【感想・ネタバレ】ケイトが恐れるすべてのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年09月10日

え、え!どうなる?
の連続で寝る間も惜しんで読みふけった本。
こういう本に出会える幸せを噛み締めつつ、
主人公の不幸せさに怖気を震わせながら。

ケイトは普通の女の子のはずだったのに何故か変な男を呼び寄せてしまうという磁力もある(本人が言うのだから間違いない)
又従兄のコービンという、殆ど見ず知らず...続きを読むの男性と半年間住まいを交換するなどと、住宅事情の悪い日本では考えられない、イギリス人とアメリカ人。この件については、まあ、不問とすることにしたとしても!

次々に判明する、(作者が案内してくれる)過去の事件の諸々。いちいち驚いていたのでは追いつかない変態たち…

「ミランダ」も「アリス」も読んだので、是非ともこれを読まねば!と思い。
変態たちの仕様も桁違い。
それにしてもスケールが違うのは私は普通に過ごしてるから?日本人だから?

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Posted by ブクログ 2022年03月27日

怖い怖い怖いっ 不安と疑念と差し迫る恐怖がリアル!超良作サスペンスミステリー #ケイトが恐れるすべて

ロンドンに住む主人公ケイトが、アメリカに住む従兄と部屋を交換するところから物語は始まる。チャレンジングな新しい生活を求めつつも、もともと不安症持ちの彼女は憂いでいた。
そんな中、交換した部屋に到着...続きを読むした翌日に隣に住む女性が死体で発見されてしまう。誰が殺したのか… 同じアパートに住む人々、訪ねてくる人々、従兄、警察官たちが、さらにケイトを不安にさせていく。

強烈な登場人物たちが暗躍する描写がお見事、ズバリ面白い!
どんだけ変態なんだと。

ストーリーの組み立ても素晴らしく、少しずつ見えてくる事実が読み手すら不安にさせてくる。そして衝撃的な真相、殺るか殺られるか… こ、怖いっ

海外ミステリーですが決して読みづらくなく、サスペンスな展開にぐいぐい飲み込まれてしまいます。また重厚感がたまらないですね。海外文化や世界観にも触れられるところも最高です。洋画もいいですが、海外小説もおすすめですよ。

最後にケイトには優しく誠実な男性と幸せになってほしいと思いました。がんばってね。

「そしてミランダを殺す」も傑作ですが、自分はこちらの方が迫りくる感じが好きでした。最新作も読もうと思います。ミステリー好きには鬼おすすめの作品です!

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Posted by ブクログ 2022年02月19日

怖!こわいこわい。
ケイトは、そりゃトラウマになるわ…という過去の事件から、アメリカでもまた事件に巻き込まれていくのだが、犯人が異常者すぎて本当に可哀想だった。
ピーター・スワンソンは多視点もののサスペンスが上手いんだな、と、『アリス』『ミランダ』そして本書と読んできて感じた。
本書は驚きという点で...続きを読むは他著にはやや劣るものの、各登場人物の心理描写や過去のエピソード、そして「現在」に進行している事件にどう関わっているかというパズルのような構成の確かさ。
このようなミステリ(サスペンス)は特に、物語のほんの些細な瑕疵によって、読み手はその没入感や勢いを殺がれてしまうものだけれど、そういったものもなく(たぶん)、終盤ではすっかりケイトの幸せを願うまでになっていた。

大丈夫、ケイトはきっと幸せになれる。
最後の手紙が泣かせた。

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Posted by ブクログ 2024年03月28日

緊迫感のあるサイコサスペンス・ミステリーで面白かったです!従兄弟としばらくの間、住居を交換して住むことになった主人公。交換した住居の隣人が亡くなったことを知りますが、なぜか被害者との関係を隠す怪しげな従兄弟。そして被害者の部屋を監視していた、これまた怪しげな隣人の存在。そして読み進めるに従って何かが...続きを読むおかしいと思わせるこの不安感、最後の展開に至るまでの緊迫感とすごく良かったです。

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Posted by ブクログ 2023年06月05日

怖かった...夜中に家族が寝てから1人でリビングで読んでたから余計に。怖いけど、どうなるの?どうなるの?と気になりどんどん読み進んでしまった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年05月06日

心配性の女、又従兄と部屋交換、引越し直後に隣人女死亡
被害者との関係隠す又従兄、向かいの覗き趣味の男、近所うろつく怪しい男
死体はんぶんこ、パラサイト

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Posted by ブクログ 2023年01月20日

ミステリーよりもサイコホラー色が強い!

