務台夏子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ひまわりめろんさんが読まれているのを拝見して、私も積んでいたので早く読まなくちゃと思いました。
ひまわりめろんさん、ありがとうございます。積読本消化できました。
アメリカ各地の9人に、自分の名を含む9つの名前だけが記されたリストが郵送された。差出人も意図も不明。
だがその後、リストにあったホテル経営者の老人が溺死。
翌日、ランニング中の男性が射殺された。FBI捜査官のジェシカはリストの人々の特定を進めていた。自分も、死んだふたりと同じリストを受け取っていたのだ。次は誰が殺されるのか?
ー以上文庫うらすじより
スワンソンの作品は『そしてミランダを殺す』『ケイトが恐れるすべて』『8つ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ話はとても最後まで面白くわくわくしながら完読したが、あの動機はあんまりでないか?
犯人がもし自分の娘を自分の手で殺めたのなら
百歩譲ってまだ許せるが
なにもかも自分勝手すぎてあんまりだ。
納得できん!
自分は70代まで生きといてまだ若い人たちをそんな理由で殺してしまうなんて許せん!
それとやはり外人の名前は全く覚えられない。
それが男か女かよくわからん。
最初の方の登場人物表を100回は見たわ。
彼の夫という表記が理解できず
そこのページを3回は読み返したけど
自分の中で本の間違いやなと思ってたけどゲイやった。
ああ!
面白かったけどな〜
でもな〜
っ感じ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2025年の27冊目は、外さない作家の1人、ピーター・スワンソンの「9人はなぜ殺される」です。
スワンソン版の「そして誰もいなくなった」と言えます。ページターナーである事は、認めざる得ませんし、一気に読ませる力量は、流石だと思います。
なぜこの9人なのか、誰が犯人なのかという謎は、小出しに仄めかされて行きますので、推察は可能だと思います。探偵役だと思っていた9人の中の1人、FBI捜査官のジェシカが、早々に退場してしまった時には驚きました。余りにもあっさりし過ぎなので、裏が有るように思ってしまいました。同性同名の全くの別人を登場させる小技も嫌いでは有りません。
登場人物が多い状況の中でもスムーズ -
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ネタバレ解説の言葉につきる一冊。
『そしてミランダを殺す』からの快進撃は横目で捉えていた。
『そしてミランダを殺す』は読んでいたが、その後は手付かずで、『8つの完璧な殺人』を読んでから俄然興味が湧いていた過去作の一つ。
「サスペンス・ルネサンス」とはよく言ったもの。
ここ数年のピーター・スワンソンとアリス・フィーニーの新世代サスペンスは正にルネサンス。
不穏さを軸にしつつも読みやすさ、視点切り替えの巧みさによる疾走感があり、めくるめく展開に翻弄されながらゾクゾクとドキドキが止まらない。
過去のトラウマもあって何につけ悪い方への妄想が膨らむ不安神経症のロンドンに住むケイトは、ボストンに住む従兄弟の -
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アレン・エスケンスの「償いの雪が降る」シリーズが面白かったので、こちらも期待。この人の作品は、映像的でノスタルジック。今回は「償いの雪が降る」にも登場したボーディ・サンデンが主人公。って誰?覚えてなかったです。
15歳のボーディの、ひと夏を描いた小説。1970年代、今よりももっと深い差別主義がはびこるアメリカの町。そこへ工場長として黒人一家が、ボーディの向かいの家に引っ越してくる。ボーディは、工場長の息子トーマスと知り合いになるが・・・。
ボーディでさえ知らず知らず無意識にしてしまう差別、大声では立ち向かわず、でも決して屈しない黒人たち、町の有力者が集う白人至上主義のグループ。閉鎖的な町は、 -
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ダフネ・デュ・モーリアといえば、「レベッカ」「鳥」などの恐怖を煽るような小説の名手。
モーリアの、あまり有名でない作品。とはいえ、映像化はされているそうです。
時代は19世紀の初め頃、舞台はコーンウォール。
メアリーは、母と二人だけで農場をやっていたが、母が亡くなり、叔母のペイシェンスの元へ行くことになります。
叔母は、夫と共に旅館を経営しているという。
ボドミン・ムーアという荒野の真っただ中に建つ「ジャマイカ館」、そこは…
叔母はすっかり変わってしまい、顔色が悪く、おどおどしていた。夫であるジョスは荒っぽい大男で、夜になれば不審な輩が大勢集まってくる。
とうてい若い女性が住むようなところ -
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ボストンの郊外に引っ越してきたばかりの版画家のヘンとその夫のロイド。あるとき、隣に住むマイラとマシュー夫婦の家に招待された。
ヘンはマシューの書斎で、ある高校のフェンシングのトロフィーが飾られているのを見た。そのトロフィーは、2年半前に起きた殺人事件の被害者のもので、現場から犯人が持ち去ったとされていたものによく似ていた。もしそれが本物であるのなら、マシューは間違いなく犯人だ。そう確信したヘンは、マシューの周囲を調べ始める。
複数の人間の視点から語られるこの物語は、同じものを撮影している複数のカメラが次々に切り替わっていくように、ずっと読んでいるとくらくら眩暈を起こしそうになる。
すべてにの -
Posted by ブクログ
犯罪小説8編を「完璧な殺人」のリストとしてブログに書いた書店のマルコム。
ある日FBIの捜査員が訪ねてきて、リストの通りに殺人が起きていると言う。
果たして犯人は。
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ステキな作家さんに出会ってしまった。
途中で、もしかするとこの展開は…と思ったけれど、そこからの二転三転は読めなかった。
思いもかけない展開で、最後は一気読み。
また、さまざまなミステリ作品への敬意が感じられるのも良かった。
文章もいい。
原作もそうなのだろうけど、訳者さんも良いのだろう。
スラスラと読めて、途中で読み返すこともなかった。
面白かった。
他の作品も読んでみようと思う。 -
Posted by ブクログ
“ルート66”別名「マザーロード」
20世紀アメリカポップカルチャーを象徴する大陸横断道路。
古くはスタインベック『怒りの葡萄』で農民たちが西へ向かい、最近ではディズニーアニメ「カーズ」の舞台となる。
1985年に廃線となる。
既にいくつかの作品で“クール・ビューティー”で独自の世界を進むニューヨーク刑事マロリー。
児童失踪事件を追うとともに、ベールに包まれた自分の父の秘密を辿る、マロリーの“旅”でもある。
スタインベックの農民たちと、行方不明の子を探す親たちの集団の心理が被る。
少しまわりくどい展開に我慢が必要だったが、エンディングが良いので救われる。