ出し、
    自力で山から下りていくところや、
    恋人を人質に取られ犯人を駆け引きしながら助けに行くところが、
    等身大ながら必死に頭をひねって難関を突破しているところが好感が持てた。

    冤罪を晴らせたことを本人に伝えられたのも良かったし、
    犯人逮捕の懸賞金を手に入れて、
    無事大学生活を続けながら弟と一緒に暮らせるようになったという、
    サクセスストーリーだったところも良かったのかも。
    この作品も面白かった、ということで良いと思う。

    そして、
    「The Life We Bury」という原題とは全く異なっているが、
    長年刑務所にいて雪を見ることのなかった殺人犯、いや被害者にとって
    とても重要な意味を持つ「雪」にスポットをあてたこのタイトルは素晴らしい。

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    2024年09月16日
  • たとえ天が墜ちようとも

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    ネタバレ

    うわー、この本もすっごく良かった。エスケンスの本は、4冊出ているが同じ世界線の中で、共通の登場人物が交差していく物語になっている。これまで3冊読んだがどれも面白い。一つひとつの物語が完結しているので、どこから読んでもいいが、出版順がおすすめ。まあ私は1作目の続きが待ちきれず1➔3➔2だったけど、それでも問題なかったが。またまた素敵なタイトルはラテン語で続きがあり、「たとえ天が堕ちようとも、正義を貫きとおす」というもので、本作の深い主題と結びついている。エスケンスは刑事弁護士のキャリアがあり、私も長年法務部門を担い予備知識があるが、本作はリーガルミステリとしても極めて秀逸な構成で抜け漏れがなく、米国の陪審員裁判を中心とした刑事裁制度が正確かつ有効に描きこまれている。エスケンスの作品は全部大絶賛で、出たら必ず買うことを決定ずみ。

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    2024年08月23日
  • 過ちの雨が止む

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    2024年8月16日。再読。実の父かも。妹がいるのかも。母親キャシーが立ち直った?私では充分ではなかったの?

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    2024年08月16日
  • クリスマスに少女は還る

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    子供の頃に双子の妹を誘拐され、殺されたルージュ(男)は警察官になっていた。

    ある年のクリスマス間近、二人の女の子がいなくなる。

    一人は副知事の娘で、知能指数の高いグウェン。
    もう一人は、ホラー映画が大好きで、他者を驚かせることが楽しみで仕方ないサディー。

    親友の二人はそれぞれの家に帰れるのか…

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    2024年08月12日
  • 過ちの雨が止む

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    ネタバレ

    「償いの雪が降る」の続編。すごく良かった。ページターナー要素が多いのと日本人好みの切なさポイント満載の面白さと書いたが、それにも増しての続編、面白くないわけがない。前作の終わりからの直接の物語でなく、数年後、主人公がAP通信の記者になってる頃の話だが、主人公を巡る問題は何も変わっていない。さらに複雑な問題が巻き起こり、悪戦苦闘する物語が展開し、同時並行で静かに救済が進む。3作目は別の視点で書かれ、そのうち翻訳されると思うけど、読める人は2作連続で読んで欲しい。これ絶対面白いやつなので、つべこべ言わずに読めってのに久しぶりに出会った。

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    2024年08月02日