登場人物それぞれの視点から事件を見ていく展開です
本の半ばから、あれ?この人怪しい……??
と、何となく感じますが、この本は犯人の異常さなどのホラー?要素を楽しむ形になってます

犯人視点から書かれてる描写は本当に怖い……
ゾクゾクとする感覚を味わえます
...続きを読むもしろかった!

役者さんも読みやすく書いてくれているのも良い

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年11月02日

ピーター・スワンソン二作目。

誰が本当のことを言っているか、本当に起こっていることは何か、語られていることは真実か。
相変わらずこの作者の登場人物はみんな怪しい笑

ぐいぐい引き寄せられる感じは前作「ミランダ…」の方が上か。後半の展開は面白かったが、序盤が退屈すぎて…少し残念。

犯人のヤバさは前...続きを読む作を軽く超える。
一緒に暮らすスリルが好きなサイコキラーとか、ド変態すぎてどうしたらいいのかわからない笑
前作も今作も、呼吸するように人を殺める人物が多すぎる…外国こえー。

最後は一見ハッピーエンドか?と思ったけど、よくよく考えると窓の向かいから生活を監視していたやつですよ、その人。

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Posted by ブクログ 2022年06月12日

気が付いたら怒涛の務台夏子さんヘビーローテーションだったw

そして次はダフネ・デュ・モーリアの『鳥』なんて読んでみようかなと思ったりしてこれじゃあまるで「僕って結構海外ミステリを訳者さんで選んでるみたいなところあるじゃない?(知るか)だって重要じゃない?誰が訳してるかで物語の雰囲気って変わってくる...続きを読むし」みたいな鼻につくタイプの海外ミステリファンみたいだ

もしフォローして下さってる人の中に海外ミステリを訳者さんで選んでる方がいらした場合はここまでのことは全て忘れて下さい(フォロー外さないで!)

でも訳者さんが重要だというのは激しく同意したい
鼻にはつくが同意したい

同じ作家さんでも訳者さんが違うとやはりちょっと違うな〜と思う
と同時に原書で読んだらどんな風に感じるのかなって思ったりもする
思ったりもするが実現に向けて努力するようなことはしない
ただぼんやりと思うだけ

なりたかったなぁ『英語が話せる人へ』なんちて

さて『ケイトが恐れるすべて』です

いやぁ面白かった
面白かったし良く出来てるなぁと思いました
そして、そうか『ミランダ…』も推理小説として読んじゃったからいまいちに感じたんだなと思いました

これ推理小説じゃないですね
犯人は誰?みたいなスタンスで読む話じゃないですきっと
不思議な違和感をケイトと一緒に恐怖し不安を募らせて行くのが正しい気がしました

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Posted by ブクログ 2022年05月21日

そしてミランダを殺す、読んだことある気がしたけど覚えていないまま本作を。犯人は早めの段階で勘づいてしまったけど、全体としてよくまとまっていて、さくさく読み進められた。

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Posted by ブクログ 2022年02月08日

ロンドンに住むケイトは、又従兄のコービンと住居を交換し、半年間ボストンのアパートメントで暮らすことにする。だが新居に到着した翌日、隣室の女性の死体が発見される。女性の友人と名乗る男や向かいの棟の住人は、彼女とコービンは恋人同士だが周囲には秘密にしていたといい、コービンはケイトに女性との関係を否定する...続きを読む。嘘をついているのは誰なのか?

