務台夏子のレビュー一覧

  • 過ちの雨が止む

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    『償いの雪が降る』を読んでからだいぶ時間が経ったけど、続編やっと読めた。
    ジョーの成長とその後の恋人のライラとの関係が知れて嬉しかった。
    またしても次から次へと問題や危険にみまわれるジョー。
    会ったことなくても本当の父親はやっぱり気になるし、毒親でも母親は母親で向き合わなくては前に進めない。
    家族に縛られるけど、逃れられない。
    ジョーの葛藤と成長。
    今後も楽しみ!

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    2024年05月27日
  • あの夏が教えてくれた

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    ネタバレ

    『償いの雪が降る』に登場する弁護士ボーディ・サンデンの高校時代を描く青春ミステリ。
    公民権法が制定されて間もない、まだ人々の意識に人種差別が色濃い時代。田舎町に住む少年ボーディの向かいに都会から越してきたのは、ボーディ家よりも裕福な黒人のエルギン家。一家の息子トーマスはボーディと同い年の少年で、彼よりも経験豊富で洗練されている。当初は衝突した二人だが次第に交友を深めていく。
    ある日キャンプをしていた二人は、山林の中で行方不明になっていた女性の死体を見つけ、それが近頃話題になっていた横領事件の渦中にあった女性ということを知る。
    時を同じくして、コープスと呼ばれる白人至上主義集団がエルギン家や彼ら

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    2024年05月19日
  • あの夏が教えてくれた

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    これまで読んできた作品に比べ、甘め。ミステリ要素よりも、少年の夏がじわじわ滲みる青春小説の側面が強いです。彼らが聴く音楽とか過ごし方とか、そうだよなと思わせるものばかりでこちらも郷愁に浸りました。大人へと歩みを進める少年の足跡が目に見えるよう。そしてホーク、、、泣けちゃうよ。また、ブラックの方々が置かれている状況のあまりの厳しさに目を覆いたくなります。カントリーサイドの話だとはいえ、これは酷すぎる。小説を読まなければ知ることができない現実、まだ今もあるのでしょう。

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    2024年05月13日
  • 8つの完璧な殺人

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    ネタバレ

    ピーター・スワンソンと言えば前に「アリスが語らないことには」を読んだが、あまり私の好みではなかった。なので今回どうかな?と思いつつ読んだが、これは面白かった!読む前に目次に目がいくが、最後に「アクロイド殺し」と書いてあったので、あーこれは所謂、信頼できない語り手なんだなと注意深く用心。でも中盤で語り手が真実を告白し(後で全てを告白したわけではないと分かったが)、どのように話が着地するのか全く予期出来なかった。結局、語り手は自分自身さえも信用できない、ギリギリの心理状態だった故に、読むこちら側も最後まで惑わされてしまった。実際、身近に実行犯が”本当に”いたなんて思いもしなかった。語り手の主人公は

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    2024年05月11日
  • たとえ天が墜ちようとも

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    マックス・ルパート刑事と親友のボーディ・サンデン弁護士(教授)が、妻殺しの事件の訴追側と弁護側で対決、という要約をもとに読み始める。
    法廷ミステリは苦手なので躊躇してたが、そんなにガチの白熱対決でなくてよかった(ふっー)
    友情と正義、どちらも大切に扱われてます。
    それにしてもこの作者、終盤のたたみかける展開とどんでん返し的なケリのつけ方が凄まじい。お気に入りです。

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    2024年05月08日
  • いま見てはいけない デュ・モーリア傑作集

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    先が読めないハラハラ加減に、早く読み進めたくなるところを、ぐっと堪えて堪能。とてもおもしろかった。
    一番好きなのは十字架の道。

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    2024年05月07日
  • クリスマスに少女は還る

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    積読の中から1冊。いつかクリスマスシーズンに読もうと思っていたけど、結局、今。1999年初版との事。意外と古かった!
    少女2人が誘拐され、行方が分からなくなってしまう事件。過去に双子の片割れを誘拐され殺された経験を持つ刑事ルージュが事件を追っていく。警察やFBIの連携の悪さにイライラしつつ(携帯電話もない時代だし余計に)、早く彼女たちを助けてあげてとハラハラしながら読んだ。一方で誘拐された少女たちグウェンとサディは、協力し困難に立ち向かう。
    そして最後の最後でどんでん返し。あ〜これは思いもしなかった。クリスマスの奇跡だったのか。少しビターな結末でした。
    中盤でルージュが事件を目撃したディヴィッ

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    2024年04月29日
  • あの夏が教えてくれた

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    ボーディは田舎町で暮らす15歳の少年。父を亡くし母親と寂しい日々を送っている。高校に馴染めず、友達は一人もいない。静かすぎるその町で最近大事件が起きた。町最大の企業に勤める黒人女性が不審な失踪を遂げたのだ。捜査中の保安官が、ボーディが慕っている隣人のホークを訪ねてきた。女性はかつてホークの部下で、ふたりのあいだには噂があったという。思いがけない事件が、ボーディの日常に不穏な影を落とす――。現実に悩みながらも、少年は鮮やかに成長する。『償いの雪が降る』の著者による心震える青春ミステリ!