上質なサスペンス、ここにあり。ロバータ・ジェイムズ刑事が、一作目にも登場していたとは気づかず。

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Posted by ブクログ 2022年01月21日

ケイトの恐怖は正しかった。
妄想でも幻想でもなく そぐ側で起きていた。
見えない何かの存在と、
自分の頭の中の声の存在。
一度生まれた恐怖を脱ぐのは簡単な事じゃない。

真犯人が誰なのか、序盤から早々に
予想させておいて、徐々に真の恐怖の内訳が
紐解かれ、読み始めたら止められない。
映像化必須!
...続きを読む画になっても楽しめるはず。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年01月20日

こういうミステリーとサスペンス両方の側面を持つ小説大好き。出てくる登場人物次から次へとヤバいやつばっかで草。それぞれの視点から物語が紡がれていきストーリーが進んでいくのも◎メンタル抉られそうなくらいシリアスでサイコパス。先の展開がどうなるのか気になりすごく楽しくあっという間に読み終わってしまった…
...続きを読むこの作家さんは初見でしたが他の作品も評価が高いので読んで見ようと思う。

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Posted by ブクログ 2021年07月24日

 小説が始まってほどなく主要な登場人物はすべて登場するが、出てくる人物すべてのクセがすごい。サイコパスな犯人による猟奇殺人が絡んでいるが、どこまでが犯人サイドで、どこまでが被害者になり得る側なのか、ストーリー展開はスピーディーで先を読み急がせる。鳥肌モノの最後のあと、もうひと展開期待したが、そこまで...続きを読むはそこは抜けていなかった。

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Posted by ブクログ 2021年07月16日

ミランダ〜から早数ヶ月。無駄な寄り道が多いイメージの作家だが、今回は最後まで楽しく読む事が出来た。

又従兄弟のコービンと住居交換をしたケイト。
過去の男ジョージの黒い影に苦しみ、自分を変えるために踏み出した一歩のはずがーー。
翌日隣人オードリーが不審死を遂げる。彼女を取り巻くアランやジャック 悲劇...続きを読むの定番スパイス複数メンズの存在。このスリーメンズの発言はどれも興味深く、まるで「ダウト」をしているかのよう。

誰が真実を語り、誰が嘘を吐いているのか...主にこちらが読者の興味をそそるメインストリートとなるのだが、この侵食していくようなジワジワと進む前半とは打って変わって、終盤に入っての突如のギア変。THE サスペンスなスピード感は読者の休息を許してくれない。言ってくれればその前に睡眠を挟んだものを...寝不足だ...

酷いトラウマから抜け出そうとするケイト。
消して熱意や根性がある訳ではなくどこか「あわよくば...」な彼女の姿勢に第三者として不快な気持ちは持てど、そんなグラグラのメンタルに「リアル」を感じとても好感的なキャラクターとなった。

星の欠けた部分は、スリーメンズ達の行動だ。恋愛の仕方が嫌!!!ヒーローな自分に酔いしれてる感が堪らなく嫌!!!!でもこの嫌悪もまた楽しいから困った物だ。
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サスペンスが主食の貴方。是非、オードリーの不審死の真実とケイトの行く末にドキマギしながらこの作品を楽しんで下さいませ。