    翻訳四作目。今回も良作。少年たちの一夏の冒険記かと思いきや、そうではありませんでした。

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    2024年04月04日
  • ケイトが恐れるすべて

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    緊迫感のあるサイコサスペンス・ミステリーで面白かったです!従兄弟としばらくの間、住居を交換して住むことになった主人公。交換した住居の隣人が亡くなったことを知りますが、なぜか被害者との関係を隠す怪しげな従兄弟。そして被害者の部屋を監視していた、これまた怪しげな隣人の存在。そして読み進めるに従って何かがおかしいと思わせるこの不安感、最後の展開に至るまでの緊迫感とすごく良かったです。

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    2024年03月28日
  • 8つの完璧な殺人

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    「そしてミランダを殺す」の著書ピーター・グライムズスワンソンの新作であるということで、読んでみた。8つの実際のミステリーの模倣犯だろうかと思いつつ読み進めた。この中のアガサクリスティーは読んだことがあるが、その他「見知らぬ乗客」を読んだことがなく、今度読みたいと思う。

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    2024年03月10日
  • 8つの完璧な殺人

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    ミステリー専門書店主マルコムがブログに完璧な殺人が綴られているミステリー小説8作のリストを掲載した。
    FBI捜査官グウェンからリストになぞらえた殺人事件が続いていることを告げられたマルコムは半信半疑ながらも事件を探っていく。。
    作中にはアガサ・クリスティやハイスミスなど様々な作家の作品が登場します。
    それだけでもワクワクさせられたし、途中からは思ってもいなかった展開になっていって読む手が止まらずでした。
    作中に登場する作品はネタバレがあるので読みたい作品がある方はそれだけは注意した方がいいと思います。

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    2024年02月05日
  • そしてミランダを殺す

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    痴情のもつれといえばそれまでだが、この小説ではそれぞれの登場人物(特に女性)の立ち位置が複雑になっていて、展開が気になってどんどん読んでしまった。

    (ストーリーと関係なしに、アメリカやイギリスの小説を読んでいると、ティーンエイジャー達の生活の治安が心配になる)

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    2024年01月17日
  • だからダスティンは死んだ

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    ピータースワンソンさん何冊か読みました!

    私の好きなオチに落ちてくれて読み応えありで
    ハラハラ展開ありで好きな推理小説

    視点が変わるので臨場感もあります!

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    2024年01月02日
  • だからダスティンは死んだ

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    男あるある女あるあるをものすごい切れ味で切り込んでおいて最後にコテコテのミステリで畳み込んできた

    読み終わってから振り返るとちゃんとグッとくる邦題になってる

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    2023年12月18日
  • だからダスティンは死んだ

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    久しぶりの海外ミステリー。解説にあったとおり、"上質"のミステリーでした。とにかく登場人物みんなが怪しく、なんだかもやもやしたまま進んで、最後に色々辻褄が合い、なるほど!と唸ってしまいました。

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    2023年11月24日
  • アリスが語らないことは

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    良質なサスペンスミステリーでした。過去と現在に登場しているアリスは、果たして同一人物なのか?おそらくこの物語を読むと、誰もがまず、そのことを思うと思います。これは、過去と現在のシーンで繰り返される構成の妙といったところ。また歴史は繰り返すというのも、この本のテーマの一つ。最後まで読むと、アリスと一緒に長く生きてきたような気になりました。

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    2023年10月21日
  • アリスが語らないことは

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    この作者さんらしい女性に、わたしはなぜこんなに魅了されてしまうのか。
    警戒して読んでいたのでラストにあまり衝撃は受けなかったけど、それでも最後までとてもとても楽しかった。こんなふうにこんな女性を魅力的に描けるなんて。ラストまで彼女は彼女のまま。そこが彼女らしく、すこし、切なくもある。

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    2023年10月20日
  • そしてミランダを殺す

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    ある日、出会った美女に殺人を持ちかけられたら?
    しゃれたタイトルと、あらすじ紹介の2行目で想像したのと似たようなタッチの作品ではありましたが。
    展開は予想外で、クール!

    空港のバーで、テッドは知り合ったばかりの美女リリーに妻が浮気していると喋り、殺したいと口走ると、当然だと言われる。
    妻の名はミランダ。
    まさかと思いつつも、再会を約束する二人。

    リリーというのが実は、普段は地味な勤めをしている目立たない女性。
    テッドは企業家で大金持ち。
    ミランダは美人だが気が強く、わがまま。
    とはいえ、殺されるほどのことをしているかと言うと、そうでもない。

    ただ、現実にも出会ったら、「嫌だな」と思うだろ

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    2023年10月15日
  • だからダスティンは死んだ

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    ピーター・スワンソンの小説の構成は登場人物の視点、語り手が交代しながら物語が進行していくところなのか、『ミランダ』からこの辺りは変わらず。
    そして、静かだなあ、と思う。常に冷静と静寂な空気感が漂っていて。
    その空気感が好きで、たんたんと読み勧めてしまう。
    『そしてミランダを殺す』の続編が出る、との噂を耳にして楽しみでならない。

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    2023年10月12日
  • そしてミランダを殺す

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    いつ殺すのかなあってダラダラ読んでいたら、半分くらいで思いもしてなかった事態になって、震えて、それから最後まで一気に読んだ。
    一つのシーンを2人の視点で描くのもよかった。主観と客観の違和感を、殺す人と殺される人で描くの天才すぎる。
    最後までどうなるか読めないのも、好き。
    サイコパスの殺人鬼が主観なので気持ちいい読書ではなかったけど、完成度高すぎる。傑作であることは間違いない。

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    2023年09月09日