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Posted by ブクログ 2021年04月15日

二股恋愛で遊び半分が殺害事件となった。アリバイトリックで即座には逮捕されなかったが犯罪は繰り返された。人間は一度上手くいくとうまく逃れると思ってしまうのか。

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Posted by ブクログ 2021年01月16日

ミステリー。

ロンドンに住むケイトは、ボストンに住む又従兄のコービンと住居を半年交換する事になる。

ケイトがボストンの交換した住居に到着した翌日に、隣人が死体で発見される。

疑わしい人物が複数出てくるが、物語に出てくる男達が、全て変だった(笑)。

ケイト自身も過去に壮絶な体験をしている。

...続きを読むケイトの過去と、コービンの過去が語られていくが、ストーリーが進むにつれて、想像の上をいく狂気が展開されていく。

凄いストーリーだった。

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Posted by ブクログ 2020年04月24日

面白かったー。ドキドキする!これ映像化したら怖くて早送りしたくなる!
犯人はこの人かなとわかってしまったけどそれをわかったとしても面白く読めました。

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Posted by ブクログ 2020年02月29日

主人公ケイトは常に頭の中で最悪の事態を想像してビクビクし時にはパニックに陥ったりもする。それは過去のトラウマのせいなのだが、同情よりもイライラさせられる。物語に出てくる男性はどれもこれもクズばっかりだし、ハッキリ言って疲れる作品だ。同じ出来事を語り手を変えて明らかにしていく手法は、気を付けないとまん...続きを読むまと作者の罠にハマってしまう。でも読まずにはいられない、ケイトはどうなるのか、男たちはどうなるのか、気になってラストまで一直線、まんまと罠にハマったようだ。

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Posted by ブクログ 2024年04月10日

想像したら怖いシーンも。でも文体自体は凄く読みやすかった。ケイトって弱いと思ってたら、最後読み終わった時には強いという真逆に。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月14日

「そしてミランダを殺す」を読んでから、この作品を読む。そして~は最初から犯人の視点から物語が進むので、あまり面白く無かったが、今回は犯行には、まったく係わっていない人物の視点から語り始めたので、多少は面白いと感じたが、途中で早々に犯人が分かってしまう。これはそして~を読んでいるので、作者のワンパター...続きを読むンなトリックで、直ぐに気が付いてしまい興ざめする。
主人公を始め、精神的に問題の有る人ばかりが出てくるので、少し現実味が無い様にも思えるのだが、逆に世の中、本当はおかしな人ばかりなのかもしれない(笑)
前作同様、ミステリー初心者の方が読むのに丁度よい小説ですね。

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Posted by ブクログ 2023年09月06日

導入はよかったのに、読み進むにつれて入れ替わり立ち替わり視点が変わり、同じ場面が何度も繰り返されるとさすがにまどろっこしく感じてしまった。
別の視点から見たら実は…という手法は好きだけど、今作ではあまりうまく活かせていなかったように思う。ただ冗長なだけというか説明過多というか。ケイトともう一人くらい...続きを読むに絞ったほうがよかったのでは。
ケイトはいつも最悪の事態を想像をしてはパニックを起こしそうになっている。それなのにホラーやサイコ作品が好きというのが不思議。

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Posted by ブクログ 2023年07月03日

読みはじめて、、、あれ、なんかどこかで、、、と、思ったら、
そして、ミランダを殺すの著者と同じ人だった。
失敗したなぁ、、、、
あの、なかなかミランダ殺さない本と同じ人かぁ、、、、と、思ったら、案の定進みの遅いミステリーでした。笑

海外がこういうのが多いのかもかぁ?

近隣情報をモリモリ盛ってもっ...続きを読むて、やっぱり犯人はこの人。みたいな。笑
いや知ってたし、そうだよね。
伏線のような伏線じゃないような。
帯に、真相が明かされた瞬間驚愕で震える!

って書いてあったけど、これは誇大広告で訴えられるわ。

淡々と始まって、だよねーで、終わった。

ただ、一つ言えるのは。
こんな淡々と始まって終わるのに、読める!!!!伏線みたいな顔した日常の描写はとっても臨場感があって、まるでわたしが住んでるようでした!笑

ミステリーとしてはイマイチだけど、読み物としては楽しめる!そんな一冊!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年10月20日

主人公のわりにケイトがあまりストーリーの役に立ってないというか関係ないというかただそこにいただけというか。
信用できない語り手ばかりでどういう展開になるのか気になって読み進めるも意外と普通で衝撃度は低め。
中盤で大体の真相がわかって後半は答え合わせみたいな感じだけど、猫がいいアクセントになってたりケ...続きを読むイトが病んでるせいだと思われた不可解な出来事が実はヘンリーの仕業だったりと退屈せずに最後まで読めた。

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Posted by ブクログ 2022年06月17日

短編を積みあげながら最後は一気に。それでも登場人物や物語の流れを振り返ることなく読み進めることの出来る技量に感嘆。

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Posted by ブクログ 2022年03月10日

登場人物みんなどっか精神的にやられてて、怖かった。

コービンのアパートメントがどんな感じなのか、あんまりイメージできなかった。豪華で広くて部屋数多くて・・・。
地下につながる階段は、名探偵ポワロでそういうのが出てきたのでイメージできた。海外では普通なのかな?あの構造はけっこう危険だよね。

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Posted by ブクログ 2021年12月09日

ロンドンに住んでいるケイトは、又従兄のコービンと住まいを交換し、半年間ボストンで暮らすことになった。しかし、ボストンでの新しい生活が始まって早々に、同じアパートメントに住むオードリーという若い女性が殺されるという事件が起きてしまう。
過去に恐ろしい経験をしたケイトは極端に怖がりで、悲観的なものの考え...続きを読む方をしてしまう傾向がある。でも今起きていることが果たして、彼女の勘違いなのか、それとも実際に起こっていることなのか、読んでいるわたしたちにはもちろん判断がつかない。
コービンはどうやらオードリーと関係があったようだが、なぜかそれを周りに隠していたらしい。そして、オードリーの向かいの部屋に住んでいる、覗きが趣味のちょっと異常者のように描かれている男性の存在も怪しい(でもケイトは彼にちょっと惹かれちゃってる)。

物語の語り手はくるくると変わる。これがまた面白い。彼らが語る自身の過去が、非常に壮絶で恐ろしいから。
誰もが心の中に、または過去に、様々な秘密を抱えているのだ。まともな人は一人もいないように見えるため、全員が怪しく感じられる。
果たして本当の犯人は誰なのだろうか。
その犯人の魔の手はケイトにも届こうとしている。
ラストに近づくにつれて緊張感は加速していき、息も詰まるくらい。

なかなか読み応えのあるサスペンスだったと思う。
『そしてミランダを殺す』も面白いみたいなので、ぜひこちらも読んでみたいと思った。
しかし、外国ではおうちを交換して暮らすというのは日常的に行われていることなのだろうか。
昔『the Holiday』という他人同士(確かそうだったと思う)の女性が、住んでいる家を交換してしばらく生活するという映画を観た。
自分の家に他人が暮らすなんてねえ。。。
移り住んだ先に、若き頃のジュード・ロウがいるならそれも悪くないけど。



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Posted by ブクログ 2021年06月24日

主人公のケイトが又従兄のコービンと住居を交換した直後、隣人の死体が発見される所から始まるサスペンス。描写が非常に緻密で序盤は頁を捲る手が滞ったものの、話が動き出してからは俄然捗る。伏線を全て回収し、収まるべき所にきっちり収まる非常に懇切丁寧な作品ではあるが、筋書きの割に遠回りした印象は否めないし、犯...続きを読む人視点の第二部が冗長ゆえに第一部のラストをピークに物語も盛り下がっていく。犯人が典型的なサイコパスだと意外性がなさ過ぎてどうしても興醒めしてしまう。食事の描写は「そしてミランダを殺す」と同様に秀逸だったけれど。

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Posted by ブクログ 2020年09月13日

他の人が誉めている程、感激はしなかった。
多分和訳の文章を読みづらいと感じたせいかも。
本の中で一番気に入っているのはサンダースの描写。もしくは誰かが語るサンダースの性質。彼は建物全体を自分の住みかだと思っているし、住人全員を彼のスタッフだと思っている。可愛い。彼はこの建物に属している事は明らか。

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Posted by ブクログ 2020年05月10日

読みやすい訳文、ひねりの効いた展開、思った以上に良い作品でした。ただ途中の殺人の場面の陰惨さに比べると、ラストが予定調和的なのではないかと…。もっと嫌ミス的な終わり方にして欲しかったというのは望みすぎでしょうか。

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